便秘と自律神経 ~カチカチの弛緩性便秘、コロコロの痙攣性便秘~

 便秘とは一体どういう状態の事でしょうか。
 さすがに1週間もお通じがなかったら、これは便秘と言えますよね(^^;
 しかし、お通じが何日間なかったら便秘、という線引きは決まっていないのです。

 一般に、食欲不振やお腹の張った感じ(膨満感)、腹痛や残便感などの
 不快な自覚症状があり、長時間にわたって便通がない状態を、便秘としています。

 毎日お通じがあっても、残便感があって満足できず気持ち悪いと感じる人もいれば、
 2~3日に1回しかお通じが無くても、スッキリ気持ちよく、体調も良い人もいるのです。

 もちろん便通は、食事の内容や、腸閉塞・腫瘍などの胃腸の病気によって大きく左右されます。
 しかし、それ以外にも、腸のはたらきの異常によっても便秘は起こります。
 →前記事:「お通じのトラブルのセルフケア ~便りがあるのが良い便り~」

 胃や十二指腸、小腸で消化・吸収された食べも物の残りかすが大便の材料です。
 大腸で余分な水分を吸収されながら、大腸の動きによって肛門へと運ばれて便になります。

 この水分の吸収と腸の動きという大腸のはたらきが悪くなると便秘が起こります。
 大腸のはたらきを調節するのは自律神経です。 →カテゴリ:「自律神経のはたらき」
 (実は腸は、自律神経の調節を受けなくても、勝手にはたらく賢い臓器でもあります。)

 交感神経がはたらき過ぎると、大腸の動きが悪くなってしまいます。
 大腸がダラ~ンとゆるみ切ってしまい、便が肛門の方までスムーズに運ばれなくなります。
 便が長時間とどまることで水分が吸収され過ぎてカチカチの便秘になります。
 このタイプの便秘を、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)と言います。

 反対に、副交感神経がはたらき過ぎると大腸が動き過ぎて、引きつれてしまいます。
 大腸がギュッと収縮し過ぎてしまい、便が肛門の方までスムーズに運ばれなくなります。
 腸の動きが強すぎることで便が結ぼれてしまってコロコロの便秘になります。
 このタイプの便秘を、痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)と言います。

 大腸の動きが弱すぎても強すぎても、どっちにしても便秘を引き起こしてしまうのですね。
 お通じは、自律神経の微妙なバランスの上に成り立っているのです。

 では、まずは交感神経のはたらき過ぎが原因である、弛緩性便秘のツボを紹介します。
 →次記事:「弛緩性便秘に効くツボ ~腸の動きを活発にします~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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