スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~

 書店に行けば、ツボ関連の本が多数並んでいます。
 便秘に効くツボとか、むくみに効くツボとか、いろいろ紹介されていますね。
 しかし、そのツボを押さえたところで思い通りの効果は、なかなか得られにくいものです。
 そもそも、ツボの位置を正しく探すことすら難しいかと思います。

 数あるツボの中で、能書き通りの効果が出やすいツボはとても貴重です。
 そんなありがたいツボに、井穴(せいけつ)と呼ばれる指先のツボがあります。
 ツボの位置も分かりやすいので、一般の人でも正確にツボを刺激することが出来ます。
 →カテゴリ:「井穴刺絡療法」

 【井穴の位置】
 井穴(せいけつ)とは、指先の末端にあるツボのグループ名で、手足の爪の際にあります。
 手のツボはH1~H6、足のツボはF1~F6 という記号番号が振り付けられています。
 「H」 は、手(Hand)。 「F」 は、足(Foot) という意味です。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴(指先のツボ)の正確な位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点になります。
 50円玉の穴くらいの範囲内であれば、少々のズレは気にしないでOKです。
   井穴の位置井穴の位置

 【井穴の刺激方法】
 指先のツボ、井穴(せいけつ)の効果をより確実に得るためには、
 「刺絡(しらく)」 や 「円皮針(えんぴしん)」、「お灸」、「ピソマ」 などの刺激方法があります。

 世間で流行っている 「爪もみ」 は、井穴を指でギュッとつまんでモミモミする方法です。
 しかし残念ながら、爪もみでは治療効果は期待できません。
 爪もみで効いたら非常にラッキー♪だったと思ってください(^^;

 効果で言うなら刺絡(しらく)が最大ですが、刺激方法が少々めんどくさいです(^^;
 しかし、頑固な症状に確実に効かせたいのであれば刺絡がオススメです。

 【いつ効くか?】
 井穴刺激では大半の場合、刺激した直後に症状の変化・改善がみられます。
 刺激前後で症状の把握(痛み、可動域制限、呼吸の浅深など)をすれば実感できます。
 直後効果の無い場合は、5回(毎日5日間)井穴刺激してから有効/無効を判断してください。
 →カテゴリ:「ツボの効果の確かめ方」

 それでは、「刺絡」、 「円皮針」、「お灸」、「ピソマ」 での井穴刺激を紹介していきます。
 あなたが出来そうな刺激方法を選んでセルフケアしてくださいね^^

 →記事1:「円皮針による井穴刺激のやり方」
 →記事2:「お灸による井穴刺激のやり方」
 →記事3:「ピソマによる井穴刺激のやり方」
 →記事4:「井穴刺絡のやり方」
スポンサーサイト

円皮針による井穴刺激のやり方 ~井穴円皮針(せいけつえんぴしん)~

 一般の人でもセルフケアで効果を出しやすいツボ治療が、井穴(せいけつ)への刺激です。
 →前記事:「井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~」

 まずは、円皮針(えんぴしん)による井穴刺激のやり方を説明します。

 【円皮針の選び方】
 井穴(=指先のツボ)への円皮針は、刺激が強いほどよく効きますが、痛みも強くなります(涙)
 主に0.6mm(イエロー)の円皮針を使いますが、男性など指の太い人は0.9mm(グリーン)、
 過敏な人や子どもさんには0.3mm(オレンジ)の円皮針が良いかもしれません。
 →記事:「円皮針 セイリンのパイオネックス」
 
 【井穴円皮針のやり方】
 あなたの症状に見合った指先のツボ井穴に、円皮針を真上から垂直に貼るだけです。
 貼り付けた上から トン・トン♪モミモミ♪ して2~3分間ほど刺激を加えてください。

 円皮針を貼る(刺す)瞬間チクッとするかもしれませんが、モミモミしてる間は痛くありません。
 もし刺激中も痛みがある場合は、円皮針を外して貼り直してください。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴の詳しい位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点です。
   井穴の位置井穴の位置
 だいたい、50円玉の穴くらいの範囲に円皮針の中心(鍼)が当たるように貼ればOKです。
 その位置に貼ると、テープの4分の1くらいが爪にかかる状態になるかと思います。

 【セルフケアの頻度】
 症状があるときは毎日のように刺激、改善してきたら頻度を空けてフェードアウトしてください。
 症状が強いときは1日何回でも井穴刺激してもOKです。

 円皮針を貼り付けたままでも構いませんが、ときどきトントンしてやると効果が持続します。
 指先は不衛生になりがちなので、1日1回以上貼り替えてください。
 もし途中で痛みや痒みなど何か異常を感じた場合は、速やかに剥がして中止してください。

 【注意事項】
 他人様への施術には、たとえ無償で施しても、国家資格(はり師)の免許が必要です。
 セルフケアをする場合は免許は不要ですが、あくまで「自己責任」でお願いします。

 →次記事:「お灸による井穴刺激のやり方 ~井穴灸~」

お灸による井穴刺激のやり方 ~井穴灸(せいけつきゅう)~

 一般の人でもセルフケアで効果を出しやすいツボ治療が、井穴(せいけつ)への刺激です。
 →記事:「井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~」

 井穴円皮針に続いて、お灸による井穴刺激のやり方を説明します。
 →前記事:「円皮針による井穴刺激のやり方 ~井穴円皮針(せいけつえんぴしん)~」

 お灸が好きな人や、鍼に抵抗がある人にオススメです。
 煙と匂いが気になる人や、鼻炎や喘息など呼吸器系の弱い人には向きません。

 【お灸の選び方】
 井穴(=指先のツボ)へのお灸は、燃焼温度が高温でないと効果が出せません。
 市販品では、「せんねん灸」 の 最も熱いタイプである 「にんにく」 か、もしくは
 大和漢というメーカーの台座灸「柔(やわら)」 の 最も熱い「強」タイプがオススメです。
 →外部リンク:「【楽天市場】せんねん灸 にんにく」
 →外部リンク:「【楽天市場】」大和漢 柔 灸 強

 【井穴灸のやり方】
 あなたの症状に見合った指先のツボ井穴に、お灸の台座の穴(中心)を貼るだけです。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴の詳しい位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点です。
   井穴の位置井穴の位置
 だいたい、50円玉の穴くらいの範囲にお灸の台座の中心(穴)が重なるように貼ればOKです。

 お灸のやり方は、せんねん灸のホームページ 「使用上の注意」 に動画があります。
 リンク先の 「火を使うお灸の使い方」 をクリックして、再生ボタンを押してください。
 →外部リンク:「せんねん灸ホームページ せんねん灸からのお知らせ」

 【セルフケアの頻度】
 症状があるときは毎日のように刺激、改善してきたら頻度を空けてフェードアウトしてください。
 症状が強いときは1日2~3回ほど井穴刺激してもOKです。

 井穴灸は熱さが我慢できなくなったら、たとえ途中でも外してください。
 もし、ひとつ燃え尽きても熱さを十分に感じない場合、同じ場所にもうひとつお灸をします。
 熱くて我慢できなくなるまで何個でも続けてお灸をしてください。

 お灸をした皮膚が茶色く染まるのは、お灸のヤニですのでご安心ください。
 万一、水ぶくれ(ヤケド)が出来た場合、専門医にご相談のうえ、お灸を中止してください。

 火の始末は確実に行い、衣服や床などを焦がさないよう細心の注意を払ってください。

 【注意事項】
 他人様への施術には、たとえ無償であっても、国家資格(きゅう師)の免許が必要です。
 セルフケアをする場合は免許は不要ですが、あくまで 「自己責任」 でお願いします。

 →次記事:「ピソマによる井穴刺激のやり方」

ピソマによる井穴刺激のやり方

 一般の人でもセルフケアで効果を出しやすいツボ治療が、井穴(せいけつ)への刺激です。
 →記事:「井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~」

 手足の指先のツボ 井穴に鍼やお灸をするのは、ちょっと…とお思いのあなたに朗報です!
 →記事:「円皮針による井穴刺激のやり方」  →前記事:「お灸による井穴刺激のやり方」

 円皮針を貼る瞬間にチクッとすることもなく、お灸のように熱くも煙たくもなければ、
 刺絡(→次記事)のように出血させる必要もなく、効果的に井穴を刺激できる方法があります。
 そんな井穴刺激ツールが、技術屋で鍼灸師の長谷川先生の発明品 「ピソマ」(P-Soma)です。

 ピソマは硬化樹脂(プラスチック)で出来た微小突起の集合体のツボ刺激道具です。
 円皮針の鍼の部分がプラスチック製の極小の剣山に置き替えられたような製品です。

 樹脂(プラスチック)製なので、金属アレルギー持ちの人にピッタリです。
 そのほかにも、小さなお子さんや、鍼・お灸に抵抗がある人にも好評です。

 百聞は一見にしかず。 ピソマがどのような代物なのか、下記リンク先をご覧ください。
 →外部リンク:「ピソマ  皮膚考学研究所- ヒフラボ -」

 【ピソマの使い方】
 井穴円皮針のように、あなたの症状に見合った指先のツボ 井穴に貼るだけです。
 貼りつけた上から トン♪トン♪ と、20回以上刺激を加えてください。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴の詳しい位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点です。
   井穴の位置井穴の位置
 だいたい、50円玉の穴くらいの範囲にピソマの中心(樹脂部分)が当たるように貼ればOKです。
 その位置に貼ると、テープの4分の1くらいが爪にかかる状態になるかと思います。

 【セルフケアの頻度】
 症状があるときは毎日のように刺激、改善してきたら頻度を空けてフェードアウトしてください。
 症状が強いときは1日何回でもピソマで井穴刺激してもOKです。

 ピソマを貼り付けたままでも構いませんが、ときどきトントンしてやると効果が持続します。
 かぶれ防止のため、長時間(12時間以上)の連続貼付は避けてください。
 もし途中で痛みや痒みなど何か異常を感じた場合は、速やかに剥がして中止してください。

 【ピソマの裏技】
 製造販売元には大変申し訳ないですが、ピソマは再利用可能です!
 円皮針のように刺さらず衛生的な構造なので、テープさえ交換すれば複数回使用できます(^^;

 →次記事:「井穴刺絡のやり方 ~想像以上に痛くありません!~」

井穴刺絡のやり方 ~想像以上に痛くありません!~

 一般の人でもセルフケアで効果を出しやすいツボ治療が、井穴(せいけつ)への刺激です。
 →記事:「井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~」

 指先のツボ 井穴への最も強い刺激方法が、「井穴刺絡(せいけつしらく)」 です。
 「井穴刺絡」 とは、指先のツボ 井穴に出血刺激を加える治療方法です。
 →カテゴリ:「井穴刺絡療法」

 井穴刺絡のメリットは、治療の直後効果の大きさも、効果の持続性も良いことです。
 お灸や円皮針などで効果が無くても、刺絡なら効果が出せることがあります。

 デメリットは、出血させるので清潔な施術・衛生操作に気をつける必要があること、
 そして、刺絡(出血刺激)のやり方が少々難しいので練習が必要なことです。

 できれば専門の先生の治療を受けて、実技指導してもらう方が良いです。
 セルフケアされるときは、もちろん自己責任でお願いします。

 【刺絡に必要な道具】
 1.アルコール綿花
 刺絡を行う部位の皮膚を消毒し、血液を拭き取るために必要です。
 ドラッグストアなどで、「カット綿(化粧用コットン)」 と 「エタノール」 をお求めください。
 割高ですが既製品のアルコール綿もあります。使い切りパックなので便利かもしれませんね。
 →外部リンク:「【楽天市場】 アルコール綿」

 2.刺絡用の鍼
 裁縫針などは、刺すときの痛みが強いわりには出血しないのでNGです。
 プロである はり師は、三稜鍼(さんりょうしん)という鍼を使います。

 セルフケアに使うなら、血糖値測定用の採血用穿刺器具 「ファインタッチ」 がオススメです。
 テルモ社のこの製品が最も痛みが少なく、十分な出血刺激が得られます。
 →外部リンク:「【楽天市場】 メディセーフ ファインタッチ MS-GN02」(穿刺器具本体)
 →外部リンク:「【楽天市場】メディセーフ針(ファインタッチ専用)MS-GN4530」

 注)穿刺器具には針は付属してません。器具本体と使い捨ての専用針の両方が必要です。
   たいていの場合、穿刺器具本体を販売しているお店なら、専用針も販売してます。

 【井穴刺絡のやり方】
 あなたの症状に見合った指先のツボ 井穴を選んで、アルコール綿花で拭きます。
 井穴を鍼で穿刺し、指を絞って30~40回の出血刺激を加えます。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴の詳しい位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点です。
 だいたい、50円玉の穴くらいの大きさの範囲で結構です。
 ファインタッチの鍼の長さは、手は 「3」 、 足は 「4」 くらいが目安です。
   井穴の位置井穴の位置

 井穴刺絡の効果を出す上で最大の注意事項は、毎回十分な出血刺激量を得ることです。
 残念ながら、出血刺激量が足りないと効きません(涙)

 福岡井穴刺絡研究会 ぎんなん治療院の先生が、動画をアップして下さいました。感謝!
 
 上記の動画では左手の薬指H5の井穴刺絡ですが、ほかの指先のツボも同様のやり方です。

 治療効果を確実に出すために必要な1回出血刺激量は、上記の動画くらいの量が必要です。
 絞り出した点状の血液が、大きな玉になって垂れ落ちてくる程度の出血量です。(1:54)

 垂れるくらいの出血量を1回とし、ひとつのツボにつき合計30~40回の出血刺激を加えます。
 (上記動画では説明のため7回しか出血させていませんが、合計30回ほど行ってください)

 足湯や手湯で真っ赤になるくらい温めてから刺絡をすると、十分な出血量が得られます。
 もし途中で、血の出が悪くなったら、もう一度ファインタッチで同じ場所を刺してください。

 【井穴刺絡の頻度】
 井穴刺絡の効果は、たいていの場合、刺絡を行ってすぐに現れます(8割くらい)。 
 敏感な人では刺絡をしている最中に症状の改善を実感できることもあります。

 直後効果が無い場合でも、最初の1週間で5回(5日)続けざまに井穴刺絡を行います。
 それでも改善がなければ無効と判断して、別のツボを試すなどします。

 改善するものの、まだ症状が残っている/ぶり返す場合は、継続して井穴刺絡を行います。

 2週間目は、2日に1回(週に3回くらい)。
 3週間目は、3日に1回(週に2回くらい)。
 4週間目は、4日に1回(週に1回くらい)。
 あとは症状が出たときに随時です。

 この治療頻度はあくまで目安です。
 症状の辛い日は、間隔を詰めて治療して構いませんし、調子が良ければ空けてください。
 症状が解消&再燃もなければ、そこで終了してください。

 【衛生管理】
 ファインタッチ器具本体は、あくまで個人専用で使用してください。
 たとえ家族でも、使い回しはしないでください。

 ファインタッチの針は、一度の治療が済んだら捨てて下さい。
 朝に治療して、同日の夜に治療をする場合でも、その度に針を交換してください。

 もし万一、鍼を刺した場所が赤く腫れて痛むことがあれば、刺絡を中止してください。
 そして、すぐに医師に相談してください。

 ご自宅でのセルフケアで出たゴミは、お住まいの自治体のルールに従って処理してください。
 自治体によって処理方法が全く異なりますので、直接お尋ねください。
 →外部リンク:「在宅医療廃棄物の取扱いガイド.PDF(日本医師会発行)」

 出血刺激のさせ方のコツは、こちらの動画もご覧下さい。
 

脊柱管狭窄症のセルフケア ~痛み・シビレの原因は神経の圧迫!?~

 歩いていると腰から脚にかけて痛みやシビレなどの症状が出てきて歩けなくなる。
 ちょっと休憩したら、それらの症状が軽減して再び歩けるようになる。
 そのような状態を、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言います。

 MRIなどの画像検査で、脊柱管(背骨の中を神経が通る空間)が狭くなっていた場合、
 「脊柱管狭窄症」という診断が下ることがあります。

 腰部の脊柱管が狭くなると足腰に通じる神経が圧迫され、痛み・シビレの原因に…
 と病院では説明を受け、場合によっては脊柱管を広げる手術を勧められることもあります。

 しかしこの説明は誤りです。神経は圧迫されても痛みやシビレは生じません。

 足腰の痛みやシビレは感覚神経(知覚神経)という電線を伝って、脊髄・脳へ伝えられます。
 感覚神経が強く圧迫されると痛み・シビレの信号が伝わらず、何も感じなくなります(麻痺)。
 もし万一、脚が動かなかったり感覚が消失、尿が出ないなどの麻痺症状が出たら救急車を!

 電気コードを強く圧迫すると断線して通電しなくなります。
 もし電線を踏んで発電するのなら、電力会社なんて不要です。
 神経が圧迫されて生じる症状は麻痺なのに、逆に痛み・シビレを感じるのは変な話です。

 足の裏には全体重が加わって神経が圧迫されているのに、痛くも痒くもありませんよね。
 もちろん画鋲を踏んだら痛いですが、それは神経が正常に働いている証拠です。

 つまり、脊柱管狭窄症が存在しても、それは痛みやシビレの原因では無いということです。

 足腰の痛みやシビレの原因は、足腰の筋肉です。
 歩行で使われる足腰の筋肉がカチコチに緊張して硬く凝っているのです。

 歩くことで足腰の筋肉に疲労が蓄積し、痛みやシビレなどの症状を発するようになります。
 ちょっと休憩すれば筋肉の疲労が回復するので、再び歩けるようになるのです。

 歩行はダメでも、使う筋肉が異なる運動(たとえば自転車)なら大丈夫なハズです。

 足腰の筋肉の治療をすれば痛みやシビレは治りますが、脊柱管の狭窄はそのままです。
 脊柱管を広げる手術をすると狭窄は治りますが、足腰の痛みやシビレはそのままです。
 あなたはどちらを選びますか?

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 脊柱管の狭窄で神経が圧迫されても、痛みやシビレなどの症状は出ません。
 もし神経が強く圧迫されると、身体を動かせない・何も感じないなどの麻痺症状が出ます。

 腰部脊柱管狭窄症と言われている足腰の痛みやシビレは、足腰の筋肉が原因です。
 歩行で使われる筋肉が疲労して弛緩できなくなり、循環が悪くなって痛みシビレを発します。
 →前記事:「脊柱管狭窄症のセルフケア ~痛み・シビレの原因は神経の圧迫!?~」

 足腰のカチコチに硬く凝った筋肉の緊張を解いてやれば、痛みシビレは治ります。

 まずは、どこの筋肉がトラブルを起こしているのかを見つけましょう。

 実際に歩いて痛み・シビレが出てきたら、その場所の周辺を広く押さえて調べます。
 脚ばかりでなく、鼠径部(ビキニライン)や殿部(お尻のほっぺ)なども探ってください。
 立ったままの姿勢で調べるので、手の届かない場所は誰かに手伝ってもらってください。

 押さえると激痛を感じる点、歩行時の症状が再現する点などに円皮針を貼ります。
 そして再び歩いてみて、歩ける時間が長くなったり、症状が軽減・改善していれば成功です。
 先ほどと別の場所に痛みを感じるようであれば、同様にツボを探して円皮針を貼ってください。
 →記事:「円皮針の使い方 ~ツボの見つけ方・探し方~」

 円皮針を貼っても症状が改善しなかった、そもそもツボを見つけられなかった場合は、
 症状を誘発する動作から選ぶツボを試してみてください。

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~

 腰部脊柱管狭窄症と言われている足腰の痛みやシビレの原因は、足腰の筋肉です。
 歩行運動で負担がかかっている筋肉の治療をすれば、症状は改善します。
 →前記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 トラブル筋肉がどこか分からないときは、つらい動作から選ぶツボ刺激を試してください。
 立った姿勢で、いろいろな方向に腰を動かしてみましょう。

 前屈・腰を曲げると痛い・突っ張る場合のツボは、F3・F4です。
 後屈・腰を反らすのが辛い場合のツボは、F1・F6です。
 側屈・腰を横に倒しにくい、回旋・腰をひねりづらい場合のツボは、F2・F5です。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針・ピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 動作で歩行時の症状が誘発・再現されなくても、やりづらい動作のツボを選べばOKです。
 やりづらい動作が複数あるときは、最も辛い動作のツボから刺激してください。

 ツボ刺激したあと、再び最もつらい動作をして症状が改善していれば成功です。
 そして歩いてみて、いつもの調子と比べてみてください。

 つらい動作がまだ残っていたら、その動作に対応するツボ刺激をしてください。

 つらい動作はマシになったが、まだ歩行時の症状が改善しない。
 動作も歩行も改善しない場合は、痛み・シビレの場所から選ぶツボ刺激を試してください。

 →次記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その3 ~痛み・シビレの場所から選ぶツボ~」

腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その3 ~痛み・シビレの場所から選ぶツボ~

 歩行時の足腰の痛み・シビレは、足腰の筋肉のトラブルが原因です。
 筋肉が疲労すると収縮・弛緩が出来なくなり、無理に動かそうとすると痛みが出ます。

 疲労している筋肉を見つけ出し、その筋肉の緊張を解いてやれば症状は改善します。
 →記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」
 →前記事:「腰部脊柱管狭窄症に効くツボ その2 ~やりづらい動作から選ぶツボ~」

 筋肉の痛みはピンポイントで指し示すことは難しく、なんとなくこの辺りという曖昧な感覚です。
 どこが痛いのか自分でもハッキリ分からない場合もあります。

 そんなときは、おおざっぱに痛みを感じるだいたいの場所からツボを選んでください。
   腰下肢
 脚の後面・太ももの裏側・ふくらはぎの痛み・シビレには、F3・F4のツボです。
 脚の外側・太ももの外側・スネの外側の症状には、F5のツボです。
 脚の前面・太ももの前側・スネの場合には、F1・F6のツボです。
 脚の内側・内股・スネの内側は、F1・F2・F3のツボです。
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針・ピソマを貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボ刺激のあと、歩いてみて普段の症状と比べてみてください。
 症状が出るまでの時間、歩ける距離、痛み・シビレの強さ・範囲など観察してください。

 症状に少しでも改善があれば、そのツボ刺激を続けて改善を積み重ねれば、やがて治ります。

 あなたの足腰の歩行時痛・シビレが治りますように!

むずむず脚症候群と自律神経 ~ムズムズするのは皮膚の知覚過敏~

 このページをご覧頂いている方は、ご本人さんか、もしくはご家族さん、ご友人など
 身近に、「むずむず脚症候群」でお悩みの方がいらっしゃるかと思います。
 
 現在、この病気の原因は不明で、これといった治療方法も確立していません。
 しかし鍼灸、特に自律神経を扱う井穴刺絡学では治療法があります。
 あなたが思っている以上に、あっさり良くなってしまいます。
 ここでは、自律神経の立場からの見たこの病気の説明と治療方法を紹介します。
 疑いながらで結構ですので、どうぞ試してみてください。
 
 夕方や夜に、くつろいでいるとき、寝ようと布団に入ったときや、睡眠中に症状が現れます。
 腰やお尻、太もも、ふくらはぎや足の裏など、脚の内部に耐え難い不快感が襲ってきます。
 脚の内部を虫が這うようなムズムズ感や、かゆみ、火照り、痛みなど、様々な不快感です。
 症状があるときに、脚を動かしたいという強い欲求に駆られるのが特徴です。
 レストレスレッグス症候群(RLS)と言われる由縁は、ここにあります。

 脚を叩いたり、さすったり、こすったり、歩いたり動かすことで、症状が軽くなります。
 逆に、じっとしなければならない場面などでは不快感が増してきます。
 また、なにかに熱中しているときは症状を感じにくくなります。

 むずむず「脚」症候群というのは、一般的に「脚」に多いというだけで、
 脚以外でも、胴体やら腕やら背中やら、感じる場所は人それぞれです。

 「むずむず」という感覚も、皮膚の中だけでなく、皮膚の表面を虫が這うようだったり
 水が滴り落ちるような感覚だったり、これまた、人それぞれです。
 いわゆる「むずむず脚症候群」というのは、思わず身体を動かしたくなるような
 皮膚の異常感覚のことを指します。

 血液検査などで、この数値が高いから「むずむず脚症候群」だという診断基準はありません。
 「検査で異常なし」だからと言って、異常がないわけではないのです。 
 身体のどこかが壊れている病気ではなく、皮膚の感覚が過敏な状態なのです。

 自律神経は、体内環境を正常の範囲内に保つはたらきをしています。
 →カテゴリ:「自律神経ってなに?」

 交感神経と副交感神経の協調が悪くなると、心身にさまざまな症状が出てきます。
 自律神経学の立場から見ると、むずむず脚症候群も、そのひとつです。

 むずむず脚症候群は副交感神経のはたらき過ぎによる症状です。

 →次記事:「むずむず脚症候群に効くツボ ~知覚過敏を鎮めます!~」

むずむず脚症候群に効くツボ ~知覚過敏を鎮めます!~

 副交感神経がはたらき過ぎているときの皮膚感覚の症状が、むずむず脚症候群です。
 →前記事:「むずむず脚症候群と自律神経」

 副交感神経が活発なときは、痛みやシビレ、かゆみなどの感覚に敏感になります。
 普段なら気にならないような小さな感覚が、何倍にも余計に不快感を覚えてしまいます。

 日中は交感神経が、夜間は副交感神経が主に活発にはたらいています。
 日中は症状がマシで夜間に悪化するのは、夜間は副交感神経が活発な時間帯だからです。

 交感神経が活発にはたらいているときは、痛みなどの感覚は感じにくくなります。
 スポーツ競技中に骨折などのケガをしても、平気で試合を続けられるのはこのためです。
 試合が終わってひと息つくと、当然ながら激痛に苦しみますけどね(^^;

 脚を動かしたり歩いたりすると症状が軽くなるのは、交感神経が活発になるおかげです。
 運動することにより交感神経が活発になり、副交感神経が抑えられます。

 つまり、むずむず脚症候群は、副交感神経がはたらき過ぎたために起こります。
 治療方法は、副交感神経のはたらき過ぎを抑えること。
 そして、交感神経のはたらきを高めてやることです。

 交感神経のはたらきを、健康的に高めてやるには運動が一番です。
 好きなスポーツに励むとか、早足でウォーキングを毎日30分以上すればOKです。
 できれば、副交感神経が活発になる夕食後に運動すると良いでしょう。
 →カテゴリ:「ストレスマネージメント」

 副交感神経のはたらき過ぎを抑えて、皮膚の知覚過敏を鎮めるツボ。
 すなわち、むずむず脚症候群に効くツボは、「手の薬指のH5」と「足の薬指のF5」です。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボを、刺絡やお灸、円皮針で刺激をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 左右の手足の薬指のツボで、計4つあります。
 どのツボも、脚だけでなく全身に作用するので、手のツボだけでも、脚の治療ができます。
 症状が軽ければ、1つのツボを刺激するだけで治るかもしれません。
 症状が強ければ4つとも刺激する必要があります。

 あなたのむずむず脚症候群が治りますように!


 →記事:「症例:むずむず脚症候群  足だけでなく全身がムズムズ」

副交感神経とアレルギー ~アレルギー症状は副交感神経のはたらき過ぎ~

 アレルギー症状といえば、どんな症状を思い浮かべますか?
 かゆみや蕁麻疹、鼻水・鼻づまり、むくみや充血などが、よく知られた症状かもしれませんね。

 そんなアレルギー症状は自律神経から見ると、副交感神経のはたらき過ぎによる症状です。

 副交感神経には、体内に侵入する異物を排泄して、身体を防御するはたらきがあります。
 風邪ウイルスなどの病原体や、傷んだ食べ物、毒物などから身体を守ろうとします。
 →カテゴリ:「自律神経のはたらき」

 副交感神経が活発になると、涙や鼻粘液、胃液・腸液などを分泌させて異物を洗い流したり、
 胃腸や気管支を活発に動かして異物の侵入を阻止・排出を促して、身体を防御しようとします。
 排泄の際に、涙や鼻水・くしゃみ、吐き気・嘔吐、腹痛、下痢、湿疹などの症状が出て来ます。

 また、副交感神経が活発になると、血管の収縮・緊張がゆるんで、血管が広がってきます。
 寝るときに手足の指先がポカポカ温かいのは、副交感神経のはたらきが活発な証拠です。

 これらの副交感神経のはたらきが過剰になっている状態が、アレルギー反応です。
 有害ではない異物に対して過剰防衛を起こして生じる不快な症状がアレルギー症状です。

 激しいアレルギー症状では、血管が広がりすぎて血圧が急低下して、立ちくらみ・意識障害、
 血管から水分が漏出して皮膚や粘膜がむくみ、気道もパンパンに腫れて呼吸困難になるなど
 命に関わる症状さえ出て来てしまいます。

 そんな副交感神経のはたらき過ぎであるアレルギー症状を、ツボ刺激で改善させましょう!
 →次記事:「アレルギーに効くツボ ~薬指を刺激!~」
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。