肘痛に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 肘の曲げ伸ばしが痛い…。ふきんや雑巾を絞れない…。
 よくテニス肘やゴルフ肘(?)なんて言われますが、肘の痛みはスポーツだけに限りません。
 日曜大工でトンカチやドリル、ハサミの使いすぎなどでも痛くなります。
 理由は何であれ、治し方は共通です。

 どういう動作のときに最も痛みますか?曲げる?伸ばす?ひねる?
 ラケットや雑巾を持ったときに痛むなら、実際に持ってみましょう。
 痛みが出る姿勢を保ったまま、その痛みを感じる場所周辺を押さえて下さい。
 最も痛く感じるツボを探し出し、そこに円皮針を貼りましょう。
 ツボの見つけ方・探し方は、カテゴリ:「円皮針の使い方」をご覧ください。

 痛いところに円皮針を貼っても効果がなかった。
 痛みはマシになったが、まだ痛い。
 そもそも痛いと思ったところを押さえても痛くなかった。
 そんなときは、次で紹介する、井穴刺激を試してみてください。

 →記事:「肘痛に効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~」

肘痛に効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~

 痛みを感じる場所を押さえても、それほど痛くないことが、よくあります。
 肘に痛みを感じても、痛みの発信源は別の場所かも知れません。
 →前記事:「肘痛に効くツボ ~痛いところに円皮針~」

 そのような場合は、痛みを感じる場所から選ぶツボが良く効きます。

 まずは、いろいろ身体を動かして、肘の痛みを確かめてください。
 肘のどのあたりが、どういう動作のときに、最も痛みを強く感じますか?
 痛みの強さや、痛む範囲をよく観察して覚えておいてください。
 だいたいの場所さえ分かれば、大丈夫です。
 肘を伸ばして、手のひらを前に向けた姿勢を基準として…

   肘の痛みの図肘の痛みを感じる場所

 肘の外側の痛みは、H1・H6のツボです。外側上顆炎(テニス肘)などに効くツボです。
 肘の内側の痛みは、H3・H4のツボです。内側上顆炎(ゴルフ肘)などに効くツボです。
 肘の後面の痛みは、H5のツボです。上腕三頭筋腱炎などに効くツボです。
 肘の前面の痛みは、H2のツボです。
 刺激をするツボは、痛い側(右肘が痛いなら右側)の手のツボを選んでください。
   手の井穴図手の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボ刺激をしたあと、痛みの出る動作をもう一度やって、痛みの変化を確認してください。
 効果があれば、その場で痛みが改善します。
 変化が分からない場合は、「改善なし」と判断して、他方のツボを試してください。

 あなたの肘の痛みが治りますように!

腰痛のセルフケア ~腰が痛くても、腰が悪いとは限りません~

 腰という漢字は、「月(からだ)」 の 「要(かなめ)」 と書きます。
 腰が痛いというのは、私も経験がありますが、かなり辛いですね。
 立ち座りなど、身体を動かすことはどんな動作でも、腰にこたえます。
 普段は何気なくしている動作が、いかに腰と関係するかを学ぶ機会になります(^^;
 
 ひと言で「腰痛」といっても、腰痛の原因には、いろいろなものがあります。
 腰に痛みを感じるからといって、腰が悪いとは限らないからです。

 胃腸や腎臓など、内臓の不調が痛みの原因かもしれません。(内科)
 帯状疱疹・ヘルペスが出てくる数日前にも、痛みがあります。(皮膚科)
 女性であれば、婦人科系の病気でも腰が痛くなります。(婦人科)
 骨折や腫瘍、感染症、血管の閉塞なども見逃せません。(外科)
 実は、うつ病・仮面うつの症状だということもありえます。(精神科)

 腰痛でお困りの方は一度、そのような病気が隠れてないか病院で診てもらって下さい。
 腰痛だからといって、受診するのは整形外科だけではないのです。

 整形外科では、腰椎の変形や椎間板ヘルニアが痛みの原因だと言われるかも知れません。
 そのように言われたら、逆に安全です。安心してください。
 骨の変形や神経の圧迫は、痛みの原因にはなりません。
 その痛みは、筋肉や皮膚の痛みなので、手術しなくても治ります。
 →記事:「椎間板ヘルニア 頚椎症・腰椎症のウソ 神経の圧迫で痛みは出ません!」

 それでは、さまざまな腰の痛みに効くツボを紹介していきます。
 →次記事:「腰痛に効くツボ その1 ~内臓からのメッセージ~」

腰痛に効くツボ その1 ~内臓からのメッセージ~

 検査で異常が出るほど悪くなくても、内臓の不調が痛みとして感じることがあります。
 腰に痛みを感じるからといって、腰が悪いとは限らないのです。
 →前記事:「腰痛のセルフケア ~腰が痛くても、腰が悪いとは限りません~」

 このような痛みは、痛みを感じる場所ばかりを治療しても、なかなか良くなりません。
 なぜなら、腰の筋肉そのものの痛みではなくて、内臓の不調を表現した痛みだからです。

 病院の検査で発見される前の内臓の不調でも、腰痛は起こります。
 いわゆる、「未病」という状態です。
 そのような内臓の不調を表す腰の痛みに効くツボを紹介していきます。

 まずは、あなたの腰の痛みを観察してください。
 どのあたりの場所が、どのようなときに、どの程度、痛みますか?
 その痛みを、よく覚えていてください。

 腰の痛みとして表現される内臓の不調には、胃腸や膵臓、肝臓、腎臓などが関係します。
 出てくる症状は、痛みだけでなく、重だるさなどの違和感もあります。

 腎臓のツボは、左右のF3(左右の足の小指内側)です。
 →記事:「腎臓のツボ ~毎日お風呂の半杯分の血液をキレイにしてます!~」

 肝臓のツボは、右F2・F6(右足の親指内側・人差し指外側)です。
 →記事:「肝臓のツボ ~飲み過ぎ食べ過ぎには気をつけて!~」

 胃腸・膵臓のツボは、左F1・F6(左足の親指外側・人差し指外側)です。
 →記事:「胃腸のツボ ~口唇から肛門までの長い道のり~」
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 いきなり、3つ全てのツボを同時に刺激しないくださいね。
 そうでないと、どのツボが効いたのか分からなくなりますから。

 まずは腎臓のツボを刺激して、先ほどと同じように腰の痛みを確認してください。
 これで腰痛が、少しでも痛みがマシになっていれば腎臓の疲れが一因です。
 まだ痛みが残っていたり、痛みに変化がないときは、次のツボを刺激します。
 肝臓のツボも、胃腸のツボも、刺激をしてから痛みの再確認をしていってくださいね。

 これらのツボ刺激で、腰痛が改善する場合、内臓のどこかにトラブルがあるかも知れません。
 念のため、一度、内科の先生に相談してみてください。

 それでも痛みが残っている、痛みに改善がない場合は、
 次に紹介する筋肉の痛みに効くツボを試してみてください。
 腰の痛みは、筋肉の痛みによるものがほとんどです。

 →次記事:「腰痛に効くツボ その2 ~痛いところに円皮針~」

腰痛に効くツボ その2 ~痛いところに円皮針~

 腰の痛みには、内臓の不調から来る腰痛もあります。
 そのような内科的な原因でない腰痛の多くは、筋肉や皮膚の痛みです。
 →前記事:「腰痛に効くツボ その1 ~内臓からのメッセージ~」

 腰の痛みを訴えて、整形外科のレントゲンやMRIなどの画像検査では、
 腰椎の変形や分離、すべり、椎間板ヘルニアなどが見つかるかも知れません。
 そして、それらの骨や椎間板の異常が腰痛の原因だと言われることがほとんどでしょう。

 しかし、その痛みの説明は間違っています。
 あなたの腰痛は、常に痛いわけではなく、痛みを感じないときもあるはずです。
 温めるとマシとか、動かさなければ痛くないとか、横になってるときはラクだとか。
 そんなことをしても骨や椎間板は変化しないのに、痛みが変化するのは、おかしな話ですよね?
 痛みは構造の問題ではないのです。痛みは、はたらきの問題なのです。
 →カテゴリ:「痛みのメカニズム」
 →カテゴリ:「神経の圧迫で痛みが!?」

 さて、あなたの腰は、どういう動作のときに最も痛みが強くなりますか?
 顔を洗うとき、靴下を履くときなど、痛みの出る動作は、人それぞれです。

 ますは痛みが出る姿勢を少し保ったまま、その痛みを感じる場所周辺を押さえてみて下さい。
 押さえてみて、最も痛みを感じる、激痛の一点がツボです。
 そこに円皮針を貼りましょう。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 痛いところに円皮針を貼っても改善がない。
 または痛みはマシになったけど、まだ痛む。
 はたまた、そもそも痛いと思ったところを押さえても、それほど痛くなかった。
 そんなときは次に紹介する、痛みを感じる場所によるツボを試してみてください。

 →次記事:「腰痛に効くツボ その3 ~痛みを感じる場所~」

腰痛に効くツボ その3 ~痛みを感じる場所~

 腰が痛いはずなのに、腰を押さえてみても、それほど痛くないことは、よくあることです。
 腰に痛みを感じても、痛みの発信源は別の場所かも知れません。
 →前記事:「腰痛に効くツボ その2 ~痛いところに円皮針~」

 そのような場合は、痛みを感じる場所から選ぶツボが良く効きます。

 まずは、いろいろ身体を動かして、腰の痛みを確かめてください。
 腰のどのあたりが、どういう動作のときに、最も痛みを強く感じますか?
 痛みの強さや、痛む範囲をよく観察して覚えておいてください。

 痛みというものは、最初は「痛い場所はココ!」と場所がハッキリ分かっていても、
 時間が経つと、「なんとなくこの辺り」とだんだん広がって、自分でも分からなくなります。
 でも大丈夫です!だいたいの場所さえ分かれば何とかなります。下の腰の図をご覧下さい。
   腰痛腰の痛みを感じる場所から選ぶツボ

 腰の真ん中くらいの痛みなら、百会という、頭の真ん中、てっぺんのツボです。
 腰の背骨の両脇の痛みならF4(足の小指外側)のツボです。
 腰の外側、お尻や腰の横側、脇腹なら、F5(足の薬指外側)のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 刺激をするツボは、痛い側(右腰が痛いなら右側)の足のツボを選んでください。
 左右両方の腰や脚に痛みを感じるのなら、右と左のツボを刺激してください。

 ツボ刺激をしたあと、痛みの出る動作をもう一度やって確認してください。
 効果があれば、その場で痛みが改善します。
 変化が分からない場合は、「改善なし」と判断して、他方のツボを試してください。

 この痛みを感じる場所から選ぶツボで改善が見られない場合は、
 次で紹介する、痛みが出る動作から選ぶツボを試してみてください。

 →次記事:「腰痛に効くツボ その4 ~痛みの出る動作 回旋・側屈・前屈・後屈~」

腰痛に効くツボ その4 ~痛みの出る動作 回旋・側屈・前屈・後屈~

 痛いと感じるところが、必ずしも本当に痛いとは限りません。
 実際に押さえてみても、痛くないことがあるのです。
 今度は、痛みの出る動作から選ぶ、腰痛に効くツボを紹介します。
 →前記事:「腰痛に効くツボ その3 ~痛みを感じる場所~」

 立ち上がるときや、顔を洗うときなど、痛みの出る動作は、人それぞれ異なります。
 腰はいろいろな方向に動かせますが、腰の動きを、次の3パターンに分解します。

 1.ひねる・ねじる、横に倒す(回旋と側屈)
 2.前に曲げる・前に倒す(前屈)
 3.後に反らす・のけぞる(後屈)

 複数の動作で痛む場合は、まずは最も痛みが強く出る動作のツボから順にお試し下さい。

 1.回旋と側屈時の腰痛
 腰をひねる・ねじる
、または、横に倒すときに痛みが出るときの腰痛に効くツボは、
 F2・F5です。足の親指内側と、足の薬指外側のツボです。

 2.前屈時の腰痛
 腰を前にかがめる、お辞儀をする
など、前屈するときに痛みが出るときの腰痛に効くツボは、
 F3・F4です。足の小指の内側と外側のツボです。

 3.後屈時の腰痛
 腰をまっすぐに伸ばす、そらす、のけぞる
ときに痛みが出るときの腰痛に効くツボは、
 F1・F6です。足の親指内側と、足の人差し指外側のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 たとえば、右の腰が痛むときは、まずは右のツボだけを刺激してください。
 それから、効果を見極めながら、次に左のツボも刺激してください。
 左右両方の腰が痛ければ、最初から左右のツボとも刺激しても構いません。

 大事なことは、ひとつひとつのツボの効果を確かめながら治療することです。
 ツボを刺激する前に、まずは痛む動作を行います。
 そのとき、痛みを感じる場所や範囲、痛みの程度をよく観察します。
 そして、ツボを刺激したあとに、もう一度、同様に観察して、痛みの変化を確認してください。
 正解のツボに当たれば、その場で痛みが改善しますよ。

 あなたの腰痛が、治りますように!

膝痛のセルフケア ~軟骨のすり減りが痛みの原因ではありません~

 お昼間のテレビを見てると、膝関係の健康食品のCMが、なんと多いことでしょう!
 実は、「膝痛に効く」とは、一言も宣伝していないんですけどね(^^;
 それだけ膝の痛みで困っている人が多いということです。

 実は、軟骨には痛みを感じる神経がありません。
 ですから、膝の軟骨がすり減っても、それ自体が痛みを引き起こすことはありません
 髪の毛には痛みを感じる神経が通ってないので、切っても痛くないのと同じです。

 CMでは、いかにも軟骨のすり減りが痛みの原因であるかのような映像を見せつけてくれます。
 それを見た人は「軟骨がすりへってるから膝が痛いのね」と思うのも無理ないです。

 膝の軟骨と関係して、「変形性膝関節症」という状態があります。
 これは、読んで字のごとく、「膝の関節が変形してますよ」という意味です。
 ただ膝の関節に変形があるだけで、それが痛いか痛くないかは、また別物です。
 60歳以上の約半数に膝関節の変形が見られるという話があります。
 だからと言って、膝に痛みを訴える人は半数もいませんよね。

 痛みを治すには、まずは痛みとは何かを理解することから始まります。
 まず先に、カテゴリ:「◆痛みを知ろう!」 をご覧ください。

 膝の痛みは、膝に関係のある筋肉や皮膚の痛みです。
 ですから、お風呂で温めたり、マッサージやストレッチで痛みが和らぐのです。
 もし軟骨のすり減りが痛みの原因なら、こんなことで楽になるはずがありませんよね?

 膝に痛みを作る大きな原因のひとつが、あなたが履いている靴です。

 靴底のクッション性の低い靴(デッキシューズなど)は、足裏の筋肉が疲労します。
 カカトが高すぎる靴(ハイヒールなど)は、ふくらはぎにコリを作ります。
 サンダルやスリッパなど脱ぎやすい靴は、足の甲やスネの筋肉が疲労しやすくなります。
 歩いている途中にすっぽ抜けないよう、自然に足指を反らしてしまうからです。

 これらの足に負担の多い靴による足の筋疲労が、膝や腰の痛みを作ってしまいます。
 たとえ近所の買い物でも、足にやさしいシューズを履くようにしてください。

 それでは、膝の痛みのツボ治療を紹介していきます。
 →次記事:「膝の痛み・膝関節痛に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

膝の痛み・膝関節痛に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 膝が痛む原因には、いろいろなものがあります。
 プリン体と尿酸で有名な痛風も、膝関節痛を引き起こします。
 また、膝関節にバイ菌が入って化膿しても、膝関節痛が起こります。
 このような場合は、病院できちんと診てもらう必要があります。
 
 ここでは、そのような病気ではない膝痛のツボ治療を紹介します。

 膝の痛みは、軟骨のすり減りではなく、膝と関係する筋肉や皮膚の痛みが原因です。
 →前記事:「膝痛のセルフケア ~軟骨のすり減りが痛みの原因ではありません~」

 あなたの膝は、どういうときに最も痛みを強く感じますか?
 まずは、どんな動作のときに、膝のどの辺りに痛みが出るのか確かめましょう。

 膝を曲げる、伸ばす。座る、立つ。歩く、階段を上る。いろいろな動作がありますね。
 もし正座が出来ないのであれば、どこまで膝を曲げたら痛むのか確認してください。
 何度も動かしても、やっぱり同じ場所が、同じ程度に痛むのが、本当の痛みです。
 その膝の痛みの場所や程度をよく観察して覚えていてください。

 そして、痛みが出る姿勢を少し保ったまま、痛みを感じる場所周辺を押さえてみて下さい。
 太ももの上の方から、スネやふくらはぎまで膝周辺を広く調べてください。
 押さえて痛みを感じる中でも、最も痛く感じる点(=ツボ)を探してください。
 押さえてみて、最も痛みを感じる、激痛の点があるはずです。
 そこがツボです。そのツボに円皮針を貼ってください。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 痛いところに円皮針を貼っても効果がなかった。
 痛みはマシになったが、まだ痛い。
 そもそも痛いと思ったところを押さえても痛くなかった。
 そんなときは次に紹介する、痛みを感じる場所から選ぶツボを試してみてください。

 →次記事:「膝の痛み・膝関節痛に効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~」

膝の痛み・膝関節痛に効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~

 膝が痛いはずなのに、膝を押さえてみても、それほど痛くないことは、よくあることです。
 膝に痛みを感じても、痛みの発信源は別の場所かも知れません。
 →記事:「膝の痛み・膝関節痛に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 そのような場合は、痛みを感じる場所から選ぶツボが良く効きます。

 まずは、いろいろ身体を動かして、膝の痛みを確かめてください。
 膝のどのあたりが、どういう動作のときに、最も痛みを強く感じますか?
 痛みの強さや、痛む範囲をよく観察して覚えておいてください。

 痛みというものは、最初は「痛い場所はココ!」と場所がハッキリ分かっていても、
 時間が経つと、「なんとなくこの辺り」とだんだん広がって、自分でも分からなくなります。
 でも大丈夫です!だいたいの場所さえ分かれば何とかなります。下の膝の図をご覧下さい。
   腰下肢膝の痛みに効くツボ
 膝の内側、内股の痛みなら、F1・F2・F3のツボ
 膝の前面(膝のお皿)や太ももの前面の痛みなら、F6のツボ
 膝の外側、太ももの外側の痛みなら、F5のツボ
 膝の裏側、ふくらはぎ、太ももの後面の痛みなら、F4のツボです。 
   足の井穴図足の井穴図
 選んだツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボは、膝の痛む側のツボを選んでください。
 例えば、右膝の内側が痛い場合、右のF1・F2・F3のツボを選びます。

 ツボ刺激をしたあと、最初にやった痛みの出る動作をもう一度して、痛みを確認してください。
 痛みの強さや、痛みを感じる範囲はどうですか?
 効果があれば、その場で痛みが改善します。
 変化が分からない場合は、「改善なし」と判断して、他のツボを試してください。

 あなたの膝の痛みが治りますように!

股関節痛・お尻の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 股関節の痛みにもいろいろあります。
 脱臼や骨折、骨頭壊死やなど、外科的手術が必要とされる股関節痛もあります。
 この記事では、そうでない股関節の痛みに対して家庭で出来るツボ治療のお話です。
 
 たいていの股関節痛は骨盤と太ももの骨で作られる関節周囲の筋肉や皮膚の痛みです。
 筋肉や皮膚が引きつったり、つっぱったり、血流が悪くなったときに痛みます。

 さて、あなたの股関節は、どういう動作のときに最も痛みが強くなりますか?
 ますは痛みが出る姿勢を少し保ったまま、その痛みを感じる場所を押さえて下さい。
 押さえてみて、最も痛みを感じる点を探し出して、そこに円皮針を貼りましょう。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 痛いところに円皮針を貼っても改善がない。
 または痛みはマシになったけど、まだ痛む。
 はたまた、そもそも痛いと思ったところを押さえても、それほど痛くなかった。
 そんなときは、痛みを感じる場所によるツボを試してみてください。

 →次記事:「股関節痛・お尻の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~」

股関節痛・お尻の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~

 股関節が痛いはずなのに、痛みを感じる場所を押さえてみても、それほど痛くない。
 そんなことは、よくあることです。
 股関節に痛みを感じても、痛みの発信源は別の場所かも知れません。
 →前記事:「股関節痛・お尻の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 そのような場合は、痛みを感じる場所から選ぶツボが良く効きます。

 まずは、いろいろ身体を動かして、股関節の痛みを確かめてください。
 どのあたりが、どういう動作のときに、最も痛みを強く感じますか?
 まずは身体を動かして、どの場所がどういう動作で痛みがひどくなるのか確かめましょう。
 脚を挙げるとき、降ろすとき、片足で体重をささえるとき…、などなど。
 痛みの強さや、痛む範囲をよく観察して覚えておいてください。

 痛みというものは、最初は「痛い場所はココ!」と場所がハッキリ分かっていても、
 時間が経つと、「なんとなくこの辺り」とだんだん広がって、自分でも分からなくなります。
 でも大丈夫です!だいたいの場所さえ分かれば何とかなります。
 股関節まわり・お尻の痛みの場所の図をご覧下さい。
   股関節の痛みの図股関節の痛みを感じる場所から選ぶツボ

 股関節の前面、ビキニライン(そけい部)の痛みは、F1・F6のツボ
 股関節の後面、お尻の付け根の痛みは、F3・F4のツボ
 股関節の外側、太ももの骨の出っ張り(大転子)の痛みは、F5のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボは、痛い側(右の股関節が痛いなら右側)の足のツボを選んでください。
 痛む場所の範囲が広い場合は、最も痛みの強い場所から治療してください。

 大事なことは、ひとつひとつのツボの効果を確かめながら治療することです。
 ツボを刺激する前に、痛む場所や範囲、痛みの程度をよ~く観察します。
 ツボを刺激したあとに、もう一度、痛みが出る動作をして、痛みの変化を確認してください。
 正解のツボに当たれば、その場で痛みが改善します。
 ですので、変化が分からない場合=改善なし、として別のツボを試してください。

 あなたの股関節・お尻の痛みがなくなりますように!

脊柱管狭窄症のセルフケア ~痛み・シビレの原因は神経の圧迫!?~

 歩いていると腰から脚にかけて痛みやシビレなどの症状が出てきて歩けなくなる。
 ちょっと休憩したら、それらの症状が軽減して再び歩けるようになる。
 そのような状態を、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言います。

 MRIなどの画像検査で、脊柱管(背骨の中を神経が通る空間)が狭くなっていた場合、
 「脊柱管狭窄症」という診断が下ることがあります。

 腰部の脊柱管が狭くなると足腰に通じる神経が圧迫され、痛み・シビレの原因に…
 と病院では説明を受け、場合によっては脊柱管を広げる手術を勧められることもあります。

 しかしこの説明は誤りです。神経は圧迫されても痛みやシビレは生じません。

 足腰の痛みやシビレは感覚神経(知覚神経)という電線を伝って、脊髄・脳へ伝えられます。
 感覚神経が強く圧迫されると痛み・シビレの信号が伝わらず、何も感じなくなります(麻痺)。
 もし万一、脚が動かなかったり感覚が消失、尿が出ないなどの麻痺症状が出たら救急車を!

 電気コードを強く圧迫すると断線して通電しなくなります。
 もし電線を踏んで発電するのなら、電力会社なんて不要です。
 神経が圧迫されて生じる症状は麻痺なのに、逆に痛み・シビレを感じるのは変な話です。

 足の裏には全体重が加わって神経が圧迫されているのに、痛くも痒くもありませんよね。
 もちろん画鋲を踏んだら痛いですが、それは神経が正常に働いている証拠です。

 つまり、脊柱管狭窄症が存在しても、それは痛みやシビレの原因では無いということです。

 足腰の痛みやシビレの原因は、足腰の筋肉です。
 歩行で使われる足腰の筋肉がカチコチに緊張して硬く凝っているのです。

 歩くことで足腰の筋肉に疲労が蓄積し、痛みやシビレなどの症状を発するようになります。
 ちょっと休憩すれば筋肉の疲労が回復するので、再び歩けるようになるのです。

 歩行はダメでも、使う筋肉が異なる運動(たとえば自転車)なら大丈夫なハズです。

 足腰の筋肉の治療をすれば痛みやシビレは治りますが、脊柱管の狭窄はそのままです。
 脊柱管を広げる手術をすると狭窄は治りますが、足腰の痛みやシビレはそのままです。
 あなたはどちらを選びますか?

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 脊柱管の狭窄で神経が圧迫されても、痛みやシビレなどの症状は出ません。
 もし神経が強く圧迫されると、身体を動かせない・何も感じないなどの麻痺症状が出ます。

 腰部脊柱管狭窄症と言われている足腰の痛みやシビレは、足腰の筋肉が原因です。
 歩行で使われる筋肉が疲労して弛緩できなくなり、循環が悪くなって痛みシビレを発します。
 →前記事:「脊柱管狭窄症のセルフケア ~痛み・シビレの原因は神経の圧迫!?~」

 足腰のカチコチに硬く凝った筋肉の緊張を解いてやれば、痛みシビレは治ります。

 まずは、どこの筋肉がトラブルを起こしているのかを見つけましょう。

 実際に歩いて痛み・シビレが出てきたら、その場所の周辺を広く押さえて調べます。
 脚ばかりでなく、鼠径部(ビキニライン)や殿部(お尻のほっぺ)なども探ってください。
 立ったままの姿勢で調べるので、手の届かない場所は誰かに手伝ってもらってください。

 押さえると激痛を感じる点、歩行時の症状が再現する点などに円皮針を貼ります。
 そして再び歩いてみて、歩ける時間が長くなったり、症状が軽減・改善していれば成功です。
 先ほどと別の場所に痛みを感じるようであれば、同様にツボを探して円皮針を貼ってください。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 円皮針を貼っても症状が改善しなかった、そもそもツボを見つけられなかった場合は、
 症状を誘発する動作から選ぶツボを試してみてください。

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~

 腰部脊柱管狭窄症と言われている足腰の痛みやシビレの原因は、足腰の筋肉です。
 歩行運動で負担がかかっている筋肉の治療をすれば、症状は改善します。
 →前記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 トラブル筋肉がどこか分からないときは、つらい動作から選ぶツボ刺激を試してください。
 立った姿勢で、いろいろな方向に腰を動かしてみましょう。

 前屈・腰を曲げると痛い・突っ張る場合のツボは、F3・F4です。
 後屈・腰を反らすのが辛い場合のツボは、F1・F6です。
 側屈・腰を横に倒しにくい、回旋・腰をひねりづらい場合のツボは、F2・F5です。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針・ピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 動作で歩行時の症状が誘発・再現されなくても、やりづらい動作のツボを選べばOKです。
 やりづらい動作が複数あるときは、最も辛い動作のツボから刺激してください。

 ツボ刺激したあと、再び最もつらい動作をして症状が改善していれば成功です。
 そして歩いてみて、いつもの調子と比べてみてください。

 つらい動作がまだ残っていたら、その動作に対応するツボ刺激をしてください。

 つらい動作はマシになったが、まだ歩行時の症状が改善しない。
 動作も歩行も改善しない場合は、痛み・シビレの場所から選ぶツボ刺激を試してください。

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その3 ~痛み・シビレの場所から選ぶツボ~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その3 ~痛み・シビレの場所から選ぶツボ~

 歩行時の足腰の痛み・シビレは、足腰の筋肉のトラブルが原因です。
 筋肉が疲労すると収縮・弛緩が出来なくなり、無理に動かそうとすると痛みが出ます。

 疲労している筋肉を見つけ出し、その筋肉の緊張を解いてやれば症状は改善します。
 →記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」
 →前記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~」

 筋肉の痛みはピンポイントで指し示すことは難しく、なんとなくこの辺りという曖昧な感覚です。
 どこが痛いのか自分でもハッキリ分からない場合もあります。

 そんなときは、おおざっぱに痛みを感じるだいたいの場所からツボを選んでください。
   腰下肢
 脚の後面・太ももの裏側・ふくらはぎの痛み・シビレには、F3・F4のツボです。
 脚の外側・太ももの外側・スネの外側の症状には、F5のツボです。
 脚の前面・太ももの前側・スネの場合には、F1・F6のツボです。
 脚の内側・内股・スネの内側は、F1・F2・F3のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針・ピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボ刺激のあと、歩いてみて普段の症状と比べてみてください。
 症状が出るまでの時間、歩ける距離、痛み・シビレの強さ・範囲など観察してください。

 症状に少しでも改善があれば、そのツボ刺激を続けて改善を積み重ねれば、やがて治ります。

 あなたの足腰の歩行時痛・シビレが治りますように!

足首の痛み、捻挫の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針・お灸~

 スポーツなどをやっていると、捻挫で足首を痛めることがよくあります(涙)。
 レギュラー争いや、試合前だと、休んでいるわけにはいきません。
 アイシングやテーピングなどで、痛みをこらえながら頑張ってしまいます。
 そうやって、痛い方の足をかばっていると、他の場所まで痛くなってきます。

 実は、捻挫による足首の痛みは、案外、はりきゅうで簡単に取れてしまいます。
 腫れや内出血がある場合でも、痛みは取れます。
 痛みと、腫れ・内出血は、また別物です。腫れが引いても、痛みは残ります。
 アイシングなどの腫れの治療と、痛みの治療は別々に行いましょう。

 まずは、どういう動作のときに足首が最も痛みますか?
 足首を反らす、内返し、外返しのとき?地面を蹴るとき、体重をかけるとき?

 痛みが出る姿勢を少し保ったまま、痛む場所の周辺をあちこち押さえてください。
 足首の捻挫で痛めやすいのは、内くるぶし・外くるぶしの周辺が多いです。
 押さえて痛いところの中でも、最も痛いところ(=ツボ)を探し出してください。
 そこに円皮針を貼りるか、お灸をしましょう。捻挫にはお灸が結構効きます!

 ツボの見つけ方・探し方は、カテゴリ:「円皮針の使い方」をご覧ください。
 お灸のやり方は、記事:「お灸による井穴刺激のやり方」に準じて参考にしてください。

 痛みはマシになったが、それでもまだ痛い。
 または、痛いところに円皮針やお灸をして効果がなかった。
 そもそも痛みを感じる場所を押さえても、痛くなかった。
 そんなときは、次で紹介する痛みを感じる場所から選ぶツボを刺激してみてください。

 →次記事:「足首の痛み、捻挫の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~」

足首の痛み、捻挫の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~

 足首が痛いはずなのに、押さえてみても、それほど痛みを感じないことがあります。
 逆に、急性の場合には、どこを押さえても、飛び上がるほど痛いこともあります。
 そのような場合は、痛みを感じる場所から選ぶツボが良く効きます。
 →前記事:「足首の痛み、捻挫の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針・お灸~」

 まずは、いろいろと足を動かして、足首の痛みを確かめてください。
 どの場所が、どういう動作で、痛みが強くなりますか?
 足首の痛みの強さや、痛む範囲をよく観察して覚えてください。

 「なんとなくこの辺りが痛い」と、だいたいの場所さえ分かれば大丈夫です!
 下の足首の図をご覧下さい。
 足首の痛み
 足首の痛む場所から選ぶツボ


 足首の痛む場所が、
 足首の内側・内くるぶし周辺なら、F1・F2・F3のツボ。
 足首の前面が痛むなら、F6のツボです。
 ツボ番号がありませんが、中指の爪の生え際(内・外側)も効果的です。
 足首の外側・外くるぶし周辺なら、F5のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 刺激をするツボは、痛い側(右足首が痛いなら右側)の足のツボを選んでください。
 
 ツボ刺激をしたあと、最初にやった痛みの出る動作をもう一度して、痛みを確認してください。
 痛みの強さや、痛みを感じる範囲はどうですか?
 効果があれば、その場で痛みが改善します。
 変化が分からない場合は、「改善なし」と判断して、ほかのツボを試してください。

 あなたの足首の痛みが治りますように!

 →次記事:「かかと・足の裏の痛みに効くツボ」

かかと・足の裏の痛みに効くツボ

 私事ですが、ジョギングをしていて何が悪かったのか、カカトを痛めてしまったことがあります。
 足を地面に着けるたびに痛く、歩行もままならず、情けない思いをした経験があります(涙)。
 でも、たまには痛い思いをした方が、患者さんの辛さが分かるというものです(^^;

 さて、かかと・足の裏の痛みに効くツボのお話です。

 【ツボその1】
 まずは、痛む場所を、あちこち押さえてみて、最も痛む点(=ツボ)に円皮針を貼ってください。
 ツボの見つけ方・探し方は、カテゴリ:「円皮針の使い方」をご覧ください。
 これで、痛みが楽になったら、万々歳です!

 【ツボその2】
 かかと・足の裏の痛みに効くツボは、ふくらはぎ(スネの後面の筋肉のふくらみ)にあります。
 下図はツボが出やすい場所を、あくまで参考程度に示したものです。
   かかと・足裏かかと・足の裏の痛みに効くツボ
 コツは、痛みの出る体勢でツボを探すことです。立ったときに痛むなら立ってツボを探します。
 上図に惑わされずに(笑)、ふくらはぎをあちこち押さえてもらってツボを探してください。
 そして最も痛む点や、痛い場所にひびくような点があったら、そこがツボです。
 その点に、円皮針を貼ってください。

 【ツボその3】
 その1・その2のツボでも、痛みに変化がない・マシになったけどまだ痛い。
 そんなときは、足の指先のツボを刺激してみてください。
   足の井穴図足の井穴図
 かかと・足の裏の痛みに効くツボは、足の小指のF3とF4のツボです。
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 あなたのかかと・足の裏の痛みが治りますように!

手首の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 テーブルに手をついたり、タオルを絞しぼったり、蛇口をひねったり、重い荷物を持ったり…
 そんなときに手首に痛みが走る!痛いですよね(涙)

 手の使いすぎ、腱鞘炎だと言われ、湿布薬を貼っているうちに、自然に治るのがほとんどです。
 とりあえず病院で、痛風などの病気がひそんでいないか、診てもらって下さい。

 神経が圧迫されて、痛みやシビレが出てると説明されるかもしれませんが、これは誤りです。
 神経の圧迫では、手の筋肉が痩せる・動かせない、触っても感じないなどのマヒ症状が出ます。
 →カテゴリ:「神経の圧迫で痛みが!?」

 手首を動かしたときに痛みが出るのは、たいていの場合、手首周辺の筋肉が原因です。

 どういう動作のときに最も痛みますか?曲げる?反らす?ひねる?
 手をついたときに痛むなら、実際にその動作や姿勢をしてみましょう。
 痛みが出る格好を保ったまま、その痛みを感じる場所周辺を押さえてみて下さい。
 最も痛く感じるツボを探し出し、そこに円皮針を貼りましょう。
 ツボの見つけ方・探し方は、カテゴリ:「円皮針の使い方」をご覧ください。

 痛いところに円皮針を貼っても効果がなかった。
 痛みはマシになったが、まだ痛い。
 そもそも痛いと思ったところを押さえても痛くなかった。
 そんなときは、次で紹介する、指先のツボ刺激を試してみてください。

 →次記事:「手首の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~」

手首の痛みに効くツボ その2 ~痛みを感じる場所~

 前回の記事では、手首を押さえて痛むところに円皮針を貼る治療法を紹介しました。
 →記事:「手首の痛みに効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 今回は、痛みのある場所によるツボ治療の紹介です。下の図をご覧ください。
   手首の痛み手首の痛みの図
 ・手首の親指側の痛み→H1・H6
 ・手首の小指側の痛み→H3・H4
 ・手首の甲側の痛み→H5
 ・手首の手のひら側の痛み→H2
   手の井穴手の井穴図
 それぞれ、ご自身が痛みを感じる場所に対応したツボ(井穴)を選んでください。
 上の手首の図は右手のものですが、例えば、左手首の親指側に痛みがあるなら、
 左手のH1とH6のツボを選んでください。

 選んだツボを、刺絡やお灸、円皮針で刺激をします。
 刺絡・お灸・円皮針による井穴刺激のやり方は、カテゴリ:「井穴刺激のやり方」をご覧下さい。

 大事なことは、ひとつひとつのツボの効果を確かめながら治療することです。
 ツボ刺激をする前に、痛む場所や範囲、痛みの程度をよく観察します。
 そして刺激をした後に、もう一度、痛みが出る動作をして、痛みの変化を確認してください。
 正解のツボに当たれば、その場で痛みが改善します。

 次は、手首の痛む場所によるツボ治療を紹介します。
 →次記事:「手首の痛みに効くツボ その3 ~痛みの出る動作~」

手首の痛みに効くツボ その3 ~痛みの出る動作~

 今回は、手首の痛みの出る「動作」によるツボ治療を紹介します。

 ・手首を手のひら側に曲げたとき(掌屈)に痛む場合は、H5
 ・手首を反らしたり、テーブルに手をついたとき(背屈)したときに痛む場合は、H2
 ・手をバイバイするように手を振って、親指側に振ったときに痛む場合は、H3とH4
 ・同じく手を振って、小指側に振ったときに痛む場合は、H1とH6 のツボです。
   手の井穴図手の井穴図

 いくつかの動作で手首が痛む場合は、最も痛みの強い動作のツボから刺激して下さい。
 選んだツボに、刺絡やお灸、円皮針で刺激をします。
 刺絡・お灸・円皮針による井穴刺激のやり方は、カテゴリ:「井穴刺激のやり方」をご覧下さい。

 大事なことは、ひとつひとつのツボの効果を確かめながら治療することです。
 円皮針やお灸、刺絡をする前に、痛む場所や範囲、痛みの程度をよく観察します。
 ツボを刺激したあとに、もう一度、痛みが出る動作をして、痛みの変化を確認してください。
 正解のツボに当たれば、その場で痛みが改善します。

 あなたの手首の痛みが無くなりますように!

ヘルペス・帯状疱疹に効くツボ ~水疱が身体を一周しても死にません!~

 ヘルペスは別名を帯状疱疹とも言い、その名の通り帯状に水疱が出てくる病気です。
 普段はおとなしいウイルスですが、過労やストレスなどで、抵抗力が弱ってくると出てきます。
 時季的には、春先や秋口など、季節の変わり目に出てくることが多いように思われます。

 ピリピリした痛みのある水疱が、頭や顔、胴体に脚など、特定の場所に出てきます。
 放って置いても10日もすれば水疱が枯れて治るのですが、これはかなりの激痛です。
 しかも、ご高齢の方などで、水疱が治っても、激痛だけが残ってしまうことがあります。

 軟膏や飲み薬、点滴などの薬物療法もあるのですが、これは井穴刺絡がよく効きます。

 ヘルペス・帯状疱疹に効くツボは、手足の薬指H5・F5です。
 水疱が出ている場所が、たとえ顔でも胴体でも足でも、ツボは共通です。
   手足の井穴図手足の井穴図
 左右の手足の薬指のツボで、合計4つあります。
 ヘルペスのときばかりは、お灸や円皮針ではなく、しっかり刺絡で刺激してください。
 →記事:「井穴刺絡のやり方 ~想像以上に痛くありません!~」

 もちろん、病院の薬と併用でツボ治療をしてください。
 薬指の井穴刺絡は、痛みがすぐに取れるだけでなく、治るまでの日数が大幅に短くなります。
 毎日、治療をして、3~4日もすればキレイに治ってしまいます。
 帯状疱疹後神経痛にならないためにも、治るまできっちり毎日しっかり治療しましょう。

 →次記事:「帯状疱疹後神経痛のセルフケア ~表皮の乾燥を防ぎます~」


 →記事:「症例:唇の水疱 口唇ヘルペス?カポジ水痘様発疹?」

帯状疱疹後神経痛のセルフケア ~表皮の乾燥を防ぎます~

 ヘルペスは、身体が弱ったときに、激痛を伴う水泡が出てくる病気です。
 一度この病気にかかると、その後、なんらかの折りに再発することがあります。
 →前記事:「ヘルペス・帯状疱疹に効くツボ ~身体を一周しても死にません!~」

 しかし不幸にも、水疱が治っても、激痛だけが残ってしまうことがあります。
 ヘルペス・帯状疱疹がうまく治らなかったときに残る、帯状疱疹後神経痛という病気です。
 通常の痛みとは全く別格で、死ぬほど辛い激痛が24時間356日一生続きます。

 このページをご覧頂いている方の、ご家族・ご友人に、知人などの身近に
 残念ながら帯状疱疹後神経痛でお困りの方がいらっしゃるかと思います。
 そんな方のお役に少しでも立てるよう、セルフケア方法を紹介します。

 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の痛みは、ヘルペスウイルスで破壊された皮膚の痛みです。
 皮膚(表皮・真皮・皮下組織)の中でも、表皮のごく浅い層の痛みが帯状疱疹後神経痛です。
 表皮の表層には血管がなく血流も無いので、痛み止めを飲んでも薬が行き届ないのです。

 そんな激痛の帯状疱疹後神経痛でも、ぬるま湯に浸かっているときは痛みはマシになります。
 ゆるめのお風呂に入っているとき、入浴前の痛みの程度との違いをよ~く観察してください。

 帯状疱疹の痛みの原因のひとつは、表皮の乾燥です。
 表皮が空気に触れて乾燥してる状態では激痛が走り、入浴中(乾燥0%)はラクになるのです。
 ですので、常に患部の皮膚の乾燥を防いであげると、帯状疱疹後神経痛は改善します。

 その方法は、いたって簡単です。
 薬局・ドラッグストアなどで「白色ワセリン」と、スーパーなどで「ラップ」をお求めください。
 患部の面積に見合った大きさにラップを切って、そのラップに白色ワセリンをたっぷり塗ります。
 そしてワセリン付きのラップを患部に貼り付けるだけです。
 →記事:「キズ・ヤケドを早く治す「うるおい治療」 ~傷を消毒しない&乾燥させない~」

 貼ってすぐに痛みが改善することが実感できると思います。
 1日1回(夏場は数回)以上、新しいものと交換して貼り替えてくださいね。

 →次記事:「帯状疱疹後神経痛のセルフケアその2 ~吸い玉療法~」

帯状疱疹後神経痛のセルフケアその2 ~吸い玉療法~

 帯状疱疹後神経痛の痛みの一因は、皮膚表面の乾燥です。
 空気から患部を遮断させることで、痛みの程度が改善します。
 →前記事:「帯状疱疹後神経痛のセルフケア ~表皮の乾燥を防ぎます~」

 そして患部に触れることが出来るようになったら、こんな治療法もあります。

 【吸い玉療法】
 その、帯状疱疹後神経痛の治療とは、「吸い玉(すいだま)」 です。
 別名、「カッピング」とか、「吸角(きゅうかく)」 または、「抜缶(ばっかん)」とも言います。

 百聞は一見に如かず。どのようなものか、検索してみてください。
 →Google 検索 - カッピング
 ガラスやプラスチックで出来たコップのようなものを身体の上に置き、
 そのコップの中の空気を吸い出して、皮膚・皮下組織に陰圧を加える治療法です。

 【吸い玉の入手先】
 治療法だけ紹介して、器具の購入先を書かないのは片手落ちなので記します。
 某ネットショッピングモールで探してみましたが、かなりのお値段がします。
 お財布にもやさしいセルフケア方法を追求する私としましては、これらはオススメできません。
 シリコンゴム製の吸盤のようなものもあるのですが、これだと吸引力が弱いです。
 かと言って専門家向けの製品は、もっと高価です…(涙)

 探してみると、やっと、「ヤフオク!」で見つけました。
 →Yahoo!オークション - カッピング による検索結果
 送料は別途必要ですが、3000円前後くらいで落札できそうです。

 注)当ブログは、ヤフオク出品者様とは全く関係がございません。

 【吸い玉のやり方】
 神経痛のある皮膚面上を覆い尽くすように、吸い玉のカップをいくつも乗せて、
 カップの中の空気を吸い出します。何回かに分けて行ってもOKです。
 空気を吸い出すポンプは、2~3回レバーを引けばちょうどよいでしょう。
 痛くならないようにポンプの回数を加減してください。
 吸引すると、皮膚・皮下組織が盛り上がった状態になります。
 その状態のまま、15分ほど置いておいて、時間が来たら、カップを外します。
 ただ、これだけです。

 カップを外すと、吸引された皮膚の色が赤黒くなっているかもしれませんが、
 この変色は、1週間ほどすれば、自然に消えてゆきます。
 神経痛のある皮膚の場所によっては、自分ひとりで治療出来ないので、
 誰かに頼んでカップを取り付けて吸引してもらってください。

 出来れば鍼灸の先生に、患部の皮膚を鍼で刺してから、カップで吸引して
 出血させる刺激(皮膚刺絡)をしてもらうと、かなり良く効きます。

 吸い玉の効果は、治療を行ったその直後に分かります。
 あなたの帯状疱疹後神経痛が良くなりますように!

線維筋痛症のセルフケア ~まずは痛みを理解する~

 線維筋痛症は、全身あちこちの耐え難い痛みを感じる病気です。
 首や肩、腕や手、背中や腰、足など、さまざまな場所に痛みが生じます。
 痛み以外にも、シビレやこわばりを感じることもあります。

 そのような痛みを訴え、苦しみと不安を抱えて、あちこちの病院で診てもらっても
 血液検査やMRIなどの画像検査などでは、とくに異常は見つかりません。
 それでも痛みを訴えようものなら、気のせい・ストレスなどと片付けられます。

 線維筋痛症に詳しい医師や専門病院を受診して、ようやく診断が付けばマシな方です。
 自分から専門家を尋ねないと診断が下らない、まだまだ周知されていない病気です。

 あなたの痛みが原因不明・異常なしと言われるのは、痛みは目に見えないからです。
 痛みは、血液検査や画像検査など、数値や写真で他人が判断できるものではありません。
 損傷や炎症などの肉体の異常が無いから 「原因不明」 だと言われてしまいます。

 そのような「異常」や「原因」がなくても、痛みを感じてしまう病気が線維筋痛症なのです。
 線維筋痛症を治すには、なぜ痛みを感じるのかを理解することが重要です。
 あなたの身体がどうなっているのかを理解することが、症状の改善につながります。

 なぜ痛みが続くのでしょうか? どうすれば良くなるのでしょうか?

 →次記事:「線維筋痛症は全身の痛覚過敏症 ~痛みに敏感な痛がり屋さん~」

線維筋痛症は全身の痛覚過敏症 ~痛みに敏感な痛がり屋さん~

 線維筋痛症は、損傷や炎症などの原因がないのに全身に痛みを感じる病気です。
 肉体の異常がなくても痛みだけを感じてしまう、全身の痛覚過敏症です。
 →前記事:「線維筋痛症のセルフケア ~まずは痛みを理解する~」

 痛みは本来、肉体の損傷・炎症を知らせてくれる警告信号です。
 熱や煙を検出して警報音を鳴り響かせる火災警報器のような役割です。
 →記事:「痛みを感じるメカニズム ~火災警報器と仕組みは一緒~」

 しかし火事ではないのに警報ベルが鳴るのは、火災警報器の故障です。
 線維筋痛症は、原因がなくても痛みを感じる、痛み認知システムのエラーなのです。

 線維筋痛症では、本来ならば痛みを感じない程度の弱い刺激でも、痛みを感じます。
 身体に軽く触れたり、ちょっと擦れたり、軽く押さえるだけで痛みを感じてしまいます。
 顔を洗ったり、衣服を着脱したり、椅子に座って接するだけでも、痛みが生じます。

 痛み刺激を検出するセンサーは、痛覚神経の末端に付いています(ポリモーダル受容器)。
 皮膚や筋膜などに豊富に存在し、身体に損傷や炎症が起こると電気信号を発生させます。
 センサーで発生した電気信号は痛覚神経を伝って脳へ送られ、脳が痛みを感じます。

 痛みが長引くと、センサーの個数が増殖したり、痛覚神経が皮膚表面にまで伸びてきます。
 熱煙検出器を増設したり、設置位置が天井から目の高さにまで降りてくるようなものです。
 痛みが続くとセンサーが過敏になって、痛み刺激を検出しやすくなってしまうのです。

 すると、線香やロウソクの火や煙にも反応して火災警報器が作動するようになります。
 線維筋痛症は、痛み刺激を過剰に検出してしまう状態なのです(末梢性感作)。

 線維筋痛症の診断基準にもなる「圧痛点」とは、痛み検出センサーが過敏な点です。
 正常では痛みを感じない程度の強さで押圧しても、痛みを感じる点が圧痛点です。

 →次記事:「広がる痛みの犯人はグリア細胞! ~痛み信号を拡散させる~」

広がる痛みの犯人はグリア細胞! ~痛み信号を拡散させる~

 線維筋痛症と診断されるまでの経過を発症まで辿ってみると、
 おそらく最初は身体のどこか1部位だけの痛みだったことでしょう。
 怪我や運動、酷使などで筋肉を傷めた事がキッカケかもしません。

 その痛みが次第に他の部位にも広がり、線維筋痛症の状態になったかと思われます。
 なぜ痛みが全身に広がり、それまで何ともなかった部位までも痛むようになるのでしょうか。

 痛み感覚は、損傷や炎症などの刺激が痛覚神経を伝って脳が認識することで生じます。
 たとえば手と腕の痛み刺激は、異なる痛覚神経を伝って、脳の異なる部位に届けられます。

 手だけを傷めた場合は、手だけに痛みを感じ、腕は痛くないのが正常です。 
 しかし手だけでなく、腕にも痛みが広がって感じることがあります。

 広がる痛みの犯人は、痛覚神経や脳細胞を取り巻く 「グリア細胞」 です。
 グリア細胞は神経細胞や脳細胞の隙間を埋めるだけの存在だと考えられていました。

 グリア細胞は、痛み刺激がスムーズに伝わるように交通整備を行っています。
 痛みを感じやすくさせて、損傷・炎症などの異常をいち早く知らせる役割を担っています。
 異常を私たちに気づかせ、回避や安静を促して治癒を助けるはたらきがあります。

 しかし痛みが治まらず長引いてくると、このグリア細胞が悪玉に変化してきます。
 脳や神経を敏感にさせ、少しの刺激でも痛みを感じる痛覚過敏を引き起こします。

 また、グリア細胞同士はつながり合って、ネットワークで情報をやりとりしています。
 痛み刺激が伝わる際、その情報を周辺のグリア細胞にも拡散させてしまいます。
 これによって、痛み刺激が伝わる神経回路に混線が生じてしまいます。

 手からの痛み刺激が腕の痛覚神経を伝わって、腕に痛み感覚を生じさせたり、
 右手の痛み刺激が左手の痛みとして感じられたり、触覚刺激が痛みを生じさせます。

 そうやって最初の痛みが上下左右全身に広がってしまったのが線維筋痛症なのです。

 線維筋痛症の痛みを改善させるには、過敏な神経・脳を鎮めることが重要です。
 そして、実際に痛み信号を発している筋肉の治療が必要になってきます。

 →次記事:「線維筋痛症に効くツボ その1 ~脳・神経の痛覚過敏を抑えます~」

線維筋痛症に効くツボ その1 ~脳・神経の痛覚過敏を抑えます~

 線維筋痛症は、痛みを伝え感じる神経や脳が過敏で、痛みを感じやすい状態です。
 痛み刺激を検出するセンサーが過敏に反応して、わずかな刺激でも痛み信号を発します。
 また、痛み信号が拡散して本来の痛みよりも広い範囲に痛みを感じてしまいます。
 →記事:「線維筋痛症は全身の痛覚過敏症 ~痛みに敏感な痛がり屋さん~」
 →前記事:「広がる痛みの犯人はグリア細胞! ~痛み信号を拡散させる~」

 線維筋痛症のツボ治療は、まず神経や脳の過敏性を鎮めて、過剰な痛みを抑えます。
 全身の痛覚過敏に効くツボは、手足の薬指H5・F5です。
 痛みを感じる場所がどこかに関わらず、手足が痛くなくても薬指のツボ刺激です。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これら4つのツボに、刺絡をするか、円皮針やピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 痛みに過敏なので、ピソマ・円皮針などソフトな刺激から始めると良いと思います。
 円皮針なら0.3mm(オレンジ)でも十分かと思われます。

 薬指のツボ刺激で痛覚過敏が改善すると、痛む範囲が小さくなってきます。
 触れたり擦れたりするだけで痛かったのが、普通に押さえられるようになってきます。

 痛みの感覚が本来に戻ってきたら、次は痛みを発する部位の治療をしましょう。

 →次記事:「線維筋痛症に効くツボ その2 ~患部の痛みをやさしく消す!~」

線維筋痛症に効くツボ その2 ~患部の痛みをやさしく消す!~

 痛覚過敏が鎮まると、全身の痛みが消えるか、痛みの範囲が狭まってきます。
 →前記事:「線維筋痛症に効くツボ その1 ~脳・神経の痛覚過敏を抑えます~」

 次は、残っている部位の痛みのツボ治療を行います。
 複数の部位に痛みがある場合、最も強く痛みを感じる部位からはじめます。

 痛みを感じる場所の周辺を広くあちこち押さえてください。
 もし身体を動かして痛みが変化するなら、一番痛い格好のままで痛い場所を探ります。
 痛みを感じる範囲を同じ強さで押さえて、最も痛い点がツボです。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 見つけ出したツボに円皮針を貼ると、その部位の痛みが消えます。
 →カテゴリ:「円皮針の使い方」

 複数部位に痛みがあると、次は鎮痛した部位以外の場所に痛みを感じるようになります。
 これは痛みが移動したのではなく、2番目の痛みが分かるようになっただけです。
 →記事:「痛みが移動する?? ~痛み感覚は脳の気の向くまま・勝手気まま~」

 今度は2番目の痛みを、同様にツボを探し出して円皮針を貼ります。
 そうやって残っている痛みを次々と治療して鎮痛させてください。

 円皮針は毎日貼り替えてください。交換の度に、押さえて最も痛い点に円皮針を貼ります。
 前日に貼った点と全く異なっていても構いません。
 そのときどきで貼る場所が変わるのは、前に貼った場所の痛みが治っている証拠です。
 
 おそらく身体のあちこちに痛みを感じるので、たくさん円皮針を貼りたくなると思います。
 しかし、ここぞ!という点を選んで、出来るだけ少ない数にとどめてくださいね。

 患部の筋肉の痛み治療と、痛覚過敏になっている脳や神経の治療。
 その両方の治療を行って、痛みが改善している状態を出来るだけ長く保ちます。

 鎮痛した状態を維持していると、やがて痛みを気にしなくて済むようになります。
 痛みを忘れることが出来たら、線維筋痛症は克服できます。

 あなたに合った方法で、痛みを感じない、痛みに縛られない時間を設けてください。
 →カテゴリ:「ストップ!慢性痛」

 痛みから解放されますように!
 →カテゴリ:「症例:線維筋痛症」
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Author:はりきゅう中村@大阪

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