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むくみ・浮腫のセルフケア ~むくみの原因は何?~

 朝起きたら、まぶたや顔が腫れている。手指がふくれて、指輪が入らない。
 夕方になると、ブーツが履けない。靴下のゴムの跡がハッキリ残ってる。
 ショックですよね…。(涙) こんな経験、1度や2度はあると思います。

 そう!浮腫(むくみ・ふしゅ)です。
 浮腫は、血管から出た水分が吸収されずに、皮下にあふれて洪水になっている状態です。

 血液は、内臓や筋肉・皮膚などに、酸素や電解質、タンパク質などの栄養を運んでいます。
 毛細血管は、漏れない1本のホースではなく、いくつもの細胞が組み合わさって出来ています。
 血液中の栄養を組織に送り届けるため、血管の隙間から水分を漏出させています。
 役目を終えた血液は、静脈やリンパ管に吸収されて、心臓へと戻って行きます。

 送り届けられる血液中の水分量が、吸収されて戻る量よりも多くなるのが浮腫の原因です。
 漏出と吸収のアンバランスの原因には、大きく分けて次の4つがあります。

 1.血管の隙間が広がり過ぎてしまい、血管からの漏れ出る水分量が多くなってしまうため。
   寒暖の差化学物質炎症などの刺激で引き起こされます。(血管透過性の亢進)

 2.血液中の水分の戻り道である静脈が渋滞するため。(毛細血管圧の上昇)
   長時間の立ち仕事心不全で、血液の戻りが悪くなると、脚の浮腫が起こってきます。
   肝硬変などで、胃腸から肝臓に行く静脈(門脈)が渋滞すると、腹水が起こります。

 3.ナトリウム(塩分の摂り過ぎや、食欲不振などによるタンパク質の不足によって、
   血液中の電解質やタンパク質の濃度が正常でなくなるため。(浸透圧の異常)
   ネフローゼなどの腎臓病や、肝臓病、栄養失調などで起こります。

 4.余分な水分を吸収するリンパ管が詰まったり、切除されてしまったため。(リンパ管の障害) 
   乳ガン摘出手術などで、予防的にリンパ節を切除すると、腕が象の脚のように腫れます。

 心臓や腎臓、肝臓などの内臓の病気については、それぞれ専門の治療を受けて下さい。
 ツボ刺激と併用すると、悪化の防止、維持・改善にお役立て出来るかも知れません。
 →記事:「心臓のツボ ~1日10万回もドキドキしてます!~」
 →記事:「腎臓のツボ ~毎日お風呂の半杯分の血液をキレイにしてます!~」
 →記事:「肝臓のツボ ~飲み過ぎ食べ過ぎには気をつけて!~」

 長時間の立ち仕事による下肢の浮腫のセルフケアについては、こちらをご覧ください。
 脚の筋肉のコリをほぐし、筋ポンプ作用で静脈の還流を改善させましょう。
 →カテゴリ:「下肢静脈瘤・足のむくみ」

 塩分を摂り過ぎている人や、タンパク質の摂取が少ない人は、食事を見直してください。
 タンパク質不足は、血液検査項目の「総蛋白」や「アルブミン」の数値で分かります。

 ここでは、そのような内臓の病気や、長時間の立位などの原因ではない、
 1.で説明した普段よくある、血管の隙間が広がり過ぎによる浮腫のセルフケアを紹介します。

 →次記事:「むくみに効くツボ ~血管を引き締めて浮腫を解消!~」
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むくみに効くツボ ~血管を引き締めて浮腫を解消!~

 むくみの原因には、腎臓や心臓、肝臓などの内臓の病気であったり、
 長時間の立位・坐位という物理的な原因や、栄養失調でも浮腫が引き起こされます。
 →前記事:「むくみ・浮腫のセルフケア ~むくみの原因は何?~」

 ここでは、そのような原因ではない、一般によく経験する浮腫に効くツボを紹介します。

 手が腫れぼったくてシッカリ握れない。指輪がキツイ。
 顔がむくんで、タオルや畳の跡形がなかなか消えない。
 鼻水は出ないけど、鼻が詰まって息苦しい。

 そんな思い当たる原因があってもなくても、皮膚や粘膜がむくむのは、
 血管の隙間が広がり過ぎて、血管からの漏れ出る水分が多くなってしまうことが原因です。
 漏出する水分量が多すぎて、吸収が追いつかなくなるのが浮腫の原因です。

 水漏れを起こしている血管を引き締めて浮腫を治すツボは、両手足の薬指H5・F5です。
 →記事:「副交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身に喝!を入れます~」

   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 手の握りにくさなどは、ツボ刺激直後に改善します。
 しかし、むくみという物理的な状態の改善を実感するには、ちょっと時間がかかります。
 過剰な水分の漏出が止まっても、吸収されるのには時間がかかるためです。

 あなたの浮腫がスッキリ解消されますように!

 →次記事:「しもやけに効くツボ ~しもやけは、軽度の凍傷~」


 →記事:「症例:手のむくみ 原因不明の浮腫」

しもやけに効くツボ ~しもやけは、軽度の凍傷~

 冬場になると、手足の指先や耳たぶなどが、赤く腫れて痛痒い!(涙)
 熟れすぎたトマトのようにグジュグジュになってしまうこの症状は、「しもやけ」です。
 医学的には「凍瘡」と呼ばれ、雪山で遭難したときなどに起こる「凍傷」の軽い状態です。

 そもそも、なぜ 「しもやけ」 が出来てしまうのでしょうか。

 皮膚の血管には、体温を維持するはたらきがあります。
 血管を広げたり縮めたりすることで、外気との触れる面積を調節しています。

 夏場や運動時など、体温を下げたいときは、皮膚の血管を広げて、熱を空気中に逃します。
 冬場など体温を下げたくないときは、血管を縮めて、外気と触れる面積を最小限にします。
 この、血管を広げたり縮めたり調節するはたらきが弱いと、しもやけになってしまうのです。

 冬の日中の温度差が大きい時季、血管の拡張と収縮を、普段以上に調節する必要があります。
 寒い場所では、動脈・静脈ともに収縮させて放熱を遮断させます。皮膚は白くなります。
 そこから急に温かい場所に入ると、冷気を遮熱する必要がなくなるので血管が広がってきます。
 まず先に、血液を送り込む動脈が拡張して、次に血液が心臓に戻る静脈が拡張します。

 しかし、動脈と静脈の血管拡張のコントロールがうまく出来ない人は、血流が悪くなります。
 動脈が拡張して、静脈が収縮したままだと、血液が溢れて、うっ血してしまいます。
 血液が淀んでしまうため、真っ赤に腫れ上がってしまうのが、しもやけなのです。
 腫れ上がった血管が周囲を刺激して炎症が生じ、痛みや痒みが引き起こされるのです。

 そんなグジュグジュして痛痒い、しもやけに効くツボは、手足の薬指H5・F5です。
 うっ血を改善させ、腫れや痛み・痒みを鎮めます。
 →記事:「副交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身に喝!を入れます~」

   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 しもやけに関しては、出来れば刺絡をした方が著効を得られます。
 ツボの位置は薬指にありますが、しもやけが出来ている箇所が薬指でなくても構いません。
 耳たぶのしもやけでも、人差し指のしもやけでも、薬指H5F5のツボで間に合います。

 あなたのしもやけが治りますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

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