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寝てもスッキリしない慢性疲労 ~その原因は副腎疲労かも?~

 朝起きるのが苦手。寝ても疲れがとれない。身体が重だるい。ちょっとしたことで疲れる。
 やる気が起こらない。考えがまとまらない。仕事が手につかない。
 夜になると、やっとマシになる。甘いもの、カフェイン無しでは動けない。

 このような症状を抱えて病院で検査をしても、「異常なし」 と言われるかもしれません。
 しかし、本当にどこも悪くないワケではありません。

 このような不定愁訴には、もちろん自律神経が関わっています。
 ストレスに抗いきれなくなった自律神経が、バランスを崩してしまった結果です。

 ストレスに立ち向かうため、心身を活性化させていた交感神経が力尽き、燃え尽きてしまい、
 相対的にブレーキの副交感神経が強くなって、心身の活動がストップしてしまった状態です。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 ストレスで調子を崩してしまうのは、自律神経だけではありません。
 ストレスと闘う 「副腎」(ふくじん) という内分泌系の臓器も弱ってしまいます。

 ストレスを受けた脳は、自律神経とともに、副腎にもストレスと闘うよう命令を出します。
 副腎は様々なホルモンを分泌して、ストレスから身体を守ろうとします。

 しかしストレスの質と量が限界を超えてしまうと、やがて副腎も疲れて弱ってしまいます。
 スタミナが低下し、極度の疲労感を覚え、なかなか回復できなくなってしまいます。

 副腎疲労そのものは、一般的な検査で異常が見つかるような「病気」ではありません。
 しかし副腎疲労は、さまざまな慢性病を引き起こす背景になってしまいます。

 線維筋痛症、慢性疲労症候群、化学物質過敏症、無反応性低血糖症などの消耗性疾患、
 アトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症(アレルギー性鼻炎)などのアレルギー疾患、
 関節リウマチなどの自己免疫疾患などの病気に、副腎疲労が影響しているのです。

 →次記事:「副腎ってなに? ~副腎疲労症候群はこんな症状~」
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副腎ってなに? ~副腎疲労症候群はこんな症状~

 あなたは、「副腎」(ふくじん)という臓器をご存じでしょうか?
 副腎皮質ホルモン(ステロイド)という名前なら、耳にしたことがあるかも知れませんね。

 副腎とは、腎臓の上に位置する内分泌系(ホルモン)の臓器です。
 「腎」という漢字が使われていますが、腎臓の一部でも、腎臓の補助でもありません(^^;

 過労や怪我・痛みなどの肉体的ストレス、不安や心配事などの精神的ストレスはもちろん、
 ウイルスや細菌による感染症、化学物質、重金属、毒薬などの環境汚染物質など、
 副腎は、ありとあらゆるストレスに抵抗して生命を守る、必要不可欠な臓器なのです。

 副腎のはたらきが弱くなると、疲労感・倦怠感など、心身にいろいろな症状が出てきます。
 →前記事:「寝てもスッキリしない慢性疲労 ~その原因は副腎疲労かも?~」

 【疲労感・倦怠感】
 副腎は血糖値を上げて、血糖値が下がり過ぎないよう、調節するはたらきがあります。
 副腎が弱ると、低血糖状態(エネルギー不足)になるため、倦怠感・疲労感が生じてきます。
 →カテゴリ:「低血糖症と心の病気」

 【無気力・神経過敏】
 副腎は、脳のはたらきを活発にさせ、やる気や集中力を高めます。
 副腎が弱ると、無気力や抑うつ状態になり、些細なことが気になってしまいます。
 痛みに敏感になったり、音がうるさく聞こえたり、食物の匂いが鼻に付くようになります。
 →カテゴリ:「うつ状態・うつ病」

 【低血圧・立ちくらみ】
 副腎は、血管の収縮や電解質を調節して血圧を上げて、下がり過ぎないようにしています。
 副腎が弱ると、低血圧になったり、立ちくらみ(脳貧血)を起こしてフラフラ倒れてしまいます。
 →カテゴリ:「起立性調節障害」

 【炎症・アレルギー・免疫異常】
 副腎からは、炎症を強力に抑えるホルモンが分泌されています。
 目・鼻・のど、胃腸や陰部の粘膜、皮膚、関節滑膜などの膜が壊れないよう守っています。
 副腎が弱ると、アレルギーや自己免疫疾患などの、過剰な炎症を抑えられなくなります。
 →カテゴリ:「副交感神経とアレルギー」

 【抵抗力・自然治癒力の低下】
 副腎は、上記のさまざまな方法で、ストレスから身体(細胞)を守るはたらきがあります。
 副腎が弱ると、ストレスに打たれ弱くなり、怪我や病気が治りにくく長引いてしまいます。

 【ホルモンの低下】
 副腎は、性ホルモンも分泌しています。
 副腎が弱ると性的欲求が低下し、女性であれば月経前症候群(PMS)が悪化します。

 このように、副腎が弱ってしまうと、心身にさまざまな症状が出てきてしまいます。

 副腎疲労による疲労感・倦怠感は、朝に最も悪く、夜になるとマシになってきます。
 なぜこのような、正常とは真逆の体調のリズムになってしまうのでしょうか。

 →次記事:「朝起きられない、夜になると調子が良くなる ~副腎ホルモンと日内リズム~」


 参考文献
 『標準生理学 第7阪』 小澤瀞司/福田康一郎 医学書院 2009

朝起きられない、夜になると調子が良くなる ~副腎ホルモンと日内リズム~

 副腎は、ストレスから私たちの生命を守るはたらきをしている臓器です。
 副腎から分泌される抗ストレスホルモンは、あらゆるストレスと闘う体調を作り出します。
 しかし、ストレスが限度を超えると副腎が疲労し、心身にさまざまな症状が出てきます。
 →前記事:「副腎ってなに? ~副腎疲労症候群はこんな症状~」

 副腎疲労症候群の最も辛い症状が、どうすることも出来ない 「疲労感」・「倦怠感」 です。

 十分に眠ったはずなのに疲労が取れず、体が重怠くて朝起きられない。
 午前中は頭が回らず、何をするのもおっくうで、仕事や勉強に集中できない。
 午後になってようやくエンジンがかかってきて、徐々に体調がマシになってくる。

 副腎が弱ると、なぜ朝起きることが難しくなり、午前中の調子が最悪になるのでしょうか。

 正常な場合、副腎ホルモンは早朝から急上昇をはじめ、朝8時くらいにピークに達します。
 朝、私たちが自然に目を覚ますことが出来るのは、副腎ホルモンのおかげなのです。
 活動を始めると遭遇する、さまざまなストレスに立ち向かうためのホルモン急上昇です。
 朝に急上昇してピークを迎えた副腎ホルモンは、夜にかけて徐々に少なくなってきます。

 しかし、副腎のはたらきが弱っている場合、副腎ホルモンの朝の急上昇が起こりません。
 朝起きられないのも、身体が疲れて重怠いのも、副腎ホルモンの分泌不良が原因です。
 副腎ホルモンが不足するため、午前中は体調が優れず、グダグダになってしまうのです(涙)

 そして、朝にピークを迎えるはずの副腎ホルモンが、遅れて午後に増えはじめることがあります。
 副腎ホルモンの分泌のリズムが崩れてしまい、ピークが夕方や夜中にずれ込んできます。
 このため、午後になってからようやく調子がマシになってくることがあるのです。

 朝がつらく夜がマシなのは、副腎が弱ってホルモン分泌のリズムが崩れているからなのです。

 それでは、このような副腎疲労から、どうすれば脱却できるのでしょうか。
 →次記事:「副腎疲労症候群のセルフケア ~悪いことをやめる&良いことをする~」

副腎疲労症候群のセルフケア ~悪いことをやめる&良いことをする~

 副腎疲労症候群は、限界を超えたストレスにより、副腎のはたらきが弱った状態です。
 副腎が弱ると、ストレスに打たれ弱くなり、心身が消耗して、さまざまな症状が出てきます。
 →記事:「副腎ってなに? ~副腎疲労症候群はこんな症状~」

 【カフェインを摂らない】
 心身がシャキッとしないとき、カフェインを摂ると、やる気・元気が出ますよね。
 しかしカフェインは、副腎にムチを打って無理矢理に労働させるようなもなのです。
 一時的には元気になったような気がしますが、実は、副腎にとっては大きな負担になります。
 コーヒー、コーラ、緑茶、チョコレートなど、カフェインを含むものは止めましょう。

 【精製炭水化物を摂らない】
 副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血糖症(血糖調節異常)である可能性が大いにあります。
 副腎ホルモンが少ないと、血糖値を上げて正常範囲内に維持することが難しくなるからです。

 低血糖症の人が消化吸収の早い糖質を摂ると、ドーピングのように疲労感は一気に解消します。
 しかし、糖質は、血糖値の乱高下を招き、ふたたび低血糖状態を招いてしまいます。
 血糖値を上げるはたらきをする副腎は、ますます疲労してしまう悪循環になります。
 →記事:「血糖値の乱高下を防ぐ糖質制限 ~反応性低血糖症のセルフケア~」

 【塩分を控えない】
 副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血圧症である場合が大いにあります。
 体液の電解質(ナトリウム-カリウム)のバランスを副腎が調節しているからです。
 塩辛いものが欲しい場合、身体の求めに応じて塩分を摂るように心がけてください。
 毎食みそ汁を食べたり、飲料水に塩(0.9%生理食塩水)を入れて飲むようにすればOKです。
 また、野菜ジュースは、カリウムを大量に含んでいるので、副腎疲労の人にはNGです。

 【早めに就寝】
 副腎疲労の人は、朝や午前中の体調が悪く、夕食後ぐらいになって元気になってくるものです。
 これは副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌時間(体内時計)がズレているためです。
 →前記事:「朝起きられない、夜になると調子が良くなる ~副腎ホルモンと日内リズム~」

 夜になると元気になるかも知れませんが、夜更かしすることは副腎に負担をかけます。
 副腎を休ませて体内時計を戻すためにも、夜10時までには必ず就寝してください。
 そして朝起きたら、体内時計のズレを元に戻すため、直射日光を浴びてください。
 →記事:「体内時計を正しくリセット! ~慢性時差ボケ・昼夜逆転の直し方~」

 【適度な運動】
 何もしなくても既に疲れているので、おそらく運動する気にはなれないでしょう。
 しかし、散歩やウォーキングなど適度な運動は、副腎の回復に有効です。
 翌日に疲れが残らない程度に運動を続ければ、徐々にスタミナがついてきます。
 決して無理をせず、出来る範囲で運動してください。
 →カテゴリ:「ストレスマネージメント」

 【副腎回復の栄養素】
 副腎疲労を回復させるには、ビタミンC、パントテン酸(ビタミンB5)、マグネシウムが有効です
 ビタミンC2000~4000mg、パントテン酸1500mg、マグネシウム400mgが1日の目安です。
 これらの栄養素を多く含む食品を食べたり、お財布に余裕があればサプリメントをどうぞ。

 →次記事:「副腎疲労症候群に効くツボ ~ストレスからの回復と再起動~」


 参考文献
 『医者も知らないアドレナル・ファティーグ 疲労ストレスは撃退できる!』
 Wilson,James L/本間良子 中央アート出版社 2011

副腎疲労症候群に効くツボ ~ストレスからの回復と再起動~

 副腎が弱ってしまう原因は、質・量ともに積もり積もって限界を超えてしまったストレスです。
 初めのうちは、交感神経や副腎が活発になって、ストレスに抵抗しようと頑張ります。
 しかしストレスが大きすぎると、はたらき過ぎを起こし、やがて力尽きてダウンしてしまいます。
 その結果、心身が消耗性してしまって、さまざまな症状が出てくるのです。
 →記事:「副腎ってなに? ~副腎疲労症候群はこんな症状~」

 そんなストレスに打ち負かされてしまった副腎疲労症候群を治すには、
 副腎や自律神経に負担になる事をやめ、休養と栄養をしっかりとって回復させることです。
 →前記事:「副腎疲労症候群のセルフケア ~悪いことをやめる&良いことをする~」

 まずはストレスによってはたらき過ぎを起こしてしまった交感神経を抑える必要があります。
 胸がドキドキする、息苦しい、胃腸の調子が良くない、など内臓のトラブルがあれば
 それぞれの内臓の交感神経のはたらき過ぎを抑えて、心身をリセットします。

 心臓や肺、胃腸・肝臓、腎臓などの内臓の交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボは、
 心臓はH3、肺はH1、胃腸は左F1・F6、肝臓は右F2・F6、腎臓はH3 です。
 →カテゴリ:「心臓・肺のツボ」   →カテゴリ:「胃腸・肝臓のツボ」
 →カテゴリ:「腎臓・膀胱のツボ」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 そして今度は、喝を入れて、止まってしまった心身を再起動させます。
 心身に強くかかってしまったブレーキを解放するツボは、手足の薬指のH5・F5です。
 →記事:「副交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身に喝!を入れます~」

 ツボ刺激や生活改善のセルフケアで、再び元気な心身を取り戻せますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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