こんな症状も鉄不足!? ~不定愁訴の原因は「かくれ貧血」かも~

 血液検査で貧血(ヘモグロビン減少)だと言われなくても、鉄不足であることがあります。
 貧血になった時点では、すでに鉄不足は深刻な状態で、体内の鉄分が枯渇寸前なのです!
 →前記事:「プチうつ症状の原因は鉄不足かも? ~かくれ貧血・潜在性鉄欠乏症~」

 【不活発・代謝低下】
 血が赤いのは、赤血球のヘモグロビンが赤いから。理科の授業で習いましたっけ(^^?
 体内の鉄分の約7割は「ヘモグロビン」として存在し、全身の細胞に酸素を運搬しています。

 鉄不足でヘモグロビンが少なくなると、全身に十分な酸素が行き届かなくなってしまいます。
 疲労感・倦怠感、めまい・立ちくらみ、注意散漫など、高山病のような酸欠症状が出てきます。
 酸素不足を補うため、血液を多く送り出そうと心臓が頑張って、頻脈・動悸がすることもあります。

 また鉄は、全身の細胞がエネルギー(ATP)を生み出すときにも必要な物質です。
 鉄欠乏でエネルギー不足になると、疲労感や倦怠感・脱力感、冷えなどの症状が出てきます。

 鉄不足になると酸欠&エネルギー不足で代謝が落ち、身体が不活発になってしまうのです。

 【頑固な筋肉のコリ】
 血流に乗って全身に酸素を運搬するヘモグロビンですが、筋肉の中にも鉄分があります。
 赤血球のヘモグロビンから酸素を受け取って筋肉内に蓄える鉄分が「ミオグロビン」です。
 ちなみに、お肉が赤いのはミオグロビンが赤いからです(^^

 貧血で酸欠になると、筋肉のミオグロビンも酸欠になるワケです。
 緊張した筋肉が弛緩するにも酸素が必要で、酸欠になると筋肉の緊張が解けなくなります。
 筋緊張が肩や首で起こると、凝って凝って仕方ない頑固な肩こり・首コリになるのです。

 【皮膚・髪・爪の症状】
 女性が大好きなコラーゲンですが、体内でコラーゲンを作り出すには鉄が必要です。
 お肌のためにせっせと食べても、鉄不足になるとコラーゲンが減ってきてしまいます。

 鉄不足だと、皮膚はもちろん、皮膚の親戚である髪や爪が弱くもろくなってしまうのです。
 お肌のハリがなくなってきたり、髪が抜けやすくなったり、爪が薄く割れやすくなります。

 【精神・メンタル症状】
 脳内で鉄は神経伝達物質(脳内ホルモン)の合成にも関わっています。
 適度な緊張と鎮静をもたらす「セロトニン」や、睡眠リズムを調節する「メラトニン」、
 やる気・元気を生み出す「ドーパミン」・「ノルアドレナリン」などの合成に鉄が必要になります。
 鉄不足だと、やる気が出なく落ち込みやすくなり、睡眠障害などのメンタル症状も出てきます。

 これらの症状は、貧血に至る前の 「かくれ貧血(潜在性鉄欠乏症)」 の状態でも出てきます。
 あなたの抱える症状が、「かくれ貧血」が原因かどうか、検査してもらいましょう。

 →次記事:「フェリチンでかくれ貧血をチェック! ~鉄は女性に美と健康をもたらす~」
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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