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プチうつ症状の原因は鉄不足かも? ~かくれ貧血・潜在性鉄欠乏症~

 朝起きにくい・よく眠れない、身体がだるい・疲れやすい・冷える、気持ちが落ち込む…。
 女性によくある「プチうつ状態」のような症状ですが、鉄不足が原因かもしれません。

 鉄不足?貧血のこと?? 私は貧血って言われたことないわ♪
 しかし!そんなあなたでも、実は「かくれ貧血」の可能性があります。

 とくに女性は月経で鉄分が失われますし、体型を気にして無理なダイエットをしがちです。
 月経で鉄分の需要量は多いのに、食事からの供給量は不足しがちなので注意が必要です。
 しかも、鉄不足はゆっくり進行するので、身体が慣れてしまって気づかないことがあります。

 貧血にも色々種類がありますが、一般に貧血と呼ばれるのは「鉄欠乏性貧血」のことです。
 赤血球に含まれる鉄分、血色素ヘモグロビン(Hb)が減少してしまった状態です。

 もし血液検査で貧血を指摘されたら、実はもうすでに鉄不足はかなり深刻なのです!
 
 体内の鉄分は、なにも赤血球(ヘモグロビン)だけに含まれているのではありません。
 「血清鉄」や皮膚や爪・髪の「組織鉄」、肝臓、筋肉などに「貯蔵鉄」として存在しています。

 ヘモグロビンが減ってくると、貯蔵鉄が切り崩されて、ヘモグロビンの材料として回されます。
 貧血が進行すると、貯蔵鉄や組織鉄・血清鉄が底を尽き、最後にヘモグロビンが減少します。
 つまり、貧血(ヘモグロビン減少)と言われたら、すでに体内の鉄分が枯渇寸前なのです。

 体内の鉄分が減少している状態を、「潜在性鉄欠乏症(かくれ貧血)」と言います。
 血液検査でヘモグロビンが減少するより前の段階でも、心身に様々な症状が出てくるのです。

 →次記事:「こんな症状も鉄不足!? ~不定愁訴の原因は『かくれ貧血』かも~」
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こんな症状も鉄不足!? ~不定愁訴の原因は「かくれ貧血」かも~

 血液検査で貧血(ヘモグロビン減少)だと言われなくても、鉄不足であることがあります。
 貧血になった時点では、すでに鉄不足は深刻な状態で、体内の鉄分が枯渇寸前なのです!
 →前記事:「プチうつ症状の原因は鉄不足かも? ~かくれ貧血・潜在性鉄欠乏症~」

 【不活発・代謝低下】
 血が赤いのは、赤血球のヘモグロビンが赤いから。理科の授業で習いましたっけ(^^?
 体内の鉄分の約7割は「ヘモグロビン」として存在し、全身の細胞に酸素を運搬しています。

 鉄不足でヘモグロビンが少なくなると、全身に十分な酸素が行き届かなくなってしまいます。
 疲労感・倦怠感、めまい・立ちくらみ、注意散漫など、高山病のような酸欠症状が出てきます。
 酸素不足を補うため、血液を多く送り出そうと心臓が頑張って、頻脈・動悸がすることもあります。

 また鉄は、全身の細胞がエネルギー(ATP)を生み出すときにも必要な物質です。
 鉄欠乏でエネルギー不足になると、疲労感や倦怠感・脱力感、冷えなどの症状が出てきます。

 鉄不足になると酸欠&エネルギー不足で代謝が落ち、身体が不活発になってしまうのです。

 【頑固な筋肉のコリ】
 血流に乗って全身に酸素を運搬するヘモグロビンですが、筋肉の中にも鉄分があります。
 赤血球のヘモグロビンから酸素を受け取って筋肉内に蓄える鉄分が「ミオグロビン」です。
 ちなみに、お肉が赤いのはミオグロビンが赤いからです(^^

 貧血で酸欠になると、筋肉のミオグロビンも酸欠になるワケです。
 緊張した筋肉が弛緩するにも酸素が必要で、酸欠になると筋肉の緊張が解けなくなります。
 筋緊張が肩や首で起こると、凝って凝って仕方ない頑固な肩こり・首コリになるのです。

 【皮膚・髪・爪の症状】
 女性が大好きなコラーゲンですが、体内でコラーゲンを作り出すには鉄が必要です。
 お肌のためにせっせと食べても、鉄不足になるとコラーゲンが減ってきてしまいます。

 鉄不足だと、皮膚はもちろん、皮膚の親戚である髪や爪が弱くもろくなってしまうのです。
 お肌のハリがなくなってきたり、髪が抜けやすくなったり、爪が薄く割れやすくなります。

 【精神・メンタル症状】
 脳内で鉄は神経伝達物質(脳内ホルモン)の合成にも関わっています。
 適度な緊張と鎮静をもたらす「セロトニン」や、睡眠リズムを調節する「メラトニン」、
 やる気・元気を生み出す「ドーパミン」・「ノルアドレナリン」などの合成に鉄が必要になります。
 鉄不足だと、やる気が出なく落ち込みやすくなり、睡眠障害などのメンタル症状も出てきます。

 これらの症状は、貧血に至る前の 「かくれ貧血(潜在性鉄欠乏症)」 の状態でも出てきます。
 あなたの抱える症状が、「かくれ貧血」が原因かどうか、検査してもらいましょう。

 →次記事:「フェリチンでかくれ貧血をチェック! ~鉄は女性に美と健康をもたらす~」

フェリチンでかくれ貧血をチェック! ~鉄は女性に美と健康をもたらす~

 かくれ貧血(潜在性鉄欠乏症)は、身体とメンタル面に様々な症状を引き起こします。
 身体がだるく疲れやすくなったり、首肩コリがひどくなったり、気分が落ち込んだりします。
 →前記事:「こんな症状も鉄不足!? ~不定愁訴の原因は『かくれ貧血』かも~」

 かくれ貧血は、貧血(ヘモグロビン減少)に至る前の状態なので、ヘモグロビン値は正常です。
 貯蔵鉄や組織鉄・血清鉄などが減ってきて、ようやく最後にヘモグロビンが減ってきます。
 ですので、通常の貧血を調べる血液検査項目だけでは、かくれ貧血を見つけられません。

 かくれ貧血をチェックするには、「血清フェリチン」という検査項目を調べる必要があります。

 「フェリチン」とは、貯蔵鉄と結びついているタンパク質のことです。
 体内の貯蔵鉄の量に比例して、血液中のフェリチン(血清フェリチン)の量も増減します。
 ですので、フェリチン値を調べることで、かくれ貧血を発見することが出来るのです。

 フェリチンの基準値は、女性の場合では10~150ng/ml くらいに設定されています。
 基準値は 「明らかに病気ではない人の95%がこの範囲内に収まる」という意味の数値です。
 不定愁訴を持つ人でも基準値内に含まれるので、必ずしも基準値内=健康ではありません。

 フェリチン値が80未満になると、赤血球の元になる造血細胞に異常が出て来ます。
 また、妊娠・出産により、フェリチンが50~60ほど消費されます。
 そう考えますと、妊娠可能な年齢の女性では、少なくとも130以上は必要だと思われます。

 病院で 「貧血が心配なので『フェリチン』を調べてください」 と相談してみてください。
 そして、かくれ貧血だった場合、吸収率の良い「ヘム鉄」のサプリを多めに摂ってください。
 鉄の吸収と代謝を助ける「ビタミンC」や「ビタミンB群」も一緒に摂ると効果的です。
 →外部リンク:「【楽天市場】 ヘム鉄 の検索結果」
  
 ちなみに、許容上限摂取量は15歳以上で鉄換算40mg/日なので、摂り過ぎにご注意を(^^;
 定期的にフェリチン値を測定して、目標数値に達したら標準量に減らしてくださいね。
 →外部リンク:「厚生労働省 第6次改定日本人の栄養所要量について」

 貧血の人は、サプリで鉄分を補うのと同時に、なぜ鉄欠乏になったのか考えてみましょう。

 成長期の子どもや運動をする人は、そうでない人よりも鉄分の需要量が多くなります。
 無理なダイエットや偏食、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が潜んでいませんか?
 女性は毎月の月経や、妊娠・出産を経験することで鉄分が失われてしまいます。

 とくに妊娠・出産は、貯蔵鉄を大量の鉄分が消費されます。
 産後のうつ病や体調不良、いわゆる「血の道症」の一因に鉄不足があるのかもしれません。

 鉄不足による心身の症状は、鉄分の摂取で改善し、十分に満たされたら治ります。
 あなたの不定愁訴が良くなりますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
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