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鍼灸症例:左耳の詰まり 耳閉感

 70歳代の女性。10日ほど前から、左耳の詰まった感が続いているそうです。
 自分の発する声がくぐもって聞こえ、それを補正するために鼻声になっています。

 耳鼻科で(おそらく耳管に)空気を通してもらっても改善がなかったそうです。
 聴力には年齢相応の変化があるだけで、とくに異常はないそうです。
 鍼灸治療で何とか治らないかとご来院です。

 興味深いことに、症状が出るのが朝起床時からお昼頃まで、だということです。
 ほかにも立位前屈で頭を下げるとスコッと耳詰まりが無くなるそうです。
 某早合点なTV番組で、この耳閉感の解消法を放映していたそうです。
 解消するのは前屈位を維持している間だけで、立位に戻ると再び詰まってきます。

 頭を運動(前後屈・回旋・側屈)してもらっても、耳閉感に変化はありません。
 横になる(臥位)と症状がマシになります。立って深くお辞儀をすると消えます。

 症状の発現には、時間帯と頭位が関係しているようです。

 時間で言えば、お昼ごろは交感神経が最も活発な時間帯です。
 もしくは、午前中の活動により筋ポンプ作用が高まってくるのかもしれません。

 頭を下げると解消するのは、重力負荷解放による頭頚部の筋緊張・血流の改善でしょうか。
 耳閉感が機能的なトラブルであることは間違いなさそうです。

 上半身を起こしているときは常に耳閉感があるので、これを治療効果の判断指標にしました。

 耳や首の側面と関連がある左F5を井穴刺絡。ちょっと良いかな程度の改善。
 同じく左H5の井穴刺絡。さっきよりマシになってるそうです。
 治療開始前の症状の強さを10とすると、H5F5で10→7~8くらいに改善してます。

 H5F5の経絡上、とくに耳周辺を触診すると、左耳の下あたりに筋緊張と圧痛点があります。
 そこの筋緊張をゆるめる刺鍼。これで耳閉感がスコッと解消しました(8→0)。

 再発しないか、数分様子を観察してもらいましたが、大丈夫だったので治療終了です。
 耳管や内耳など耳の異常では無く、耳周辺の筋肉のトラブルだったようです。
 患者さんも耳が悪いワケではないと分かって安心されたそうです。

 もし明日以降、耳閉感が再発したら、円皮針などでセルフケアするか、
 ご自分で手に負えなければ、来院するよう指導して終了しました。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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