更年期障害に効くツボ その1 ~副交感神経のはたらき過ぎによる症状~

 更年期障害の症状は、女性ホルモンの減少による、いわゆる自律神経失調症です。
 非常に様々な症状がありますが、症状のひとつひとつを個別に対処することが大切です。
 →前記事:「更年期障害と自律神経 ~いわゆる自律神経失調症~」

 更年期障害の症状には様々ありますが、どんな症状になるのかは、人それぞれです。
 症状がひとつだけの人もいれば、いくつかの症状を抱えている人もいらっしゃいます。
 朝はこっちの症状で、昼はあっちの症状と、症状が移り変わることも、しばしばです。
 それは、その人のその時の、感受性の強い(デリケートな)ところに症状が出るからです。

 ここでは、更年期障害によくある症状を挙げて、その症状に効くツボを紹介していきます。

 エストロゲンだけでなく、一般的に性ホルモンは、心身を活性化させます。
 やる気を出したり、身体を活動的にさせるなど、交感神経を活発にさせるはたらきがあります。
 更年期には女性ホルモンが激減することで、交感神経のはたらきが弱くなってしまうので、
 相対的に、副交感神経がはたらき過ぎる状態になってしまいます。
 →カテゴリ:「副交感神経とアレルギー」

 副交感神経がはたらき過ぎると、メンタル面や知覚、胃腸や血管などに症状が出てきます。

 精神活動が低下することで、「集中力低下」や、「物忘れ」がひどくなったり、
 「気分の落ち込み・憂うつ感」「不安感」「倦怠感」などのメンタル症状が出てきます。
 →カテゴリ:「うつ状態・うつ病」

 また、「刺激に敏感」になり、「かゆみ」「蟻走感」(ムズズム感)、
 「痛み」「シビレ」などの感覚を、本来以上に過剰に感じやすくなってしまいます。
 →カテゴリ:「むずむず脚症候群」  →カテゴリ:「湿疹・じんましん・かゆみ」
 →記事:「痛みを消すツボ ~血流を良くする&痛覚閾値を上げる~」

 それに、副交感神経には、「排泄」を促すはたらきもがあるので、このはたらきが過剰になると、
 「吐き気」「痙攣性便秘」・「下痢」「頻尿」などの胃腸や膀胱の動きが激しくなります。
 →記事:「痙攣性便秘に効くツボ ~腸の動き過ぎを抑えます~」
 →記事:「下痢に効くツボ ~思い当たる理由もない慢性下痢・軟便にも~」
 →記事:「過活動膀胱と自律神経 ~蛇口がかなりゆるゆるです!~」

 さらに、副交感神経には、皮膚の血管を広げるはたらきもあります。
 皮膚の血管が広がると、皮膚の温度が上がるため、顔や頭などに「ほてり」や「のぼせ」などの
 いわゆる「ホットフラッシュ」と言われる症状も出てきます。

 このような症状は全て、副交感神経のはたらき過ぎによる症状です。
 症状の出てくる臓器や、症状の出方は異なりますが、副交感神経の過剰反応なのです。

 これらの更年期障害の症状に効くツボは、手足の薬指H5・F5のツボです。
 副交感神経のはたらき過ぎを抑えることで、これらの症状を鎮めてくれます。
 →記事:「アレルギーに効くツボ ~薬指を刺激!~」
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 更年期障害の症状は、基本としては、副交感神経のはたらき過ぎの状態です。
 しかし、それだけでなく、交感神経と副交感神経の協調関係が崩れている状態でもあります。
 副交感神経のみならず、交感神経のはたらき過ぎによる症状も出てくるのです。

 →次記事:「更年期障害に効くツボ その2 ~交感神経のはたらき過ぎによる症状~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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