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線維筋痛症は全身の痛覚過敏症 ~痛みに敏感な痛がり屋さん~

 線維筋痛症は、損傷や炎症などの原因がないのに全身に痛みを感じる病気です。
 肉体の異常がなくても痛みだけを感じてしまう、全身の痛覚過敏症です。
 →前記事:「線維筋痛症のセルフケア ~まずは痛みを理解する~」

 痛みは本来、肉体の損傷・炎症を知らせてくれる警告信号です。
 熱や煙を検出して警報音を鳴り響かせる火災警報器のような役割です。
 →記事:「痛みを感じるメカニズム ~火災警報器と仕組みは一緒~」

 しかし火事ではないのに警報ベルが鳴るのは、火災警報器の故障です。
 線維筋痛症は、原因がなくても痛みを感じる、痛み認知システムのエラーなのです。

 線維筋痛症では、本来ならば痛みを感じない程度の弱い刺激でも、痛みを感じます。
 身体に軽く触れたり、ちょっと擦れたり、軽く押さえるだけで痛みを感じてしまいます。
 顔を洗ったり、衣服を着脱したり、椅子に座って接するだけでも、痛みが生じます。

 痛み刺激を検出するセンサーは、痛覚神経の末端に付いています(ポリモーダル受容器)。
 皮膚や筋膜などに豊富に存在し、身体に損傷や炎症が起こると電気信号を発生させます。
 センサーで発生した電気信号は痛覚神経を伝って脳へ送られ、脳が痛みを感じます。

 痛みが長引くと、センサーの個数が増殖したり、痛覚神経が皮膚表面にまで伸びてきます。
 熱煙検出器を増設したり、設置位置が天井から目の高さにまで降りてくるようなものです。
 痛みが続くとセンサーが過敏になって、痛み刺激を検出しやすくなってしまうのです。

 すると、線香やロウソクの火や煙にも反応して火災警報器が作動するようになります。
 線維筋痛症は、痛み刺激を過剰に検出してしまう状態なのです(末梢性感作)。

 線維筋痛症の診断基準にもなる「圧痛点」とは、痛み検出センサーが過敏な点です。
 正常では痛みを感じない程度の強さで押圧しても、痛みを感じる点が圧痛点です。

 →次記事:「広がる痛みの犯人はグリア細胞! ~痛み信号を拡散させる~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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