鍼灸症例:過敏性腸症候群 排便時の激しい腹痛

 50歳代の男性。排便時の激しい腹痛でお困りです。
 そもそもは大学時代からお腹が弱くなって、過敏性腸症候群と診断されています。
 それまで気にせず過ごせていたのですが、ここ10年前くらいから悪化してきました。

 最近はとくにひどく、便意を催すと激しい腹痛に1時間ほど見舞われるそうです。
 便の性状は、最初はやや固めの便で、最後は下痢状になり、ニオイも強いそうです。
 激しい腹痛は、排便で全部出し切った後しばらくすると自然と鎮まるそうです。

 毎日排便があるときは腹痛は無く、便秘が2~3日続いた後、腹痛を伴う排便になるそうです。
 便秘下痢交代型・不安定型だと思われます。

 仰向けで寝てもらってお腹を調べると、上腹部やヘソの左右に不快点・圧痛点があります。
 それらの不快点・圧痛点の軽減を効果の指標に治療を行うことにしました。

 鍼は苦手と仰るので、ピソマで井穴刺激しました。

 右F2F6(肝臓の交感神経抑制)や、左F1F6(胃腸の交感神経抑制)で圧痛が軽減。
 副交感神経抑制の左右F5で、先ほど軽減した圧痛点がやや逆戻り。
 交感神経抑制の左右F4で軽減。左右H6でさらに改善。

 ピソマでグリグリ刺激中に、「なんだかお腹がスーッとしてきた」と仰います。

 腹痛(平滑筋の異常収縮)は、副交感神経症状です。
 しかし、便秘が続いた後で腹痛を伴う排便・下痢が起こるので、腹痛に対する治療よりも
 腹痛が起こらないよう、普段から腸の調子・便通を良くすることで腹痛を防げるのでしょう。

 長年の症状なので、しばらく続けて治療が必要だと指導して終了です。
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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