パニック障害のセルフケア ~パニック発作は自律神経症状~

 急に突然、激しい動悸や頻脈、発汗に見舞われ、気分が悪くなって意識が遠のいたり、
 胸が苦しく息が出来なくなるなど、このままだと死んでしまいそうな恐怖に襲われます。
 救急車で病院に到着する頃には既に症状は落ち着いていて、検査をするも異常なし。

 このような恐ろしい発作を繰り返すあなたは、「パニック障害」と診断されるかもしれません。
 パニック発作の恐怖や不安に縛られて、日常生活や社会生活が営めなくなることもあります。

 パニック発作の症状は、自律神経が急激に高ぶっているときに起こる自律神経症状です。
 命を脅かす危険なストレスに抵抗するため、交感神経が激しく興奮するために起こる症状です。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 戦闘モードの交感神経が活発になると、心臓の収縮が強くなり、心拍数が増加します。
 本来は血液を全身に大量に供給するための反応ですが、過剰になると動悸・頻脈が生じます。
 汗腺も交感神経がコントロールしているので、過剰になると脂汗・異常発汗につながります。
 また、呼吸も浅く速くなるため、行き過ぎると過呼吸になって呼吸困難になってしまいます。

 パニック発作の引き金となるストレスのひとつに、予期不安があると思います。
 また発作が起こったらどうしよう…という恐怖も、強い精神的ストレスになります。

 しかし、パニック発作を引き起こす原因は、精神的ストレスだけなのでしょうか?
 明らかなトラウマ・PTSDが原因の場合は、タッピングが役に立つかも知れません。
 →カテゴリ:「トラウマ・PTSD」 

 ここでは、パニック発作を身体のトラブルと捉えたセルフケアを紹介していきます。

 →次記事:「パニック障害と低血糖症 ~低血糖は命を脅かす危険なストレス!~」

パニック障害と低血糖症 ~低血糖は命を脅かす危険なストレス!~

 パニック障害のセルフケアなのに、低血糖症??と思われたあなた!
 パニック発作の引き金となるストレスは、精神的ストレスだけではありません。
 →前記事:「パニック障害のセルフケア ~パニック発作は自律神経症状~」

 血糖値は血液中のブドウ糖の濃度のことで、全身の細胞のエネルギー源になっています。
 血糖値は、ホルモンや自律神経のはたらきによって、常に一定の範囲内に保たれています。

 低血糖とは、その血糖値が正常範囲を下回ってしまう状態です。
 血糖値が下がりすぎると脳がエネルギー不足に陥り、意識を失ってしまいます。
 身体にとって低血糖は、最悪の場合、本当に命を落としかねない大きなストレスなのです。

 生命の危機である低血糖を回避するために、なんとかして身体は血糖値を上げようとします。
 血糖値を上げるホルモンや交感神経が緊急発動された結果が、パニック発作の症状です。
 →カテゴリ:「低血糖症と心の病気」

 低血糖症は、糖質の摂取による血糖値の急上昇を正常範囲に収められないために起こります。
 血糖値の変動にリアルタイムに対処することが出来ず、血糖値が乱高下してしまうのです。
 血糖値が乱高下して低血糖に陥ることを 「反応性低血糖症」 と言います。
 →外部リンク:「納光弘のホームページ 健常成人26人の5時間糖負荷試験の驚きの結果」
 →外部リンク:「納光弘のホームページ 健康成人17名におけるインスリン拮抗ホルモンの動き」

 反応性低血糖症がパニック障害の原因の場合、発作が起こるのは食後数時間してからです。
 パニック発作と食事との時間差が大きいので、まさか食事が原因だとは思わないでしょう。

 食事の内容(糖質量)と食事を摂った時間、パニック発作の起きた時間帯を見直してください。
 主食や甘いものをドカ食いした数時間以内に発作が起こっていれば、ほぼ間違いないです。
 パニック発作の前兆・予兆の段階で、甘い物を食べて未然に防げたことがある場合もそうです。

 パニック障害の原因が血糖値の乱高下・低血糖症である場合は、「糖質制限」が有効です。
 食後高血糖を招く糖質を出来るだけ摂らないことが血糖値と心身の安定につながります。

 →次記事:「パニック障害に効くツボ ~交感神経のはたらき過ぎを抑えます~」


 参考文献
 『心療内科に行く前に食事を変えなさい』 姫野友美 青春出版社 2010
 『「うつ」は食べ物が原因だった! 図解でわかる最新栄養医学』 溝口徹 青春出版社 2011

パニック障害に効くツボ ~交感神経のはたらき過ぎを抑えます~

 パニック障害のさまざまな症状は、発作的な交感神経のはたらき過ぎによる症状です。
 低血糖をはじめとする、心身への急激なストレスに抵抗しようとする反応です。
 →記事:「パニック障害と低血糖症 ~低血糖は命を脅かす危険なストレス!~」

 ストレスに対して発作的に高ぶる交感神経を抑えることが、パニック症状のツボ治療になります。
 →記事:「パニック障害のセルフケア ~パニック発作は自律神経症状~」

 全身の交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボは、左右の手足にあるH6とF4のツボです。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 動悸・頻脈など心臓の症状には、心臓の交感神経のはたらき過ぎを抑える左右H3のツボです。
 →記事:「心臓のツボ ~1日10万回もドキドキしてます!~」
 →記事:「頻脈に効くツボ ~毎日ドキドキしてると、ときめかなくなります~」

 息切れや呼吸困難などの症状には、呼吸器の交感神経を抑える左右H1のツボを追加です。
 →記事:「肺のツボ ~鼻・のど・気管支~」

 戦闘モードの交感神経が活発になると、休息モードの副交感神経が抑えられてしまいます。
 ですので、副交感神経のはたらきを高めることも大切です。
 →記事:「副交感神経を高める方法 ~自然治癒力・抵抗力の高め方~」

 これらのツボは、症状の出てないとき・発作の予兆を感じたときに刺激して構いません。
 ストレスに敏感に反応して活発になりやすい交感神経を普段から鎮めておきましょう。

 あなたのパニック障害が良くなりますように!恐ろしい思いをしなくて済みますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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