鍼灸症例:左膝の痛み 階段の昇り降りで膝が痛い

 70歳代の女性。3ヶ月ほど前より左膝が痛くなりました。
 整形外科で膝の関節腔内注射や、整骨院で治療を受けるも全く改善がありません。

 この患者さん、何の問題もなく正座をすることが出来ます。
 膝を完全に曲げても、全く痛くないのです!(本人さんが不思議がっています)

 膝の症状が出るのは、左足で踏ん張ったときだけです。
 左足で片脚立ちすると、右片脚立ちに比べて明らかに不安定な感じがするそうです。
 階段の昇降など、左脚で全体重を支えるときに左膝関節がズキッと痛むそうです。

 痛みを訴える場所は、左膝の内側と前外側面です。
 痛みが出る姿勢で痛みを感じる部位を押さえても圧痛点などは全くありません。

 膝は曲がる。曲げても痛くない。膝の局所治療をしても無効。左足に力を入れると痛い。
 やはり、膝関節部そのものにはトラブルは無さそうです。
 痛みの発信源は、どうやら体重を支えるときの左足・足の指でしょう。

 左足の指や足の甲を丹念に押さえて調べると、いくつもの激圧痛点があります。
 「なんでこんな場所が痛いの!?」と思われるほどです。

 左足の親指、脾経上の2点と肝経上の1点に円皮針。
 左片脚立ちをしてもらうと、足底の内側の不安定さがなくなっています。
 足底の外側の不安定さが目立って感じるそうです。
 左足の甲(左第4・第5中足骨間)、胆経の圧痛点への円皮針で、足底の不安定さは全て解消。

 この時点で、左片脚立ちをしても膝の痛みは出なくなっています。
 ただし、階段を昇り降りする動作では、左膝前面の痛みは、まだ残っています(10→6)。

 膝前面と関連する胃経上には反応点を見つけられなかったので、左F6を井穴刺絡。
 これで体重負荷時の左膝前面の痛みは、6→3に改善。
 改善があった脾経(F1)・肝経(F2)・胆経(F5)の井穴刺絡。
 これで膝の痛みは、だいたいOKです(1~2くらい?)。

 再燃がないか確認&完治させるため、しばらく続けて通院するよう指導しました。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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