生理痛・月経困難症に効くツボ ~毎月の苦痛にさようなら~

 毎月、生理でツライ思いをするなんて、女性は損よね!と、
 生理痛や月経困難症でお困りの方は、一度は思ったことがあることでしょう。
 女性ホルモンには、女性の心身に良いはたらきと、好ましくないはたらきとがあるのです。
 →前記事:「婦人科疾患と欧米型の食事 ~乳がん・子宮内膜症・子宮筋腫・子宮体ガン~」

 生理(月経)は、妊娠に結びつかず不要になった子宮内膜を、経血として排出する現象です。
 その際に、痛みやだるさ、イライラや落ち込みなどの心身の症状を引き起こします。

 生理痛(月経痛)は、経血を排出しようとして、子宮がギュッと収縮するときの痛みです。
 下腹部や腰のあたりがグ~ッと絞られるような、重だるい鈍い痛みです。
 子宮を収縮させるのは、自律神経のうち、副交感神経による作用です。
 →カテゴリ:「自律神経のはたらき」

 ほかにも、吐き気下痢、むくみ、のぼせ、めまい、倦怠感、憂うつ感も引き起こします。
 →カテゴリ:「副交感神経とアレルギー」

 副交感神経のはたらき過ぎを抑えて、子宮収縮痛月経困難症の症状に効くツボは、
 左右の手足の薬指のH5・F5のツボです。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 また生理痛は、副交感神経のほかにも、子宮内膜から分泌される物質によっても生じます。
 生理のときに、腰が痛くなったり、頭痛がするのは、この物質(プロスタグランジン)が原因です。
 ちなみに生理痛の薬は、痛みを感じやすくするこの物質を作られなくする作用があります。

 こちらの生理痛(腹痛・腰痛)に効くツボは、左右の足のF1・F2・F3です。
 左右で6つもツボがあります!6枚も円皮針を貼るがもったいない人は、別のツボを紹介します。
 内くるぶしの上の脚の骨の際を、膝の方向に押さえていって、一番痛い点がツボです。
 両脚とも、一番痛いところに円皮針を貼りましょう。左右で高さがズレていてもOKです!

 円皮針を持ってないとか、それすら面倒くさい人には、もっと簡単な方法があります(^^v
 仰向けで寝て片膝を立てて、その膝を外側に倒した姿勢で、反対側の足のかかとで
 先ほど示した脚の内側の骨の際を、内くるぶしから膝に向かってギュ~ッと踏んでいきます。
 それを何回か繰り返し行ったら、今度は反対側も同様に行います。
 これでだいぶラクになります。道具は一切不要です。しかも、もちろんタダです!(^^;

 ツボ刺激は、生理予定日の1~2日くらい前から刺激しておくと、予防も出来て効果的です。
 前記事で紹介したように、食生活の改善も重要ですよ^^
 あなたが毎月つらい思いをしなくて済みますように!

 →次記事:「更年期障害と女性ホルモン ~ホルモンと自律神経の密な関係~」


 →記事:「症例:生理痛 円皮針で、毎月の生理痛を予防!」

お通じのトラブルのセルフケア ~便りがあるのが良い便り~

 あなたは毎日、お通じがありますか?快腸ですか?
 「お通じ」は、「便(大便)」のことを遠回しに表現した言葉ですが
 どちらにも、「お知らせ」とか「情報を得る」という意味があります。

 そうです。お通じ(大便)は、そのときの健康状態を知るバロメーターなのです。

 大便の半分は、私たちが食べた物が消化・吸収された後の物です。
 もう半分は、腸の粘膜が剥がれたものや、腸内細菌などです。

 私たちは、大便の量や色、臭い、固さ、形などから、さまざまな情報を得られるのです。
 ですから、しっかり見てチェックしないで流してしまうのは、実にもったいない話です!
 汚い話ではなく、水に流すことが出来ない、大切な話なのです。

 一般に、便の量は、食事の量を表しています。
 野菜や穀物など食物繊維が豊富な植物性食品を多く摂るほど、便の量も増えます。

 便の色や臭いは、主に食事の質を表しています。
 善玉菌のエサになる複合炭水化物・食物繊維が多いほど、便は黄色く、酸っぱい臭いがします。
 反対に、悪玉菌のエサになるタンパク質が多いほど、茶褐色・暗色で、悪臭の便になります。

 便の固さや形は、食事による部分もありますが、腸のはたらきや動きと関係しています。

 もちろんO-157やノロウィルスなどの感染症や腸閉塞などでも、下痢や便秘になります。
 また、胃腸炎や潰瘍、ガンなどで出血があると、便の色が黒くなったり赤くなったりします。
 胆嚢の病気では、便の色が白くなったり、緑色になったりします。

 しかし、ここでは、そのような病気ではない、腸のはたらきが悪いことによって起こる
 便秘と下痢のツボ刺激をはじめとするセルフケアを紹介していきます。

 →次記事:「便秘と自律神経 ~カチカチの弛緩性便秘、コロコロの痙攣性便秘~」

鍼灸症例:股関節痛 左脚の付け根の痛み

 70歳代の女性。左脚の付け根、股関節前面に痛みがあります。
 寝ていたり、座っていたり、安静にしていると痛みは出ません。
 歩くときや方向転換をするとき、立ち座りなど体位変換で、左脚の付け根に痛みが出ます。
 とくに思い当たるキッカケもなく、痛み始めたそうです。
 だいたい、痛みとはそういうものです(^^;

 まずは症状の確認です。
 立ったり座ったり歩いたり、いろいろ動作をしてもらって、痛みを観察してもらいました。
 一番痛みを感じる動作は、足を伸ばして座った姿勢で、膝を曲げて足を引き寄せてから
 勢いよく膝を伸ばし切ったときに、左脚の付け根に痛みが強く出ます。
 この動作を、治療効果の確認に使うことにしました。

 まずは、左股関節前面と関係する、左足の第2・3・4指(足陽明経筋)の圧痛点を探しました。
 いくつか見つけた圧痛点に円皮針を貼りながら、さきほどの動作をして変化を尋ねました。
 左足中指の根本の両脇の2点の圧痛点がヒット!
 これで痛みは10→5に改善。ほかの圧痛点は無効でした。

 次に、股関節前面と関係する、親指(足太陰経筋)の圧痛点にも円皮針。
 これで痛みはほぼ消失(5→1)。今度は股関節の外側に痛みが移ったと仰いました。
 最も強い痛みが消えたから、2番目の痛みを感じられるようになったのです。
 股関節外側の痛みは、薬指と小指の間の足の甲(足少陽経筋)の圧痛点の円皮針で消失。
 立って歩いてもらったり、脚をひねってもらったり、いろいろ動かしてもらって
 痛みを確認してもらいましたが、もう大丈夫と仰るので、治療を終了しました。

 →カテゴリ:★治療院のご案内

便秘と自律神経 ~カチカチの弛緩性便秘、コロコロの痙攣性便秘~

 便秘とは一体どういう状態の事でしょうか。
 さすがに1週間もお通じがなかったら、これは便秘と言えますよね(^^;
 しかし、お通じが何日間なかったら便秘、という線引きは決まっていないのです。

 一般に、食欲不振やお腹の張った感じ(膨満感)、腹痛や残便感などの
 不快な自覚症状があり、長時間にわたって便通がない状態を、便秘としています。

 毎日お通じがあっても、残便感があって満足できず気持ち悪いと感じる人もいれば、
 2~3日に1回しかお通じが無くても、スッキリ気持ちよく、体調も良い人もいるのです。

 もちろん便通は、食事の内容や、腸閉塞・腫瘍などの胃腸の病気によって大きく左右されます。
 しかし、それ以外にも、腸のはたらきの異常によっても便秘は起こります。
 →前記事:「お通じのトラブルのセルフケア ~便りがあるのが良い便り~」

 胃や十二指腸、小腸で消化・吸収された食べも物の残りかすが大便の材料です。
 大腸で余分な水分を吸収されながら、大腸の動きによって肛門へと運ばれて便になります。

 この水分の吸収と腸の動きという大腸のはたらきが悪くなると便秘が起こります。
 大腸のはたらきを調節するのは自律神経です。 →カテゴリ:「自律神経のはたらき」
 (実は腸は、自律神経の調節を受けなくても、勝手にはたらく賢い臓器でもあります。)

 交感神経がはたらき過ぎると、大腸の動きが悪くなってしまいます。
 大腸がダラ~ンとゆるみ切ってしまい、便が肛門の方までスムーズに運ばれなくなります。
 便が長時間とどまることで水分が吸収され過ぎてカチカチの便秘になります。
 このタイプの便秘を、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)と言います。

 反対に、副交感神経がはたらき過ぎると大腸が動き過ぎて、引きつれてしまいます。
 大腸がギュッと収縮し過ぎてしまい、便が肛門の方までスムーズに運ばれなくなります。
 腸の動きが強すぎることで便が結ぼれてしまってコロコロの便秘になります。
 このタイプの便秘を、痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)と言います。

 大腸の動きが弱すぎても強すぎても、どっちにしても便秘を引き起こしてしまうのですね。
 お通じは、自律神経の微妙なバランスの上に成り立っているのです。

 では、まずは交感神経のはたらき過ぎが原因である、弛緩性便秘のツボを紹介します。
 →次記事:「弛緩性便秘に効くツボ ~腸の動きを活発にします~」

弛緩性便秘に効くツボ ~腸の動きを活発にします~

 大腸は、便中の余分な水分を吸収しながら、便を肛門の方へと送り出しています。
 大腸がくねくねとイモムシのように動いて、便を適度に固めながら排泄しようとはたらきます。
 →前記事:「便秘と自律神経 ~カチカチの弛緩性便秘、コロコロの痙攣性便秘~」

 そんな大腸のはたらきを調節しているのが自律神経です。
 自律神経のうち、交感神経がはたらき過ぎると、大腸の動きが悪くなってしまいます。

 交感神経がはたらき過ぎると、大腸がダラ~ンとゆるみ切ってしまい、動きが悪くなります。
 便が腸内に長時間とどまってしまうので、水分が吸収され過ぎてカチカチの便になります。
 このタイプの便秘を、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)と言います。
 大腸が弛緩して(ゆるんで)しまって、大腸の動きが悪くなってしまうことによる便秘です。

 【食事を改める】
 そんな弛緩性便秘を治すには、食事の内容も大切です。
 大腸の動きを刺激し、便に水分を与える食物繊維、とくに豆類を努めて多く摂りましょう。
 →記事:「今すぐ改善できる健康に良い食事 ~食事の質の高め方~」

 【弛緩性便秘に効くツボ】 左F1・F6+左右のF4
 そして、腸の交感神経のはたらき過ぎを抑え、腸の動きを活発にするツボは
 左足の親指F1と人差し指F6、そして小指F4のツボです。
 →記事:「胃腸のツボ ~口唇から肛門までの長い道のり~」
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 食生活の改善と併せて、ツボ刺激を行ってみてください。
 あなたが快腸な生活を送れますように!

 コロコロ便タイプの便秘に効くツボはこちら。
 →記事:「痙攣性便秘に効くツボ ~腸の動き過ぎを抑えます~」

痙攣性便秘に効くツボ ~腸の動き過ぎを抑えます~

 便秘のタイプのひとつに、大腸の動きが悪くなり、カチカチの便になる弛緩性便秘があります。
 弛緩性便秘は、大腸の交感神経のはたらき過ぎによる便秘です。
 →前記事:「弛緩性便秘に効くツボ ~腸の動きを活発にします~」

 そして、もうひとつのタイプが、大腸の副交感神経のはたらき過ぎによる便秘です。

 大腸は、便中の余分な水分を吸収しながら、くねくねと動いて、便を肛門へ送り出します。
 くねくねと便を送り出す腸の動きをうながしているのは、副交感神経のはたらきです。

 しかし、この副交感神経がはたらき過ぎると、大腸が動き過ぎて引きつれてしまいます。
 大腸がギュッと引き締まり過ぎてしまい、便が肛門の方までスムーズに運ばれなくなります。
 長いバナナの形で腸内を運ばれていた便が、腸の動き過ぎによって、便が結ぼれてしまいます。
 すると便の形が、ウサギやシカ、ネズミの糞のような、短く丸い形のコロコロの便になります。
 このタイプの便秘を、痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)と言います。
 大腸の動きが強すぎて、痙攣を起こしてしまうことによる便秘です。

 痙攣性の便秘では、大腸の収縮が強くなりすぎるので、お腹が痛くなったり
 便意をもよおしてトイレに行っても、排便が無いときや、便の量が少なかったりします。

 【生活に運動を取り入れる】
 痙攣性便秘を解消するには、副交感神経のはたらき過ぎを抑えることです。
 身体の筋肉を動かす運動は、適度に副交感神経のはたらき過ぎを抑えてくれます。
 →カテゴリ:「ストレスマネージメント」

 【痙攣性便秘に効くツボ】 左右H5・F5
 そして、腸の副交感神経のはたらき過ぎを抑え、痙攣性便秘を治すツボは、
 左右の手足の薬指にあるH5・F5のツボです。
 →記事:「胃腸のツボ ~口唇から肛門までの長い道のり~」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 運動と併せて、ツボ刺激も行ってみてください。あなたが快腸な生活を送れますように!

 ところで、腸が動き過ぎるのなら、「便秘」じゃなくて「下痢」になるんじゃないの??
 と思われた、そこのあなた!なかなか鋭い疑問ですね!

 そうなのです、痙攣性便秘と下痢とは、紙一重の症状なのです。
 痙攣性便秘でお困りの方で、下痢でも悩まされている方はこちら。
 →次記事:「下痢に効くツボ ~思い当たる理由もない慢性下痢・軟便にも~」 

下痢に効くツボ ~思い当たる理由もない慢性下痢・軟便にも~

 下痢には、「止めてはいけない下痢」もあります。
 サルモネラなどの食中毒や、ノロウイルスなどのお腹の風邪、O-157などの毒による下痢。
 下痢だけでなく、吐き気や嘔吐、発熱などの症状も一緒に出てくることが多いです。

 これらの下痢は、身体にとって有害なバイ菌や物質を、便として排泄するための反応です。
 下手に下痢を止めてしまうと、毒が排出されず、重症になってしまいます(涙)

 ここでは、そのような体内の異物を排泄する反応ではない下痢のセルフケアを紹介します。

 食べ過ぎ・飲み過ぎ、早食い(噛まない)など、自分の胃腸の消化能力を越えた場合、
 当然の事ながら、消化不良を起こして下痢をしてしまいます。
 そのときは、ツボ…ではなく、食い改めて下さい(^^;

 しかし、思い当たる理由もないのに慢性的に下痢や軟便が続く場合には、ツボがあります。

 大腸は、便中の余分な水分を吸収しながら、くねくねと動いて、便を肛門へ送り出します。
 くねくねと便を送り出す腸の動きをうながしているのは、副交感神経のはたらきです。

 しかし、副交感神経がはたらき過ぎると、腸の動きが激しくなり過ぎてしまいます。
 すると、排泄までの時間が短くなり、余分な水分がそのままで出てしまいます。(軟便)
 また副交感神経には、腸の動きだけでなく、腸の粘液を分泌させるはたらきもあるので、
 さらに水っぽい便になってしまいます。(泥状便・水様便)

 下痢は、大腸を調節する副交感神経のはたらき過ぎによる症状です。
 そんな腸の副交感神経のはたらき過ぎを抑え、慢性下痢を治すツボは、
 左右の手足の薬指にあるH5・F5のツボです。
 →記事:「副交感神経のはたらき過ぎを抑えるツボ ~心身に喝!を入れます~」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 長年の原因不明の慢性下痢でも、数回の治療で改善があります。是非一度お試し下さい。
 あなたの下痢が止まりますように!

 下痢と痙攣性便秘は紙一重です。
 腸の副交感神経がはたらき過ぎを起こすと、下痢だけでなく便秘も引き起こされます。
 →前記事:「痙攣性便秘に効くツボ ~腸の動き過ぎを抑えます~」

 1日に何回もトイレに走ったり、日常生活に差し障りがある方は、こちらもご覧下さい。
 →カテゴリ:「過敏性腸症候群」

 次は、他人にはなかなか言いづらい、「痔(ぢ)」のツボです。
 →次記事:「痔に効くツボ ~あなたも痔主さんなのですね~」

更年期障害と女性ホルモン ~ホルモンと自律神経の密な関係~

 最近では男性にも更年期障害があるようですね。
 一般に、更年期障害とは、閉経を迎える年代の女性が悩まされる不定愁訴のことです。

 しかし、更年期障害は、閉経前後の女性全員が悩まされるわけではありません。
 生活に支障が出るほど辛い症状で苦しむ人もいれば、何の症状も出ない人もいます。
 その差は一体、何なのでしょうか。

 更年期になると、思春期から心身のリズムを調節していた卵巣のはたらきが急速に弱まります。
 卵巣から分泌される女性ホルモンの量が急激に減ってしまうことが原因だと言われています。

 今まで女性ホルモンの血中濃度が高かった人ほど、その落差が非常に大きくなります。
 熱い南国で長年過ごしてきた人が、ある日突然、寒い北極に引っ越すような感じです。
 ホルモン量の急な変化に適応しきれず、心身の調子を崩してしまうのが更年期障害なのです。

 そんなホルモンと自律神経は、密接な関係があります。
 ホルモンの変化は、自律神経のはたらきにも大きな影響を及ぼしてしまいます。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 自律神経のはたらきが悪くなると、更年期障害と言われる様々な心身の症状が出てくるのです。
 →次記事:「更年期障害と自律神経 ~いわゆる自律神経失調症~」

更年期障害と自律神経 ~いわゆる自律神経失調症~

 更年期障害は、女性ホルモンの急減に適応しきれず、心身の調子を崩してしまう状態です。
 →前記事:「更年期障害と女性ホルモン ~ホルモンと自律神経の密な関係~」

 更年期障害の症状は、ホルモンの低下に慣れて、やがて治まっていくとは言うものの
 つらい症状を少しでも和らげて、楽に生活を送れる方がいいですよね。

 更年期障害のさまざまな症状は、女性ホルモンの急激な減少が引き金になって、
 自律神経のはたらきが悪くなってしまった状態、いわば自律神経失調症です。
 →カテゴリ:「自律神経失調症」

 更年期に伴う自律神経の症状には、ツボ刺激がお役に立てるかと思います。

 更年期障害の症状には、非常にさまざまなものがあります。

 集中力の低下や気分の落ち込み、不眠、不安感などのメンタル症状や
 肩コリ・首コリ・腰痛・シビレなどの筋肉の痛みの症状、
 食欲不振や吐き気、便秘・下痢などの胃腸の症状、
 冷え・のぼせ、動悸などの血管の症状など、実にさまざまあります。

 それもそのはずです。
 自律神経は、痛みやシビレ、心臓や胃腸など全身の内臓のはたらきを調節しているのです。
 症状の出てくる場所(臓器)も、症状の出方も人それぞれ異なります。

 更年期障害の自律神経の症状を治す第一歩は、症状を個別に知ることです。
 全ての症状を「更年期障害」だから…と、ひとまとめに考えてしまわないことです。
 ひとつひとつの症状が、どこの臓器のどっちの神経のはたらき過ぎなのか、
 この症状は、交感神経、副交感神経、どちらの神経のはたらき過ぎなのかを知ってください。
 そして、それぞれの症状に見合ったツボ刺激で、自律神経のはたらきを正常に戻しましょう。

 →次記事:「更年期障害に効くツボ その1 ~副交感神経のはたらき過ぎによる症状~」

更年期障害に効くツボ その1 ~副交感神経のはたらき過ぎによる症状~

 更年期障害の症状は、女性ホルモンの減少による、いわゆる自律神経失調症です。
 非常に様々な症状がありますが、症状のひとつひとつを個別に対処することが大切です。
 →前記事:「更年期障害と自律神経 ~いわゆる自律神経失調症~」

 更年期障害の症状には様々ありますが、どんな症状になるのかは、人それぞれです。
 症状がひとつだけの人もいれば、いくつかの症状を抱えている人もいらっしゃいます。
 朝はこっちの症状で、昼はあっちの症状と、症状が移り変わることも、しばしばです。
 それは、その人のその時の、感受性の強い(デリケートな)ところに症状が出るからです。

 ここでは、更年期障害によくある症状を挙げて、その症状に効くツボを紹介していきます。

 エストロゲンだけでなく、一般的に性ホルモンは、心身を活性化させます。
 やる気を出したり、身体を活動的にさせるなど、交感神経を活発にさせるはたらきがあります。
 更年期には女性ホルモンが激減することで、交感神経のはたらきが弱くなってしまうので、
 相対的に、副交感神経がはたらき過ぎる状態になってしまいます。
 →カテゴリ:「副交感神経とアレルギー」

 副交感神経がはたらき過ぎると、メンタル面や知覚、胃腸や血管などに症状が出てきます。

 精神活動が低下することで、「集中力低下」や、「物忘れ」がひどくなったり、
 「気分の落ち込み・憂うつ感」「不安感」「倦怠感」などのメンタル症状が出てきます。
 →カテゴリ:「うつ状態・うつ病」

 また、「刺激に敏感」になり、「かゆみ」「蟻走感」(ムズズム感)、
 「痛み」「シビレ」などの感覚を、本来以上に過剰に感じやすくなってしまいます。
 →カテゴリ:「むずむず脚症候群」  →カテゴリ:「湿疹・じんましん・かゆみ」
 →記事:「痛みを消すツボ ~血流を良くする&痛覚閾値を上げる~」

 それに、副交感神経には、「排泄」を促すはたらきもがあるので、このはたらきが過剰になると、
 「吐き気」「痙攣性便秘」・「下痢」「頻尿」などの胃腸や膀胱の動きが激しくなります。
 →記事:「痙攣性便秘に効くツボ ~腸の動き過ぎを抑えます~」
 →記事:「下痢に効くツボ ~思い当たる理由もない慢性下痢・軟便にも~」
 →記事:「過活動膀胱と自律神経 ~蛇口がかなりゆるゆるです!~」

 さらに、副交感神経には、皮膚の血管を広げるはたらきもあります。
 皮膚の血管が広がると、皮膚の温度が上がるため、顔や頭などに「ほてり」や「のぼせ」などの
 いわゆる「ホットフラッシュ」と言われる症状も出てきます。

 このような症状は全て、副交感神経のはたらき過ぎによる症状です。
 症状の出てくる臓器や、症状の出方は異なりますが、副交感神経の過剰反応なのです。

 これらの更年期障害の症状に効くツボは、手足の薬指H5・F5のツボです。
 副交感神経のはたらき過ぎを抑えることで、これらの症状を鎮めてくれます。
 →記事:「アレルギーに効くツボ ~薬指を刺激!~」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 更年期障害の症状は、基本としては、副交感神経のはたらき過ぎの状態です。
 しかし、それだけでなく、交感神経と副交感神経の協調関係が崩れている状態でもあります。
 副交感神経のみならず、交感神経のはたらき過ぎによる症状も出てくるのです。

 →次記事:「更年期障害に効くツボ その2 ~交感神経のはたらき過ぎによる症状~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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