体内時計と睡眠のリズム ~光の刺激と入眠時間~

 朝になったら起きて、夜になったら寝る。
 毎晩、当たり前のように訪れる睡眠のリズムは、いくつもの要因の上に成り立っています。
 微妙な睡眠のリズムは、ささいなことで崩れてしまいます。

 たとえば、日中の活動で疲労が蓄積されてきたら眠たくなるという活動のリズム。
 明るくなったら目が覚めて、暗くなったら眠たくなるという体内時計のリズム。
 このふたつのリズムがちょうど重なることにより、夜に自然な眠りが訪れます。
 逆に言えば、ふたつのリズムがズレてしまうと、眠れなくなってしまうのです。

 睡眠を支配する体内時計を調節しているのは、「光」 です。
 朝の時間帯に光を浴びると、夜早い時間に眠くなり、朝早く目覚めやすくなります。
 反対に、夜の時間帯に光を浴びると、夜眠たくなる時間も、朝目覚める時間も遅れます。
 「朝の光は早寝早起き」を、「夜の光は遅寝遅起き」を招くはたらきがあるのです。

 まず、学生など若い人に多い不眠が、寝付きにくくなってしまう不眠症です。
 パソコンやゲーム、コンビニなど、夜に強い光を浴びることで体内時計が遅れてしまいます。
 さぁ寝よう!と思ってもなかなか寝付けず、その結果、朝遅くまで眠ってしまうことになります。
 体内時計が狂うと心身の調子を崩して、学業や仕事など社会生活にも支障が生じます。

 夜寝付きにくい不眠症は、朝早く起きるようにして、日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。
 そして夕方以降は、出来るだけ光を浴びないように心がけてください。
 →カテゴリ;「体内時計と自律神経」

 次に、お年を召された人に多い不眠が、朝早く目覚めてしまう不眠症です。
 高齢になってくると、活動量も減り、必要な睡眠時間は短くなってきます。
 それなのに、早めの時間に寝床に就くと、当然のことながら早朝に目覚めることになります。
 若い人とは反対に、体内時計が早まってしまい、生活リズムが前倒しになってしまうのです。

 早朝に目覚めてしまう不眠症は、あまり朝日を浴びないようにして、お昼寝も控えましょう。
 寝床に就く時間を遅らせて、それまでの間は布団に入らず、身体を起こして過ごして下さいね。

 →次記事:「身体活動と睡眠のリズム ~肉体疲労しなければ寝付きにくい~」
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク