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過活動膀胱と自律神経 ~頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・尿失禁~

 昼夜を問わず排尿回数が多くなる 「頻尿・夜間頻尿」。
 急に尿意を催して我慢できなくなる 「尿意切迫感」。
 トイレに走るも間に合わずに漏らしてしまう 「尿失禁」。

 このような症状でお困りの人は、過活動膀胱(OAB:OverActive Bladder)かもしれません。

 いつも尿のことが気になるため、外出することが困難になることもあります。
 学業や仕事などにも大きな影響を及ぼし、生活の質が大きく損なわれてしまう病気です。

 健康な人では、ある程度の量が膀胱に溜まるまで尿意を感じません。
 尿意を感じても少々は我慢することが出来て、意図的にトイレで排尿することが出来ます。

 尿は腎臓で作られて、尿管を通って膀胱へと送られています。
 膀胱は伸び縮みする袋のような臓器で、腎臓から送られた尿を溜めることが出来ます。

 尿が溜まって膀胱が膨らんでくると、膨らみを検出する膀胱のセンサーが反応します。
 センサーからの信号は、神経を伝って脳へと送信されます。

 膀胱の膨脹を知った脳は、尿が溜まっていると認識し、尿意を催します。
 そして自律神経のひとつ、副交感神経を活発にさせて排尿を促します。
 →記事:「膀胱のツボ ~蛇口を締めるも緩めるも、自律神経次第!~」

 蓄尿 → 膀胱の伸展 → 膀胱センサー → 脳 → 副交感神経 → 排尿
 これらの一連の流れは、無意識的に反射的に起こる反応です(子どもの夜尿症・おねしょ)。

 排尿は無意識の反射であっても、尿意を感じても少しの時間は排尿を我慢できますよね。
 それは、意識的に陰部の筋肉(外尿道括約筋)に力を入れて、尿道を締められるからです。

 過活動膀胱では、なぜ尿意を催しやすく、排尿を我慢できなくなるのでしょうか。

 →次記事:「過活動膀胱に効くツボ ~膀胱・脳・副交感神経の過敏性を鎮めます!~」
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過活動膀胱に効くツボ ~膀胱・脳・副交感神経の過敏性を鎮めます!~

 膀胱に尿が溜まると膀胱が伸展され、膀胱の膨脹を検出するセンサーが反応します。
 センサーからの情報は脳へ送信され、尿が溜まったと察知した脳は排尿の命令を下します。
 →前記事:「過活動膀胱と自律神経 ~頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・尿失禁~」

 膀胱センサーは 「尿量」 ではなく 「膀胱の膨脹」 に反応するというのがポイントです。

 過活動膀胱では、膀胱の膨脹を検出するセンサーが非常に敏感になっています。
 健康な人では反応しない程度の膨脹でも、過敏に反応してしまうのが過活動膀胱です。

 まだ少量の尿しか溜まってないのにセンサーが反応し、脳に信号を送ってしまいます。
 多量に蓄尿されていると誤解した脳は尿意を催し、副交感神経を活発にさせ排尿を促します。

 排尿を止める筋力にも限界があり、筋力の弱い女性や高齢者では失禁することもあります。
 トイレのことが気になって、精神的にもストレスになり、不安で引きこもりがちになります。

 症状が毎日毎日何度も繰り返し続けると、脳や自律神経も過敏に反応しやすくなります。
 たとえば水仕事など、膀胱と無関係の刺激にも脳が反応して尿意を催すこともあります。
 ますますトイレが気になって、ストレスが脳を刺激して排尿を促すようになってしまうのです。

 膀胱センサー過敏 → 脳(尿意) → 副交感神経 → 排尿 → ストレス → 脳 → 副交感神経

 自律神経は、そもそも自分の意志ではコントロールすることが出来ません。
 尿が少し溜まっただけで無意識的に膀胱が収縮・排尿してしまうのが過活動膀胱なのです。

 そんな過活動膀胱の悪循環を断ち切るには、膀胱センサーの過敏性を鎮めること。
 そして、刺激に反応しやすい脳・副交感神経のはたらき過ぎを抑えることです。

 過活動膀胱に効くツボは、左右の手足の薬指H5・F5です。
 副交感神経のはたらき過ぎを抑えることで、センサーの感度を下げ、排尿を抑えます。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針・ピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 発症からの期間が長い人ほど根気よくツボ刺激を続けてください。

 あなたの過活動膀胱が治りますように!

 →記事:「鍼灸症例:頻尿 過活動膀胱?前立腺肥大?」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
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