筋肉のコリと痛み ~硬くなった筋肉は痛みの予備軍~

 筋肉は縮んだり・ゆるんだり、収縮と弛緩をすることで、骨・関節を動かしています。
 スムーズに動けるのは、いくつもの筋肉が協調・連動して収縮・弛緩するおかげです。

 筋肉の柔軟性が低下して十分に収縮・弛緩できなくなった状態が 「コリ」 です。
 コリは筋肉が硬くなっている状態です。

 筋肉が凝ってくると、つっぱり感、締め付けられ感、重だるさなどの症状が出てきます。
 筋肉がうまく収縮・弛緩しづらくなるので、関節を動かせる範囲が狭まってきます。
 肩こりでは肩や首が動かせにくくなったり、肩が詰まる感じや重苦しくなったりします。

 実は、筋肉のコリ自体は痛みの原因ではありません。
 たとえ筋肉が硬く凝っていても、痛みも何も感じない、無症状の人もいます。

 しかし柔軟性が低下して硬くなっている筋肉は、痛みの予備軍になります。
 硬い筋肉を無理やり動かすと、筋肉に過負荷が加わって痛みを発します。

 ストレッチをすると、筋肉が突っ張って軽い痛みを感じますよね。
 このまま引き伸ばされたら筋肉が切れるかも…という損傷に対する警告反応です。
 →記事:「痛みを感じるメカニズム ~火災警報器と仕組みは一緒~」

 筋肉は身体を動かすことなく、じっとしていると柔軟性が低下していきます。
 同じ姿勢をし続けるなど、運動不足によって筋肉は硬く凝ってくるのです。

 筋肉のコリは、運動不足になりがちな現代の様々な生活場面で発生します。

 PC・スマホを見続けることは、首や肩の筋肉のコリを招きます。
 デスクワークなど長時間座り続けると、腰や股関節、脚の筋肉が硬くなってきます。

 硬くなった筋肉は無理に動かすと痛く、動かさないと痛くありません。
 しかし痛みを恐れて動かさないでいると、さら硬くなる…悪循環に陥りがちです。

 寝起きの動きはじめが痛いのは、長時間の安静で筋肉が硬くなっているからです。
 痛いながらも動いていると徐々に筋肉の柔軟性が戻って、痛みが引いてきます。

 筋肉の痛みを治すには、無理のない範囲で徐々に動かしていくことが重要です。

 →次記事:「筋肉とむくみ ~筋肉は血液・リンパ液の還流を促すポンプ~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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