口呼吸の治し方 その2 〜舌の吸盤化〜

 口呼吸を直すには、萎縮した口唇をストレッチで伸ばし、口輪筋を鍛える必要があります。
 →前記事:「口呼吸の治し方 その1 〜口輪筋を鍛えよう!〜」

 そして、口唇だけでなく、「舌の位置」が重要になります。
 舌の位置?? そう、舌の位置です。

 あなたの舌は、普段、口の中のどこに位置していますか?
 口呼吸をしているあなたは、おそらく舌の表面や舌先は、どこにも接していないと思います。
 あなたの舌は垂れ下がって、下顎のくぼみの中に収まっているものと思われます。
 舌がその位置にあると、下顎も垂れ下がり、口唇が開いて、口呼吸になってしまいます。

 口の中での正しい舌の位置は、舌を吸盤のように、上顎に舌をピタッと吸着させるのです。
 上顎に海苔が貼り付いてしまったのを、舌で取り除こうとするときのように、
 または、チッ!と、舌打ちをするときのように、舌の表面を上顎(硬口蓋)に密着させます。
 文字で説明すると難しいですが、百聞は一見に如かずです。 
   舌の吸盤化参考文献:『舌は下でなく上に』 宗廣素徳 文芸社 2011 より引用

 上記のイラストのように、常に舌を上顎に押しつけて吸着させるのです。
 食事や会話のとき以外、四六時中、舌を吸盤化させて上顎に密着してください。
 起きているときにずっと出来るようになれば、睡眠中でも無意識に出来るようになります。
 私は2ヶ月で睡眠中でも舌の吸盤化をマスター出来ました(^^;

 舌を吸盤化させることにより、睡眠中に舌根が落ち込まないので気道を防ぐことがなくなります。
 イビキや睡眠時無呼吸症候群、朝の口臭や、鼻・のどの炎症などのトラブルが改善します。

 口輪筋を鍛えると同時に、舌の吸盤化を行えば、口呼吸が治ります。
 むしろ、口輪筋の萎縮を治し、舌の吸盤化をしながら口唇を開くことは非常に困難です(^^;

 口呼吸という悪いクセは、一朝一夕には治りません。
 唇が開いていることに気づいたら、意識して口輪筋に力を入れ、舌の吸盤化をしましょう。
 毎日コツコツ努力することの繰り返しです。

 口呼吸をなんとしてでも治したい!という強い気持ちが必要です。
 口呼吸が改善されると、口や顎が引き締まって小顔になれますよ ^^)b
 肌荒れや二重あごなどのたるみなど、美容・美顔にもオススメです。

 →次カテゴリ:「上咽頭とアレルギー」

副腎疲労症候群に効くツボ 〜ストレスからの回復と再起動〜

 副腎が弱ってしまう原因は、質・量ともに積もり積もって限界を超えてしまったストレスです。
 初めのうちは、交感神経や副腎が活発になって、ストレスに抵抗しようと頑張ります。
 しかしストレスが大きすぎると、はたらき過ぎを起こし、やがて力尽きてダウンしてしまいます。
 その結果、心身が消耗性してしまって、さまざまな症状が出てくるのです。
 →記事:「副腎ってなに? 〜副腎疲労症候群はこんな症状〜」

 そんなストレスに打ち負かされてしまった副腎疲労症候群を治すには、
 副腎や自律神経に負担になる事をやめ、休養と栄養をしっかりとって回復させることです。
 →前記事:「副腎疲労症候群のセルフケア 〜悪いことをやめる&良いことをする〜」

 まずはストレスによってはたらき過ぎを起こしてしまった交感神経を抑える必要があります。
 それぞれの内臓の交感神経のはたらき過ぎを抑えて、心身をリセットします。

 心臓や肺、胃腸・肝臓、腎臓などの内臓の交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボは、
 心臓はH3、肺はH1、胃腸は左F1・F6、肝臓は右F2・F6、腎臓はH3 です。
 →カテゴリ:「心臓・肺のツボ」   →カテゴリ:「胃腸・肝臓のツボ」
 →カテゴリ:「腎臓・膀胱のツボ」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 そして今度は、喝を入れて、止まってしまった心身を再起動させます。
 心身に強くかかってしまったブレーキを解放するツボは、手足の薬指のH5・F5です。
 →記事:「副交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ 〜心身に喝!を入れます〜」

 ツボ刺激や生活改善のセルフケアで、再び元気な心身を取り戻せますように!

副腎疲労症候群のセルフケア 〜悪いことをやめる&良いことをする〜

 副腎疲労症候群は、限界を超えたストレスにより、副腎のはたらきが弱った状態です。
 副腎が弱ると、ストレスに打たれ弱くなり、心身が消耗して、さまざまな症状が出てきます。
 →記事:「副腎ってなに? 〜副腎疲労症候群はこんな症状〜」

 【カフェインを摂らない】
 心身がシャキッとしないとき、カフェインを摂ると、やる気・元気が出ますよね。
 しかしカフェインは、副腎にムチを打って無理矢理に労働させるようなもなのです。
 一時的には元気になったような気がしますが、実は、副腎にとっては大きな負担になります。
 コーヒー、コーラ、緑茶、チョコレートなど、カフェインを含むものは止めましょう。

 【精製炭水化物を摂らない】
 副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血糖症(血糖調節異常)である可能性が大いにあります。
 副腎ホルモンが少ないと、血糖値を上げて正常範囲内に維持することが難しくなるからです。

 低血糖症の人が消化吸収の早い糖質を摂ると、ドーピングのように疲労感は一気に解消します。
 しかし、糖質は、血糖値の乱高下を招き、ふたたび低血糖状態を招いてしまいます。
 血糖値を上げるはたらきをする副腎は、ますます疲労してしまう悪循環になります。
 →記事:「血糖値の乱高下を防ぐ食事 〜機能性低血糖症・血糖調節異常のセルフケア〜」

 【塩分を控えない】
 副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血圧症である場合が大いにあります。
 体液の電解質(ナトリウム-カリウム)のバランスを副腎が調節しているからです。
 塩辛いものが欲しい場合、身体の求めに応じて塩分を摂るように心がけてください。
 毎食みそ汁を食べたり、飲料水に塩(0.9%生理食塩水)を入れて飲むようにすればOKです。
 また、野菜ジュースは、カリウムを大量に含んでいるので、副腎疲労の人にはNGです。

 【早めに就寝】
 副腎疲労の人は、朝や午前中の体調が悪く、夕食後ぐらいになって元気になってくるものです。
 これは副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌時間(体内時計)がズレているためです。
 →前記事:「朝起きられない、夜になると調子が良くなる 〜副腎ホルモンと日内リズム〜」

 夜になると元気になるかも知れませんが、夜更かしすることは副腎に負担をかけます。
 副腎を休ませて体内時計を戻すためにも、夜10時までには必ず就寝してください。
 そして朝起きたら、体内時計のズレを元に戻すため、直射日光を浴びてください。

 【適度な運動】
 何もしなくても既に疲れているので、おそらく運動する気にはなれないでしょう。
 しかし、散歩やウォーキングなど適度な運動は、副腎の回復に有効です。
 翌日に疲れが残らない程度に運動を続ければ、徐々にスタミナがついてきます。
 決して無理をせず、出来る範囲で運動してください。
 →カテゴリ:「ストレスマネージメント」

 【副腎回復の栄養素】
 副腎疲労を回復させるには、ビタミンC、パントテン酸(ビタミンB5)、マグネシウムが有効です
 ビタミンC2000〜4000mg、パントテン酸1500mg、マグネシウム400mgが1日の目安です。
 これらの栄養素を多く含む食品を食べたり、お財布に余裕があればサプリメントをどうぞ。

 →次記事:「副腎疲労症候群に効くツボ 〜ストレスからの回復と再起動〜」


 参考文献
 『医者も知らないアドレナル・ファティーグ 疲労ストレスは撃退できる!』
 Wilson,James L/本間良子 中央アート出版社 2011
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大阪のはりきゅう師さん

Author:大阪のはりきゅう師さん

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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