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鍼灸症例:耳の閉塞感、音が大きく響いて聞こえる

 50歳代の男性。耳が詰まった感覚と、音が響いて聞こえると訴えてのご来院です。

 8ヶ月ほど前、急に左耳が詰まった感じがし、耳鼻科を受診しました。
 検査の結果、突発性難聴と分かり、1週間ほどで聴力は回復しました。
 しかしながら耳閉感は残り、音が大きく響いて聞こえるようになりました。

 耳閉感は朝起床時に強く、日中にかけてマシになってくるそうです。
 耳閉感がマシなときは、音が大きく聞こえる(とくに狭い空間で)のが気になるそうです。
 左肩の痛みもあり、そこを押さえると耳閉感が再現増悪するそうです。

 耳の症状は、肩の筋肉のトラブル(トリガー)か、耳管のトラブルか?
 まずは左肩の痛みの治療から始めました。

 動診では首の前・後屈、回旋、側屈により、肩の同じ部位が痛みます。
 左H6・H3の井穴刺絡で側屈を除く動作時痛が解消。耳の症状も改善。

 側屈時痛と耳管の改善を意図して、左H5の井穴刺絡。
 本命のツボと思っていたが、耳閉感が明らかに悪化。
 H5と反対の作用を持つ左F4の井穴刺絡。これで耳閉感は解消。
 この時点で、肩痛も強聴感もスッキリ解消しました。

 問診・視診から得た症状の原因と思われる生活習慣の改善指導をして終了です。
 しばらく治療を続けることにしました。

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鍼灸症例:左耳の詰まり 耳閉感

 70歳代の女性。10日ほど前から、左耳の詰まった感が続いているそうです。
 自分の発する声がくぐもって聞こえ、それを補正するために鼻声になっています。

 耳鼻科で(おそらく耳管に)空気を通してもらっても改善がなかったそうです。
 聴力には年齢相応の変化があるだけで、とくに異常はないそうです。
 鍼灸治療で何とか治らないかとご来院です。

 興味深いことに、症状が出るのが朝起床時からお昼頃まで、だということです。
 ほかにも立位前屈で頭を下げるとスコッと耳詰まりが無くなるそうです。
 某早合点なTV番組で、この耳閉感の解消法を放映していたそうです。
 解消するのは前屈位を維持している間だけで、立位に戻ると再び詰まってきます。

 頭を運動(前後屈・回旋・側屈)してもらっても、耳閉感に変化はありません。
 横になる(臥位)と症状がマシになります。立って深くお辞儀をすると消えます。

 症状の発現には、時間帯と頭位が関係しているようです。

 時間で言えば、お昼ごろは交感神経が最も活発な時間帯です。
 もしくは、午前中の活動により筋ポンプ作用が高まってくるのかもしれません。

 頭を下げると解消するのは、重力負荷解放による頭頚部の筋緊張・血流の改善でしょうか。
 耳閉感が機能的なトラブルであることは間違いなさそうです。

 上半身を起こしているときは常に耳閉感があるので、これを治療効果の判断指標にしました。

 耳や首の側面と関連がある左F5を井穴刺絡。ちょっと良いかな程度の改善。
 同じく左H5の井穴刺絡。さっきよりマシになってるそうです。
 治療開始前の症状の強さを10とすると、H5F5で10→7~8くらいに改善してます。

 H5F5の経絡上、とくに耳周辺を触診すると、左耳の下あたりに筋緊張と圧痛点があります。
 そこの筋緊張をゆるめる刺鍼。これで耳閉感がスコッと解消しました(8→0)。

 再発しないか、数分様子を観察してもらいましたが、大丈夫だったので治療終了です。
 耳管や内耳など耳の異常では無く、耳周辺の筋肉のトラブルだったようです。
 患者さんも耳が悪いワケではないと分かって安心されたそうです。

 もし明日以降、耳閉感が再発したら、円皮針などでセルフケアするか、
 ご自分で手に負えなければ、来院するよう指導して終了しました。

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鍼灸症例:耳のつまり、耳の閉塞感

 60歳代の女性。右耳のつまり、閉塞感です。
 風邪を引いたときのように、右耳が詰まったような感じです。
 耳に皮が被ったように、くぐもって、自分の声が響いて聞こえます。
 耳管狭窄症と言われるような症状です。
 耳鼻科では、右耳は問題ない、むしろ左耳の方が悪いと言われたそうです。
 左耳には、上記のような症状はありません。

 常に右耳に症状があるので、これを治療効果の目安にしました。
 耳の症状(めまい・耳鳴り・難聴など)の治療の第一選択のツボは、
 手足の薬指H5・F5です。これらは、耳に通じているとされています。

 まずは右H5三焦経上の手の甲にある圧痛点に円皮針をしました。
 症状を確認してもらうと、ちょっといいかな?程度の改善です。
 少しでも変化があったので、右H5を井穴刺絡しました。
 これで耳の症状は、最初を10としたときに、7になりました。

 続けて右F5の井穴刺絡しましたが、これが当たりです。
 鍼を刺した瞬間、「あっ!効いてる!」と声を出したくらいです。
 出血刺激を加える毎に、だんだん耳の閉塞感が晴れてきたそうです。
 この刺絡で、症状は3まで改善。
 少し時間をおいて、再度同じ右F5の井穴刺絡しました。
 これで、症状は1以下でほとんど気にならないくらいにまで改善しました。
 あとは右F5に円皮針を貼って治療を終了しました。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
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