井穴刺絡のやり方 ~想像以上に痛くありません!~

 一般の人でもセルフケアで効果を出しやすいツボ治療が、井穴(せいけつ)への刺激です。
 →記事:「井穴刺激のやり方 ~刺絡・お灸・円皮針・ピソマ~」

 指先のツボ 井穴への最も強い刺激方法が、「井穴刺絡(せいけつしらく)」 です。
 「井穴刺絡」 とは、指先のツボ 井穴に出血刺激を加える治療方法です。
 →カテゴリ:「井穴刺絡療法」

 井穴刺絡のメリットは、治療の直後効果の大きさも、効果の持続性も良いことです。
 お灸や円皮針などで効果が無くても、刺絡なら効果が出せることがあります。

 デメリットは、出血させるので清潔な施術・衛生操作に気をつける必要があること、
 そして、刺絡(出血刺激)のやり方が少々難しいので練習が必要なことです。

 できれば専門の先生の治療を受けて、実技指導してもらう方が良いです。
 セルフケアされるときは、もちろん自己責任でお願いします。

 【刺絡に必要な道具】
 1.アルコール綿花
 刺絡を行う部位の皮膚を消毒し、血液を拭き取るために必要です。
 ドラッグストアなどで、「カット綿(化粧用コットン)」 と 「エタノール」 をお求めください。
 割高ですが既製品のアルコール綿もあります。使い切りパックなので便利かもしれませんね。
 →外部リンク:「【楽天市場】 アルコール綿」

 2.刺絡用の鍼
 裁縫針などは、刺すときの痛みが強いわりには出血しないのでNGです。
 プロである はり師は、三稜鍼(さんりょうしん)という鍼を使います。

 セルフケアに使うなら、血糖値測定用の採血用穿刺器具 「ファインタッチ」 がオススメです。
 テルモ社のこの製品が最も痛みが少なく、十分な出血刺激が得られます。
 →外部リンク:「【楽天市場】 メディセーフ ファインタッチ MS-GN02」(穿刺器具本体)
 →外部リンク:「【楽天市場】メディセーフ針(ファインタッチ専用)MS-GN4530」

 注)穿刺器具には針は付属してません。器具本体と使い捨ての専用針の両方が必要です。
   たいていの場合、穿刺器具本体を販売しているお店なら、専用針も販売してます。

 【井穴刺絡のやり方】
 あなたの症状に見合った指先のツボ 井穴を選んで、アルコール綿花で拭きます。
 井穴を鍼で穿刺し、指を絞って30~40回の出血刺激を加えます。
   手足の井穴図手足の井穴図
 井穴の詳しい位置は、爪の縦線(赤)と、横線(青)との交点です。
 爪が丸みを帯びている人は、爪の横と縦の最も出っ張った点の接線の交点です。
 だいたい、50円玉の穴くらいの大きさの範囲で結構です。
 ファインタッチの鍼の長さは、手は 「3」 、 足は 「4」 くらいが目安です。
   井穴の位置井穴の位置

 井穴刺絡の効果を出す上で最大の注意事項は、毎回十分な出血刺激量を得ることです。
 残念ながら、出血刺激量が足りないと効きません(涙)

 福岡井穴刺絡研究会 ぎんなん治療院の先生が、動画をアップして下さいました。感謝!
 
 上記の動画では左手の薬指H5の井穴刺絡ですが、ほかの指先のツボも同様のやり方です。

 治療効果を確実に出すために必要な1回出血刺激量は、上記の動画くらいの量が必要です。
 絞り出した点状の血液が、大きな玉になって垂れ落ちてくる程度の出血量です。(1:54)

 垂れるくらいの出血量を1回とし、ひとつのツボにつき合計30~40回の出血刺激を加えます。
 (上記動画では説明のため7回しか出血させていませんが、合計30回ほど行ってください)

 足湯や手湯で真っ赤になるくらい温めてから刺絡をすると、十分な出血量が得られます。
 もし途中で、血の出が悪くなったら、もう一度ファインタッチで同じ場所を刺してください。

 【井穴刺絡の頻度】
 井穴刺絡の効果は、たいていの場合、刺絡を行ってすぐに現れます(8割くらい)。 
 敏感な人では刺絡をしている最中に症状の改善を実感できることもあります。

 直後効果が無い場合でも、最初の1週間で5回(5日)続けざまに井穴刺絡を行います。
 それでも改善がなければ無効と判断して、別のツボを試すなどします。

 改善するものの、まだ症状が残っている/ぶり返す場合は、継続して井穴刺絡を行います。

 2週間目は、2日に1回(週に3回くらい)。
 3週間目は、3日に1回(週に2回くらい)。
 4週間目は、4日に1回(週に1回くらい)。
 あとは症状が出たときに随時です。

 この治療頻度はあくまで目安です。
 症状の辛い日は、間隔を詰めて治療して構いませんし、調子が良ければ空けてください。
 症状が解消&再燃もなければ、そこで終了してください。

 【衛生管理】
 ファインタッチ器具本体は、あくまで個人専用で使用してください。
 たとえ家族でも、使い回しはしないでください。

 ファインタッチの針は、一度の治療が済んだら捨てて下さい。
 朝に治療して、同日の夜に治療をする場合でも、その度に針を交換してください。

 もし万一、鍼を刺した場所が赤く腫れて痛むことがあれば、刺絡を中止してください。
 そして、すぐに医師に相談してください。

 ご自宅でのセルフケアで出たゴミは、お住まいの自治体のルールに従って処理してください。
 自治体によって処理方法が全く異なりますので、直接お尋ねください。
 →外部リンク:「在宅医療廃棄物の取扱いガイド.PDF(日本医師会発行)」

 出血刺激のさせ方のコツは、こちらの動画もご覧下さい。
 
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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