口呼吸の治し方 ~口輪筋と舌を鍛えよう!~

 口呼吸をしていると、空気中の病原体や、冷たく乾燥した空気がのどを直撃します。
 乾燥で粘膜バリアが弱って病原体が繁殖するので、のどで炎症が起こりやすくなります。
 →前記事:「扁桃炎のセルフケア ~口呼吸で乾いた空気とバイ菌がのどを直撃!~」

 口唇を閉じることと関係があるのは、「口輪筋」 と 「舌」 です。

 口輪筋(こうりんきん)は、読んで字のごとく、口唇の周りを輪状に囲っている筋肉です。
 口を閉じて唇をすぼめて口笛を吹いたり、赤ちゃんがおっぱいを吸うときに使う筋肉です。
 口輪筋のはたらきが弱いと口唇が開いてしまい、自然と口呼吸になってしまいます。

 そして、口腔内での舌の位置も重要です。
 舌を吸盤のように上顎にピタッと軽く吸着させるのが正しい位置です。
 舌で上顎(硬口蓋)を軽く持ち上げるようなイメージです。
   
 長年口呼吸をしている人は口輪筋が萎縮して唇が縮み、前歯が見えるようになります。
 口角が下がり、二重顎になり、美容上も残念な顔(アデノイド顔貌)になってしまいます(涙)

 【口輪筋のストレッチ】
 まずは、長年の口呼吸で萎縮してしまっている口輪筋を元の長さに戻すストレッチです。

 1.上唇を指ではさんで前方へ20回、ゆっくり優しく引っ張ります。
 2.下唇も20回、同様に行います。痛くない程度に出来るだけゆっくりストレッチします。

 【舌筋を鍛えるガムこね】
 つい気を抜くと、舌の位置が下顎のくぼみに落ち込み、唇が開いてきてしまいます。
 それを予防&改善させる方法は、ガムを舌と上顎との間で 「こねる」 ことです。
 ガムを舌と上顎でこねることで舌が鍛えられ、舌が正しい位置に収まるようになります。

 【睡眠中の口呼吸予防】
 口呼吸が直るまでは、睡眠中はどうしても口が開いてしまいます(^^;
 そんなときは唇の真ん中を縦に1枚サージカルテープなどで止めると良いです。
 そして、「ぬれマスク」 で、口腔・ノドの乾燥を極力抑えてください。
 →記事:「ぬれマスク・鼻うがい・スチーム吸入で上咽頭の乾燥を防ぐ&回復を促す!」

 扁桃炎の悪化の要因を改善させながら、ツボ刺激もお試しください。

 →記事:「扁桃炎・扁桃肥大に効くツボ ~のどの腫れ・痛み・過敏性を抑える~」

 参考文献
 『くちびるを鍛えるだけで健康と美が手に入る!』 秋広良昭/深澤範子 マガジンハウス 2010
 『立ち読みでわかるイビキの本 鼻呼吸が健康体をつくる』 秋広良昭 三和書籍 2004
 『免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」』 今井一彰 マキノ出版 2008
 『正しく「鼻呼吸」すれば病気にならない』 今井一彰 河出書房新社 2012
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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