鍼灸症例:頚椎ヘルニアと診断されている首の痛み

 30歳代の男性。首の右後ろから右肩甲骨にかけて痛みを訴えます。
 病院では頚椎ヘルニアだと診断されているそうです。

 天井を仰ぎ見ようと首を後ろに曲げると、右後頚部から右肩甲間に痛みが走ります。
 首の後屈動作が辛いので、うがいをすることが出来ないそうです。

 ちなみに、頭を下げて患部をストレッチするように前屈しても痛みは出ません。
 そして痛みを訴える患部を触診しても、明らかな圧痛はありません。
 痛みを感じる場所に必ずしもトラブルがあるとは限らないのが筋痛のややこしいところです。

 「上を向くと頸椎の隙間が狭くなって神経を圧迫…」なんて洗脳されているのでしょう(^^;
 →カテゴリ:「神経の圧迫で痛みが!?」

 後屈時痛で伸展される側である首の前面の治療をやってみました。
 身体の前面は、陽明(大腸経・胃経)なので、まずは大腸経の右H6をピソマでグリグリ。
 これで後屈時痛は半減しました(10→5)。
 次に胃経の右F6をピソマ刺激。残りの痛みもだいたい良いようです(5→1)。
 まだちょっと違和感があるとのことなので、胃経上の足の甲の圧痛点にピソマ。
 これでスッキリしたようです(1→0)。

 身体は、前後左右上下のバランスで成り立っているのが興味深いです。

 また痛くなってきたら、ご自宅でもピソマ刺激してもらうよう指導して終了です。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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