顎関節症のセルフケア ~顎関節症は顎コリです~

 口を開け閉めするとあごの関節が痛い!だるい…。音がする。
 口を開けたり閉じたりがうまく出来ない。関節が外れそうになる。
 このような顎の痛み、動きが悪いなどの症状を、顎関節症といいます。

 噛み合わせが悪いのが原因のひとつだと言われてますね。
 高齢になるほど歯が抜けたり噛み合わせが悪くなっていきます。
 しかし、顎関節症は若い女性に多い症状なのです。変ですよね?

 あごの骨や関節は、それ自体で勝手に動きません。
 顎関節の周辺の筋肉が協調してゴムのように伸び縮みすることで、口が開閉できるのです。
 この筋肉にコリ(過緊張)があるとうまく伸縮できず、動きが悪くなったり、痛みが出てきます。

 顎関節症のキッカケは、ストレスです。
 歯ぎしりや、食いしばり、口を大きく長時間開くなどの肉体的ストレス(筋肉の疲労)や、
 悩みや心配事、学校や職場、家庭での精神的ストレスです。
 進学や就職、恋愛や結婚などの喜ばしいことも、実はストレスです。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 ストレスを受けると、筋肉が凝ってきたり、血流が悪くなります。
 たまたま症状が出てきた場所が、肩なら肩コリ・肩痛、顎なら顎関節症です。
 そう、顎関節症は、顎の周辺の筋肉のコリなのです!
 顎コリが毎日何回も繰り返し続くと、やがてその症状を脳と身体が覚えてしまいます。
 この慢性的な顎コリ・顎の痛みが、顎関節症なのです。
 →記事:「慢性痛 ~脳の誤作動・脳が痛みを記憶する~」

 顎関節症は、食事や会話など、口を動かす度につらいですよね(涙)
 そんなツライ顎関節症を、自分で治せるセルフケアを紹介します。
 高い治療代を払う必要もありませんので、是非、試してみてください。

 →次記事:「顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 顎関節症で、痛みや口がうまく開かないのは、顎関節の周辺の筋肉のコリが原因です。
 ストレスで肩コリや首コリが引き起こされるのと同じで、顎関節症は顎コリです。
 →前記事:「顎関節症のセルフケア ~顎関節症は顎コリです~」

 筋肉のコリ、痛み、血行不良には、円皮針という小さな鍼(はり)が良く効きます。
 円皮針を顎関節周辺の患部に貼るだけで、とっても簡単です。
 顔という場所は、女性にとっては大切で、非常にデリケートなところです。
 なので、円皮針の長さは、最も短い0.3mm(オレンジ)か、0.6mm(イエロー)がオススメです^^
 円皮針を貼り付けて、もし鍼の痛みが続けば、直ぐにシールを外してください。
 →カテゴリ:「円皮針の使い方」

 まずはメイクを落として、スッピンになります(^^;
 化粧水くらいは、付けていても大丈夫だと思います。
 なぜならオイルやパウダーの上からだと、円皮針のテープが貼り付きにくいからです。
 たとえ貼り付いても、すぐにシールが外れてしまいます。
 ですので、夜寝る前にセルフケアをするのが最適です ^^)b

 そして、患部である顎関節の周り押さえてツボを探します。
 顎関節部だけでなく、頬やコメカミ、首筋など、周辺広くを押さえてください。

 ツボを探すときは、痛みが出てきたり、動きが悪くなるところまで
 顎を開けたそのままのポーズで探してください。

 押さえてない場所が無いくらいに丁寧に調べて、最も痛い点がツボです。
 そこに円皮針を貼ります。そして、ゆっくりと口を閉じてください。
 貼った上から、やさしく指で、トン♪トン♪トン♪と、タッピングしてあげてください。

 再度、口を開けて、痛みや動きが改善していれば「当たり!」のツボです。
 すぐに効果を実感できなくても、ひと晩そのまま寝て、翌朝の様子を見てください。
 登校・出勤前には、円皮針を外してくださいね。恥ずかしいですから(^^;

 顎関節症でお困りの人は、首コリ肩コリを持っている人が多いです。
 顎だけでなく、首や肩の筋肉のコリにも円皮針を貼ると、相乗効果があります。
 →カテゴリ:「首の痛み・首こり・肩こり」

 痛いところに円皮針を貼っても改善がない。
 または痛みや顎の動きがはマシになったけど、まだ症状が残ってる。
 はたまた、そもそも患部を押さえてみても、それほど痛いところは無かった。
 そんなときは次に紹介する、指先のツボ刺激を試してみてください。

 →次記事:「顎関節症に効くツボ その2 ~指先のツボ刺激~」


 →記事:「症例:右顎関節部の痛み 口を開けると痛い、噛むと痛い」

顎関節症に効くツボ その2 ~指先のツボ刺激~

 顎関節周辺の痛みを感じる場所に円皮針を貼る、顎関節症のセルフケアを紹介しました。
 →前記事:「顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 円皮針は、深い場所にある筋肉のコリであっても、その上の皮膚に貼ればOKです。
 しかし、弱点があります。眉毛や髪の毛など、体毛ある場所には貼れません(涙)
 顎関節症の場合は、モミアゲやコメカミ(側頭部)に、押さえて痛い場所があります。
 セルフケアとはいえども、まさか髪の毛を剃ることはオススメしません(^^;

 でも、大丈夫です!
 患部と遠く離れたツボ刺激で、患部の治療ができるのが東洋医学の面白さです。
 まずは下の図をご覧下さい(クリックで拡大します)
   顎・頬の痛み顎関節症に効くツボ

 痛みや開口障害、クリック音などの顎関節症の症状を感じる場所からツボを選びます。
 顔の側面、側頭部、コメカミ、耳の周辺、顎関節部の諸症状には、手足の薬指H5・F5
 顔の前側面、ほっぺた、下あごの諸症状には、足の人差し指F6手の小指H4のツボです。
 症状がある側のツボ(右顎の諸症状なら右側のツボ)を選びます。 
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 そして仕上げに、全身の血流を良くし、筋肉の過緊張を和らげるツボH6・F4を刺激してください。
 →記事:「交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身をゆるゆるにさせます~」

 あなたの顎関節症が治りますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
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