痛みを引き起こす「発痛物質」 ~トウガラシは辛くて痛い!~

 痛みを引き起こす原因には、いろいろなものがあります。
 怪我、火傷(ヤケド)、肉体酷使、感染症、腫瘍などなど。

 これらの刺激により、身体が損傷し、細胞が破壊されるのです。
 目に見えない微小な損傷から、骨折などの大きな損傷まで、実に程度は様々です。

 細胞が破壊されると、それまで細胞の中にあった成分が漏出します。
 そして破壊された箇所を修復しようとして血液・白血球が集まり、炎症が生じます。

 漏出した細胞成分や炎症で生じる産物が、痛みを引き起こす 「発痛物質」 です。

 風邪でのどが痛いのは、のどの粘膜が炎症を起こして発痛物質が生じているからです。
 胃腸炎でお腹が痛いのも、炎症による発痛物質が痛みを引き起こしているです。

 発痛物質と言われてもピンと来ないので、発痛物質≒トウガラシ だと思ってください。
 トウガラシを触った手で目や鼻をこすると、めちゃくちゃ痛いですよね(涙)

 損傷・炎症で生じた発痛物質を、痛覚神経の末端にあるセンサーが検出します。
 検出された刺激は電気信号に変換され、痛覚神経を伝って脳へ送られ痛みを感じます。
 →前記事:「痛みを感じるメカニズム ~火災警報器と仕組みは一緒~」

 激しい運動、不慣れな作業のあとに生じる痛み、いわゆる筋肉痛も発痛物質が原因です。
 肉体の酷使で筋肉の細胞(筋線維)が破壊され、軽微な炎症が生じているのです。

 炎症・発痛物質による痛みを 「急性痛」 や 「炎症性疼痛」 と言います。
 このような痛みは、肉体のどこかが壊れているよ!という警告信号なのです。

 →次記事:「痛みの発生源はどこ? ~痛む場所が必ずしも悪いわけではない!~」

 オススメ文献
 『図解入門よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ』 伊藤和憲 秀和システム
 『痛みと鎮痛の基礎知識(上)基礎編』 小山なつ 技術評論社
 『痛みと鎮痛の基礎知識(下)臨床編』 小山なつ 技術評論社
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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