鍼灸症例:線維筋痛症 全身の関節痛

 30歳代の女性。10年以上も前から全身あちこちの関節の痛みに悩まされています。
 痛みは右肘からはじまり、そのうちに左肘も痛みはじめたそうです。
 そのうちに肩や手、膝や足など関節を中心に全身に痛みが広がってきました。

 レントゲンやMRIなどの画像検査では異常は見つからなかったそうです。
 線維筋痛症と診断されています。

 消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服薬は無効、湿布薬では改善するそうです。
 抗うつ剤で痛みが消失するも、副作用が強すぎて中止。痛みが再燃。

 関節は何も刺激を加えなくとも常に痛みを感じます。
 患部の触診では、軽く押さえただけでも痛みを感じます。
 
 自発痛や触圧覚刺激による疼痛誘発などから、痛覚過敏症だと思われます。
 線香で火災警報器が作動しているような痛みシステムの故障と説明しました。

 患部の関節を動かしたところで痛みが増減するなど変化はありません。
 常に感じる痛みと、患部に触れたときの痛みの変化を治療効果の指標にしました。

 過敏性を抑える手足の薬指H5F5の井穴刺絡を行いました。
 「痛みはどうですか?」 とお尋ねすると、
 「???」 手や足の関節をご自分で触りながら、驚いた表情で言葉も出ません。
 急に痛みが治まったのが信じられないご様子。
 これなら湿布薬を貼らなくて済む程度そうです。

 1回の治療で鎮痛したけれど、10年も痛みを抱えていたら、また再燃するでしょう。
 ご自宅でのセルフケアとしばらく続けての通院治療を指導して終了です。

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鍼灸症例:梅核気 喉の異物感・閉塞感・詰まった感じ

 50歳代の女性。1年以上前から喉の異物感・閉塞感に悩まされています。
 ある日に突然のどが詰まった感じがし、耳鼻科で診てもらうも異常なし。
 脳外科でのMRI検査でも、甲状腺の血液検査でも異常は見つかりません。
 鍼灸や整体、漢方などをあれこれ試すも全く改善がなく、困り果てのご来院です。

 喉の異物感は常に感じてます。飲食中で苦しくなることもあります。
 異物はピンポン球ほどの大きさだそうです。 

 問診でいろいろ詳しくお尋ねしている中で、治療のヒントを発見!
 仰向けに寝ている姿勢では異物感が半分くらいに小さくなるそうです。
 上半身を起こすと喉の異物感がすぐに戻って大きくなります。

 身体を起こすことで頭を支える筋肉が緊張するので、首コリが原因かも?
 喉の異物感を引き起こしやすい首前面の筋肉から治療することにしました。

 座椅子で長座位にて首を斜め後ろに倒し、乳様突起部の圧痛点に刺鍼・雀啄。
 首を元に戻してもらうと、異物感が最初の3~4割の大きさに縮小したそうです。
 まだ3~4割残っているので、同様の姿勢で胸鎖乳突筋部の圧痛点に円皮鍼。
 これで少し違和感は残るものの、喉の異物感・閉塞感は解消です(10→3~4→0)。

 やはり首こりが原因だったようです。
 ぶり返さないよう、続けて治療するよう指導して終了です。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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