そのツボ、効いてますか? その1 ~お腹のツボの効果の確かめ方~

 ツボの本には、「~に効くツボ」と色々と紹介されていますね。
 ツボを刺激して、あなたの抱える症状がその場でパッと消えれば、効果を実感できますよね。
 たとえ一度のツボ刺激で明らかな症状の改善を実感できなくても、
 その刺激で、身体には何らかの変化が起きているハズです。
 何も変化が無いと、この先同じツボを刺激し続けても、改善はみられないからです。

 皮膚や筋肉の痛みであれば、ツボ刺激の前後で、痛みの変化を確かめることが出来ます。
 しかし、内臓のツボに関しては、変化を実感しにくいと思います。

 ということで、内臓のツボが効いているのか、効いていないのか、実際に確かめてみましょう。

 まずは足を伸ばして仰向けに寝てください。
 そしてお腹の全体あちこちを指1本で押さえてみましょう。
 押さえて痛い点、苦しい点、硬い点、イヤな感じがする点、どこか別の場所に響く点など
 ほかと違った不快感のある点に、マジックペンなどで印を付けてください。

 このとき、お腹を見ようとして頭を持ち上げないでください
 お腹の筋肉に余計な力が入って、お腹の状態が変わってしまいます。

 印を付けた不快な点を、もう何度か押さえてみてください。
 押さえているうちに不快感が無くなってきた点は消してください。
 何度押さえても不快な点が、治療すべき本当に悪い場所です。
   お腹の圧痛とツボお腹の圧痛とツボ

 【右の肋骨の際の圧痛点】
 右上腹部の肋骨下の中には、肝臓や胆のうがあります。
 大事な臓器なので、肋骨というカゴで守られているのです。
 その右の肋骨の際を、肋骨の下に潜り込ませるように指で押さえてみてください。
 指を押し込んで痛かったり、苦しかったり、硬くて抵抗がある場合は、
 もしかしたら、肝臓がお疲れなのかも知れません。

 肝臓に効くツボは、右足のF2・F6です。
 →記事:「肝臓のツボ ~飲み過ぎ食べ過ぎには気をつけて!~」
   足の井穴図足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 ツボを刺激したら、再度、右肋骨の際の不快な点を押さえてください。
 刺激前よりも苦痛が軽減していたり、硬さが柔らかくなっていれば、そのツボは効いています。
 まだ不快感が残っている場合は、胆のうのツボ、左F5を刺激して、再度確認してください。

 【おへその横・恥骨の上の圧痛点】
 おへその横あたりのお腹の奥深く、お腹と言うよりも背中に近い場所に腎臓があります。
 このあたりを押さえたり、もしくは腰を握りこぶしでトントン叩くと不快感がある場合は、
 もしかしたら、腎臓がお疲れなのかも知れません。

 また、お腹の下の方、恥骨の上あたりには膀胱があります。
 この場所を押さえて不快感がある場合は、もしかしたら膀胱がお疲れなのかもしれません。

 腎臓に効くツボ、膀胱に効くツボは、どちらも足の小指F3です。
 →カテゴリ:「腎臓・膀胱のツボ」
 
 ツボを刺激したら、再度、先ほどの不快だった点を押さえてください。
 まだ不快感が残っている場合は、次の胃腸のツボを刺激してください。

 【お腹全体のあちこちの圧痛点】
 上の肋骨から、下の骨盤の骨で囲まれた部分には、胃腸(消化管)があります。
 胃腸の不快点は、先ほどの、肝臓・胆のう、腎臓・膀胱などと範囲が重なる部分があります。
 これまでのツボで解消しきれなかった不快感のある点は、胃腸の疲れなのかもしれません

 胃腸に効くツボは、左足のF1・F6です。
 →記事:「胃腸のツボ ~口唇から肛門までの長い道のり~」

 ツボを刺激したら、再度、先ほどの不快な点を押さえてください。
 変化(改善)があれば、それらのツボは効いていますので、しばらくツボ刺激を続けてください。
 どこを押さえても不快感が無くなるころには、あなたの症状は良くなっているハズです。

 【みぞおちの圧痛点】
 みぞおち(心窩部)の不快感というのは、非常に判別が難しいです。
 肝臓・胃腸などの腹腔内や、心臓・肺などの胸腔内の臓器の異常が反応点として出てきます。
 たとえば、右下腹部にある虫垂(いわゆる盲腸)の炎症でも、みぞおちが痛むのです。

 肝臓や胃腸、腎臓・膀胱などのお腹のツボ刺激でも、みぞおちの不快感が改善しない場合は、
 もしかしたら、心臓や肺が疲れているのかもしれません。
 →次記事:「そのツボ、効いてますか? その2 ~心臓・肺のツボの効果の確かめ方~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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