鍼灸症例:右下腹部痛 長年続くお腹の痛み

 50歳代の女性。右下腹部痛に長年悩まされています。
 病院でさまざまな検査をしても、異常は見つからず、お手上げ状態だそうです。
 痛みの程度には波があり、痛みの強いときは、お腹を抱えて耐えるしかないそうです。
 残念ながら、薬も合わないようです(涙)

 痛みの場所は、右下腹部で限局しています。
 ある1点を中心に、半径1~2cmくらいの範囲の痛みです。

 常に痛みを感じますが、触ると痛みが増します。
 この痛みの程度を治療効果の指標にしました。

 刺激に対して非常に敏感そうな患者さんなので、鍼ではなく樹脂製の井穴刺激ツール
 「ピソマ」 を使うことにしました。  →外部リンク:「皮膚考学研究所」

 まずは循経取穴で右下腹部と関連する、右F1F6にピソマを貼ってモミモミすること3分間。
 お腹の圧痛は、半分くらいに改善(10→5)。

 今度は胃腸の交感神経の抑制を目的で、左F1F6をピソマでモミモミ。痛みは、5→2に改善。

 症状が2まで改善したのですが、私は2も残っているのが気になるせっかちな性分です(^^;
 痛みが残っているのは、交感神経だけでなく、副交感神経のはたらき過ぎも混在してるのかな?
 と考え、左右F5をモミモミ…。
 せっかく改善していた痛みが途中でぶり返して来たので中止(2→5)。
 あわてて再度、左右のF1をモミモミすること数分間…(汗)。
 ぶり返し分が元に戻って(5→2)、さらに刺激を続けていると、お腹の痛みがほぼ消失(2→0)。

 もう患部を強く押さえても、痛みはありません。自発痛も消失です。
 患者さんは驚いた様子でしたが、長年の症状が解消して笑顔が戻りました。

 私の判断ミスで、一時的に症状がぶり返してしまいましたが、
 反対の作用のあるツボを使うことで事なきを得ました。
 理論通りに思い通りの治療効果を出せる井穴刺激はありがたいです。
 また、敏感な患者さんにも使える「ピソマ」の開発者、長谷川先生にも感謝です。

 2診目(3日後)
 前回治療後、数時間後に症状がぶり返してしまったので、今度は円皮針で刺激しました。
 ツボをひとつ刺激する毎に、腹部の不快感が変化していきます。
 有効だったのは、左F1(胃腸)、右F2F6(肝臓)、左右F3(腎臓)、右F4(底上げ)でした。
 痛みを感じたら、ご自分でピソマでツボ刺激してもらうようにお願いしましたが、
 結局、症状のぶり返しもなく、井穴円皮針だけで鎮痛を持続できています。

 →施術のご依頼・ご予約は 鍼灸治療院 「はりきゅう中村」 まで
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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