スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

頚性めまい・良性発作性頭位眩暈症に効くツボ ~めまいに効くツボ その1~

 「めまい」を感じると、「メニエル病かしら?」と真っ先に思われる人が非常に多いです。
 それほど、メニエル病が有名なのでしょうか(^^;
 メニエル病は耳(内耳)の病気で起こるめまいです。

 ですが、めまいの原因で最も多いのは、首の筋肉のトラブルです。
 →前記事:「めまいの原因 筋肉・耳・目・脳 ~ぐるぐる回転・ふわふわ浮遊・ゆらゆら揺動~」

 このページをご覧のあなた!今、この場ですぐ、目を閉じてください。
 今、関節の曲がっているのか、止まっているのか、首はどの角度を向いているか、
 いちいち目で見て確認しなくても分かりますよね。

 筋肉には、関節の動き・バランス・傾きを感じるセンサーがついています。
 特に、首の筋肉のセンサーの役割は重要です。
 首の筋肉のコリが、めまいを引き起こすことがあります。

 首の筋肉にトラブルがある場合、筋肉のセンサーからの信号は、「身体が傾いてるよ」、
 目や耳のセンサーからは、「いや、真っ直ぐだよ」 という信号が脳に送られます。
 すると、脳の管理本部は、「おいおい、どっちなんだ??あ~、混乱する~」
 と、バランスを失い、めまい発作が引き起こされてしまいます(涙)

 それでは、「頚性めまい」、「良性発作性頭位眩暈症」などと呼ばれる
 いわゆる、首からくるめまいに効くツボの紹介です。

 首からくるめまいの場合、首(頭)をある方向に傾けると、めまい発作が起こります。
 めまい発作が出る動作によって、めまいを治すツボが決まります。
 
 1.首を真横に倒す、耳を肩に近づける動作(側屈)で、めまいが出るときは、H5・F5のツボ

 2.振り向く、振り返る、後ろを向く動作(回旋)では、H6・H1のツボ

 3.上を見る、天井を見る、目薬を差す動作(後屈)では、F6・H6のツボ

 4.首を前に曲げる、下を向く動作(前屈)では、F4・H4のツボ を選んでください。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 首からくるめまいをお持ちの方は、普段から首コリ・肩コリを治療しておくと再発が防げます。
 是非、こちらも参考にしてください。 →カテゴリ:「首の痛み・首こり・肩こり」

 さて次は、いよいよお待ちかねの(?)、メニエル病に効くツボの紹介です。
 病院で、メニエル病だと診断された人は、次の記事をご覧ください。
 →次記事:「メニエール病に効くツボ めまい・耳鳴り・難聴 ~めまいに効くツボ その2~」


 →記事:「症例:メニエル病? 首を左に回すと起こるめまい」
 →記事:「症例:めまい 首コリ顎コリの治療で改善」
 →記事:「症例:めまい 歩くと足がおぼつかない 頭を動かすとめまいが再現」
スポンサーサイト

続きを読む

鍼灸症例:耳鳴りに円皮針

 以前に耳鳴りの治療をした患者さんです。
 →記事:「数十年来の耳鳴り」

 耳鳴りがちょっと再発していますが、以前ほどの音ではないそうです。
 この方の耳鳴り(左)は、左F5の刺絡で止まることが分かっているので
 今回は患者さんの協力のもと、刺絡ではなく円皮針を試してみました。
 女性の体格はやや小太りなので、0.6mm(イエロー)のパイオネックスを使いました。

 耳鳴りの音の質や大きさ、どのくらいの位置で鳴っているのかを確認してもらいます。
 そして左F5に円皮針を貼って、その上から1分くらいモミモミします。
 刺激を続けていると、どんどん耳鳴りが小さくなってきたそうです。
 耳鳴りにわざわざ注意を向けないと聞こえないくらいにまで改善しました。

 結果は想定の範囲内ですが、ちょっと実験してみました。
 F5が胆経の経絡・経筋性で耳鳴りに効果があるのか、
 はたまた、全身性の副交感神経抑制で効果があるのかの確認です。

 今度は耳鳴り(左)とは反対側の、右F5に円皮針刺激です。
 左の耳鳴りに注意深く意識を向けてもらうと、耳鳴りは完全に消失しました。
 円皮針は貼ったままにして、もし耳鳴りがしたらモミモミするよう指導しました。

 →カテゴリ:★治療院のご案内

メーニエル病に効くツボ めまい・耳鳴り・難聴 ~めまいに効くツボ その2~

 めまいを引き起こす病気は数あれど、メニエル病は最も世間に知れた病名ではないでしょうか。
 しかし、メニエル病は、腫瘍や炎症など、他の病気で無いことが確認された上で診断される、
 めまいの中でも、ほんの数パーセントの病気なのです。

 数あるめまいの中で一番多いのは、首コリから来るめまいです。
 →前記事:「頚性めまい・良性発作性頭位眩暈症に効くツボ ~めまいに効くツボ その1~」

 これから紹介するメニエル病に効くツボは、メニエル以外の多くのめまいにも効きます
 ツボ刺激が効いたからといって、メニエル病だと早合点されないように(^^;

 メニエル病は、めまい発作と同時に、耳鳴り・難聴・耳閉塞感などの症状も一緒に出てきます。
 耳の聴覚と平衡感覚のセンサーが、むくんだ状態(内リンパ水腫)が原因だと言われています。

 めまい発作は、数分から数時間続き、自然に治まりますが、この時間は恐怖そのものです。
 発作中は、何も対処することが出来ず、不安な思いでめまいが止まるのを待つだけです。

 そんな心細い発作中に、是非ご自分で試して頂きたいツボ刺激があります。
 めまい発作中の様々な症状を止めるツボは、手足の薬指H5・F5です。

 これらのツボは、めまいの原因となる、内耳の浮腫に効くツボです。
 内耳のむくみを取り去ることにより、めまいを止めてくれます。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡…と言いたいところですが、発作中は身体を動かせないハズです(涙)
 出来ることならば、めまい持ちの人は、円皮針を普段から携帯しておいてください。
 めまいの前兆を感じたら、薬指のツボに貼って、モミモミしてください。
 円皮針が手元になかったら、爪もみでも構いません。
 ツボは手足にありますが、もちろん手の薬指H5だけでOKです。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 あなたのめまいが、1秒でも早く止まりますように!


 オススメ図書

 上記の書籍は、ウォーキングなどの有酸素運動で全身の血流を良くし、
 ひいては、内耳の循環も改善させることにより、メニエール病を改善させる内容です。
 メニエール病だと診断されて、めまい・耳鳴り・難聴でお困りの方!
 めまいはもちろん、難聴でも改善・回復する可能性があります。是非、ご一読ください。

鍼灸症例:左肩が痛くて挙がらない

 70歳代の女性。左肩の痛みと可動域制限です。
 とくに思い当たることもなく痛みはじめ、腕を上げられなくなりました。

 痛みを感じる部位は、左上腕の三角筋あたりです。
 腕を前から上げる(肩関節屈曲・前方挙上)と、90度(水平位)くらいで痛みます。
 それ以上の角度を挙げる痛みが増し、上まで(180度)上げると痛みはなくなります。
 挙げた腕を降ろすときにも痛みがあります。
 真横から上まで挙げる(肩関節外転)ときにも痛みますが、前方挙上よりマシです。
 水平内転の動作が最も痛みが強く、反対の手で支えなければ動かせません。
 その他の動作(肩関節伸展・水平外転など)では、痛みは増悪しません。

 最初は経筋治療。痛みを感じる三角筋部を通る大腸経・三焦経上の圧痛点を調べました。
 合谷部と中渚部あたりに圧痛点を求め、そこに円皮針。
 屈曲と水平内転の痛みは10→7。痛みはじめる角度も改善しています。
 その他の圧痛点は無効でした。

 次に、大腸経H6の井穴刺絡。屈曲時の痛みは7→5に改善。
 今度は脇の近く(小腸経)が痛いと仰るので、H4の刺絡。この場所の痛みは消失。
 また今度は肩の前の方(肺経)が痛むので、H1。これで消失。
 一番辛い水平内転の動作が残っている(わざと治療せずに残している)ので、
 最後に本命のH5の井穴刺絡。これでどの動作時痛もほぼ消失。可動域も正常。

 あとは気になる患部の圧痛点に円皮針を2枚貼って終了です。
 治療の終わり、「そういえば、高枝切りバサミを使った後に…」と思い出されました。

 →カテゴリ:★治療院のご案内

顎関節症のセルフケア ~顎関節症は顎コリです~

 口を開け閉めするとあごの関節が痛い!だるい…。音がする。
 口を開けたり閉じたりがうまく出来ない。関節が外れそうになる。
 このような顎の痛み、動きが悪いなどの症状を、顎関節症といいます。

 噛み合わせが悪いのが原因のひとつだと言われてますね。
 高齢になるほど歯が抜けたり噛み合わせが悪くなっていきます。
 しかし、顎関節症は若い女性に多い症状なのです。変ですよね?

 あごの骨や関節は、それ自体で勝手に動きません。
 顎関節の周辺の筋肉が協調してゴムのように伸び縮みすることで、口が開閉できるのです。
 この筋肉にコリ(過緊張)があるとうまく伸縮できず、動きが悪くなったり、痛みが出てきます。

 顎関節症のキッカケは、ストレスです。
 歯ぎしりや、食いしばり、口を大きく長時間開くなどの肉体的ストレス(筋肉の疲労)や、
 悩みや心配事、学校や職場、家庭での精神的ストレスです。
 進学や就職、恋愛や結婚などの喜ばしいことも、実はストレスです。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 ストレスを受けると、筋肉が凝ってきたり、血流が悪くなります。
 たまたま症状が出てきた場所が、肩なら肩コリ・肩痛、顎なら顎関節症です。
 そう、顎関節症は、顎の周辺の筋肉のコリなのです!
 顎コリが毎日何回も繰り返し続くと、やがてその症状を脳と身体が覚えてしまいます。
 この慢性的な顎コリ・顎の痛みが、顎関節症なのです。
 →記事:「慢性痛 ~脳の誤作動・脳が痛みを記憶する~」

 顎関節症は、食事や会話など、口を動かす度につらいですよね(涙)
 そんなツライ顎関節症を、自分で治せるセルフケアを紹介します。
 高い治療代を払う必要もありませんので、是非、試してみてください。

 →次記事:「顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

鍼灸症例:頻尿 過活動膀胱?前立腺肥大?

 80歳代の男性。昼夜を問わず頻尿があります。
 ひどいときは1時間に数回、もよおして、トイレに行きます。
 トイレに行けば、ちょっとだけですが尿が出るようです。
 内科からは前立腺肥大だと言われ、その薬も出されています。

 この患者さんは、寝たきりに近い状態で、普段は布団で寝て過ごしています。
 トイレに行くにも、足下がおぼつかなく、手すりと奥さんの介助が必要です。
 そんなご主人の介護で、奥さんも寝不足で疲労困憊です。

 治療の依頼を受けたのは12月の中旬です。
 ご主人は布団でぬくぬくされているので、冷えてトイレが近いというワケでもなさそうです。
 頻尿が、前立腺肥大(交感↑↑)なのか、過活動膀胱(副交感↑↑)なのか迷いました。
 高齢の男性であること、内科の診断を考慮して、まずは前立腺だろうと仮定しました。
 泌尿器の交感神経抑制、左右F3を刺絡して、終了しました。

 翌日、奥さんから、普段にも増してトイレが多くなって困ったと教えて頂きました。
 どうやら、逆の治療をしてしまったようです(汗)
 初回の治療は失敗でしたが、これで治療の道筋がつきました。
 
 膀胱の副交感↑↑(過活動膀胱)を抑制する左右H5F5の井穴刺絡。
 そして、できるだけ、日中を坐位(交感神経が高まる方向)で過ごすことを指導しました。

 そんなこんなで、トイレを我慢できる時間、トイレに行く回数がだんだんと改善しました。
 治療頻度を徐々に空けながら、2月が終わる頃にやっと治まりました。
 寒い時季ながら、トイレの回数も通常どおりに戻りました。

 ほぼ寝たきり状態で、動かない・動けない(交感↓↓)で、治療に時間がかかりました。
 しかし、奥さんの全面的なご協力のおかげで、なんとか結果を出すことが出来ました。

 →カテゴリ:★治療院のご案内

顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~

 顎関節症で、痛みや口がうまく開かないのは、顎関節の周辺の筋肉のコリが原因です。
 ストレスで肩コリや首コリが引き起こされるのと同じで、顎関節症は顎コリです。
 →前記事:「顎関節症のセルフケア ~顎関節症は顎コリです~」

 筋肉のコリ、痛み、血行不良には、円皮針という小さな鍼(はり)が良く効きます。
 円皮針を顎関節周辺の患部に貼るだけで、とっても簡単です。
 顔という場所は、女性にとっては大切で、非常にデリケートなところです。
 なので、円皮針の長さは、最も短い0.3mm(オレンジ)か、0.6mm(イエロー)がオススメです^^
 円皮針を貼り付けて、もし鍼の痛みが続けば、直ぐにシールを外してください。
 →カテゴリ:「円皮針の使い方」

 まずはメイクを落として、スッピンになります(^^;
 化粧水くらいは、付けていても大丈夫だと思います。
 なぜならオイルやパウダーの上からだと、円皮針のテープが貼り付きにくいからです。
 たとえ貼り付いても、すぐにシールが外れてしまいます。
 ですので、夜寝る前にセルフケアをするのが最適です ^^)b

 そして、患部である顎関節の周り押さえてツボを探します。
 顎関節部だけでなく、頬やコメカミ、首筋など、周辺広くを押さえてください。

 ツボを探すときは、痛みが出てきたり、動きが悪くなるところまで
 顎を開けたそのままのポーズで探してください。

 押さえてない場所が無いくらいに丁寧に調べて、最も痛い点がツボです。
 そこに円皮針を貼ります。そして、ゆっくりと口を閉じてください。
 貼った上から、やさしく指で、トン♪トン♪トン♪と、タッピングしてあげてください。

 再度、口を開けて、痛みや動きが改善していれば「当たり!」のツボです。
 すぐに効果を実感できなくても、ひと晩そのまま寝て、翌朝の様子を見てください。
 登校・出勤前には、円皮針を外してくださいね。恥ずかしいですから(^^;

 顎関節症でお困りの人は、首コリ肩コリを持っている人が多いです。
 顎だけでなく、首や肩の筋肉のコリにも円皮針を貼ると、相乗効果があります。
 →カテゴリ:「首の痛み・首こり・肩こり」

 痛いところに円皮針を貼っても改善がない。
 または痛みや顎の動きがはマシになったけど、まだ症状が残ってる。
 はたまた、そもそも患部を押さえてみても、それほど痛いところは無かった。
 そんなときは次に紹介する、指先のツボ刺激を試してみてください。

 →次記事:「顎関節症に効くツボ その2 ~指先のツボ刺激~」


 →記事:「症例:右顎関節部の痛み 口を開けると痛い、噛むと痛い」

顎関節症に効くツボ その2 ~指先のツボ刺激~

 顎関節周辺の痛みを感じる場所に円皮針を貼る、顎関節症のセルフケアを紹介しました。
 →前記事:「顎関節症に効くツボ その1 ~痛いところに円皮針~」

 円皮針は、深い場所にある筋肉のコリであっても、その上の皮膚に貼ればOKです。
 しかし、弱点があります。眉毛や髪の毛など、体毛ある場所には貼れません(涙)
 顎関節症の場合は、モミアゲやコメカミ(側頭部)に、押さえて痛い場所があります。
 セルフケアとはいえども、まさか髪の毛を剃ることはオススメしません(^^;

 でも、大丈夫です!
 患部と遠く離れたツボ刺激で、患部の治療ができるのが東洋医学の面白さです。
 まずは下の図をご覧下さい(クリックで拡大します)
   顎・頬の痛み顎関節症に効くツボ

 痛みや開口障害、クリック音などの顎関節症の症状を感じる場所からツボを選びます。
 顔の側面、側頭部、コメカミ、耳の周辺、顎関節部の諸症状には、手足の薬指H5・F5
 顔の前側面、ほっぺた、下あごの諸症状には、足の人差し指F6手の小指H4のツボです。
 症状がある側のツボ(右顎の諸症状なら右側のツボ)を選びます。 
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 そして仕上げに、全身の血流を良くし、筋肉の過緊張を和らげるツボH6・F4を刺激してください。
 →記事:「交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身をゆるゆるにさせます~」

 あなたの顎関節症が治りますように!

顔の痛みのセルフケア ~顔面痛は顔面神経痛ではありません!~

 顔に痛みを感じると、「顔面神経痛かな?」とお思いでしょうが、実は違います。
 「顔面神経」 は、主に顔の筋肉(表情筋)を動かすはたらきがある神経です。
 顔の痛みを感じる神経では無いので、顔面神経痛という病気はありません。

 ちなみに、顔の感覚(痛みや温度、触圧覚)を伝えるのは、三叉神経(さんさしんけい)です。

 顔には、皮膚・筋肉・眼・鼻・口などさ、まざまな臓器が集まっています。
 顔に痛みを引き起こすトラブルには、色々な原因があります。

 頭痛というのも、場所によっては顔面の痛みになります。 →カテゴリ:「頭痛・片頭痛」
 顎関節の周辺の痛みも、顔面痛のひとつです。 →カテゴリ:「あごの痛み・顎関節症」
 ヘルペス・帯状疱疹が顔に出ると、顔面痛になります。 →カテゴリ:「ヘルペス・帯状疱疹」
 緑内障などの眼の病気でも、顔(目の周辺)に痛みが出ます。
 鼻炎など鼻の病気でも、眉間やおでこに痛みが出ます。 →カテゴリ:「鼻炎・副鼻腔炎」
 虫歯や歯周病で、歯や歯茎が痛いというのも、立派な(?)顔面痛です。

 ここでは、そのような病気が原因でない顔面痛、いわゆる三叉神経痛について、
 なぜ発作的に激痛が走るのかの説明とツボ刺激によるセルフケアを紹介していきます。
 →次記事:「三叉神経痛のメカニズム ~三叉神経に異常なし!~」

三叉神経痛のメカニズム ~三叉神経に異常なし!~

 顔の痛みや熱さなどを感じる神経は、顔面神経ではありません(^^;
 →前記事:「顔の痛みのセルフケア ~顔面神経痛ではありません!~」

 顔の感覚を伝える神経は、三叉神経(さんさしんけい)といいます。
 文字通り、根本の途中から3本に分かれて、おでこ、ほほ、下あごに分布しています。
 目や鼻など、ほかの病気がないときの顔面痛を、三叉神経痛といいます。

 「神経痛」というと、なんだか神経が悪さをして痛みを引き起こしている印象を受けますよね。
 しかし神経痛は、「痛みを感じる神経が痛みを感じている状態」のことです。
 つまり正常です。もし痛みや熱さ、触覚を感じなくなったら異常(マヒ)なのです。
 三叉神経痛も、三叉神経のはたらきに問題はありません。

 三叉神経痛の発作を引き起こす刺激には、非常に様々なものがあります。
 洗顔や洗髪など、顔や髪の毛に直接触れたり、食事、会話などで顔を動かしたり、
 冷たい風や騒音、光、臭いなどの五感への刺激が、神経痛発作の引き金になります。

 三叉神経痛は、血管による三叉神経の圧迫が原因だとされていますね。
 しかし、そもそも、神経は圧迫されても痛みが出ません。
 もし相当強くに三叉神経が圧迫されるとマヒが生じ、顔を触っても何も感じなくなります。
 →記事:「椎間板ヘルニア 頚椎症・腰椎症のウソ 神経の圧迫で痛みは出ません!」

 顔面部や五感への刺激によって、急に神経が圧迫されてることなんて無いですよね(^^;
 いや、もし仮に百歩譲って、顔を触ったり動かしたりすることで神経が圧迫されるとしても、
 風や音、光や匂いの刺激で、神経が圧迫されることなんて有り得ません!

 これらの刺激によって反応するのは、自律神経、とくに交感神経です。
 自律神経についてご存じでない方は、先にこちらをご覧ください。
 →カテゴリ:「自律神経のはたらき」

 さまざまなストレスを受けて交感神経がはたらき過ぎを起こすと、血管が収縮します。
 血管が収縮すると血流が悪くなって酸欠を起こし、発痛物質が作られます。
 これが三叉神経痛の電撃様の痛み発作のメカニズムであると考えるのが妥当です。
 →記事:「痛みを感じるメカニズム」

 一時的に血管が収縮して痛みが走っても、やがて血管が広がって血流が回復します。
 血流が戻って酸欠がなくなると、痛みは消えてしまいます。
 三叉神経痛の痛みのメカニズムが分かれば、治療方法も見えてきます。
 →次記事:「三叉神経痛に効くツボ ~顔面の血流を良くします~」

鍼灸症例:右肩の痛み、手を後に回せない

 70歳代の男性。右肩の痛みです。とくにキッカケはないそうです。
 痛みを感じる場所は、上腕上部の前面と外側面(肺経・大腸経)です。
 肩関節の伸展・結帯動作と水平外転で、この痛みが増悪します。
 とくに伸展運動では痛みのため、関節可動域に制限があります。
 その他の動作では、痛みも可動域制限もありません。
 
 これらの動作による痛みと関節可動域制限を、治療効果の確認に使うことにしました。

 まずは経筋治療。
 母指球・手首の内側、人差し指・手の甲にいくつもの圧痛点がありました。
 圧痛の強い点から、ひとつずつ円皮針を貼って、誘発動作の変化を確認をしていきました。
 ひとつ貼るたびに痛みと可動域が改善していきます。
 中には円皮針を貼ると悪化する圧痛点もありましたが、シールを外せば元に戻りました。
 やはりツボ刺激は、ひとつずつ効果を確認する必要がありますね(^^;

 そうやって4枚ほど円皮針を貼った段階で、痛みと可動域制限は、9割ほど消失しました。
 ほぼ良いのですが、可動域ギリギリまで動かすと突っ張り感がある場所が残っています。
 その姿勢を保ったまま、患者さんに気になる点を指で指摘してもらい、
 最も痛い点に円皮針を貼って、上からタッピングしました。
 円皮針のみの治療で、症状はスッキリ消失しました。

 →カテゴリ:★治療院のご案内

三叉神経痛に効くツボ ~顔面の血流を良くします~

 三叉神経痛の発作的に起こる鋭い電撃様の痛みは、一時的な血流悪化による痛みです。
 ちょっとした刺激がキッカケで、顔面部の血管が収縮し、酸欠を起こして痛みが出てきます。
 →前記事:「三叉神経痛のメカニズム ~三叉神経に異常なし!~」

 三叉神経痛を治す方法は、ストレス刺激で過剰に収縮してしまう血管をゆるめることです。
 顔面部の血管を収縮させる交感神経のはたらき過ぎを抑えてやれば、痛みは治まります。

 三叉神経痛は、顔面を触ったり動かすと、それが刺激となって発作を引き起こしてしまいます。
 そんなときは、顔と遠く離れた手足のツボ刺激が良く効きます。

 本来は痛みを感じる三叉神経(第1枝・2枝・3枝)それぞれにツボがあります。
 しかし個別のツボを刺激するよりも、全てのツボを刺激することで効果が高まります。

 顔面部の交感神経のはたらき過ぎを抑え、三叉神経痛を治すツボは、
 左右の手の人差し指H6と、足の小指F4のツボです。
 そして、痛い側の手の小指H4と足の人差し指F6のツボです。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 H6とF4は、顔面部だけでなく、全身の交感神経のはたらき過ぎを抑える作用があります。
 ですので、これらのツボは、左右両方のツボを刺激してください。
 →記事:「交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身をゆるゆるにさせます~」

 H4とF6のツボは、痛い側(右の三叉神経痛なら右側)のツボだけ刺激すればOKです。

 顔のツボを直接刺激しなくても、手足のツボだけで効くのが人体の不思議なところです。
 あなたの顔面痛・三叉神経痛が治りますように!
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。