起立性調節障害の一因?? 「かくれ貧血」 ~成長期は鉄不足になりがち~

 起立性調節障害は、過剰なストレスで交感神経・副腎のはたらきが弱まっている状態です。
 交感神経が弱まると相対的に副交感神経が過剰になって、さまざまな症状が出てきます。
 →前記事:「起立性調節障害のメカニズム ~交感神経・副腎の機能低下~」

 そんな起立性調節障害の背後には、「鉄不足」が一枚噛んでいるのかもしれません。

 起立性調節障害と診断される前に、貧血の血液検査も受けたと思います。
 もちろん、貧血(ヘモグロビンの減少)ではない、と言われたはずです。
 しかし、貧血に至る前段階の「かくれ貧血」は、通常の貧血検査項目では分かりません。

 かくれ貧血の状態でも、起立性調節障害と非常によく似た症状が出てきます。
 鉄には、酸素を運搬するだけでなく、実に様々なはたらきがあります。
 代謝を上げてエネルギーを生み出したり、交感神経を活発にさせるはたらきもあります。
 →記事:「こんな症状も鉄不足!? ~不定愁訴の原因は「かくれ貧血」かも~」

 起立性調節障害と診断される年代は、ちょうど成長期・思春期と重なります。
 成長期の子どもは、体格が増大するときに多くの鉄が必要になります。
 また、部活など運動・スポーツをする際にも、筋肉や汗などで鉄が消費されていきます。
 思春期の女の子は、初潮や月経により、男の子以上に鉄分が失われやすくなります。

 お子さんの体調不良の一因が「かくれ貧血」でないかどうか、一度チェックしてもらってください。
 →記事:「フェリチンでかくれ貧血をチェック! ~鉄は女性に美と健康をもたらす~」

 血液検査で、もし 「かくれ貧血」が見つかったときは、ヘム鉄のサプリなどで補ってください。
 鉄の許容上限摂取量は、9~14歳で35mg/日、15歳以上で40mg/日です。
 定期的にフェリチン値を測定して、くれぐれも摂り過ぎに注意してくださいね。
 →外部リンク:「厚生労働省 第6次改定日本人の栄養所要量について」


 →次記事:「起立性調節障害に効くツボ」
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク