体温調節と温熱性発汗 ~汗をかくのは脳の温度を下げるため!~

 暑い季節になると、汗が気になる。大汗をかいて止まらない。
 そんなお悩みの汗ですが、もし汗をかくことが出来なくなると、どうなるのでしょうか?

 身体を動かしたり、気温が高くなりすぎると、体内の温度が上がってきます。
 暑いときの「温熱性発汗」は、気化熱を利用して体温の上昇を防ぐための発汗です。
 →前記事:「汗は何のためにかくの? ~汗に対処するには汗を知ることから~」

 汗をかかないと体温が上昇し続け、最悪の場合、熱中症で死に至る危険性があります。
 深部の体温、とくに脳の温度が高くなりすぎると、オーバーヒートで脳が壊れてしまいます。

 体温の上昇を感じ取った脳は、皮膚の血管を広げたり、発汗を促す命令を出します。
 長時間、日中に動いてもオーバーヒートしないよう、発汗することで脳を冷却しているのです。

 とは言うものの、水分補給もせずに大量の汗をかくと、脱水で倒れることもあります。
 体内の水分損失を犠牲にしてでも、「脳の温度を下げる」ことが、温熱性発汗の目的なのです。

 汗をかいても脳の温度が下がらないと、なかなか汗が止まりません。
 ですので、温熱性発汗を止めるコツは、効率よく皮膚・脳の温度を下げることにあります。

 大汗をかいて、急に冷えた空間に入ると、一気に汗は止まりますよね(^^;
 これは、皮膚の温度が急冷されて、皮膚の血管が収縮して汗が出なくなるからです。
 しかし、体表の温度は下がっても、深部の脳の温度はまだ下がっていません。

 脳からは、「まだ暑いから汗を出して温度を下げろ!」という指令を下したままですが、
 皮膚からは、「冷えましたので汗を止めました!」という報告が上がってきます。
 外は冷えているけど、内に熱がこもっている状態です。
 こんな状態で再び暑い場所に出ると、せき止められていた汗がドドッ!と吹き出してきます。
 大量に噴き出た汗は、気化することのない非効率な汗になってしまいます。

 そんな温熱性発汗を、効果的に止める方法を紹介します。

 →次記事:「温熱性発汗の止め方 その1  ~脳と皮膚を冷ます!~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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