鍼灸症例:間質性膀胱炎 頻尿・尿意切迫感・陰部の痛み

 60歳代の女性。膀胱炎による諸症状でお困りです。
 排尿後30分もしないうちに尿意を催しますが、トイレに行っても少ししか出ません。
 夜中にも3~4回はトイレに起きます。蓄尿時や排尿後に鈍い痛みがあります。 
 常に膀胱に違和感があり、一日中膀胱のことばかり気になって非常に不快です。

 尿検査をしても細菌は検出されず、間質性膀胱炎の疑いが濃厚と言われています。
 確定診断の検査(膀胱鏡)が大変なので、様子見になっているそうです。

 4~5年前から排尿に勢いがなくスッキリ出ず、残尿感もあったそうです。
 3年前には膀胱頸部硬化症(膀胱の尿の出口が硬い)と言われています。

 硬化症による排尿時の乱水流で膀胱粘膜が刺激され炎症が生じているのでは?
 粘膜の炎症のため、疼痛や過敏性(尿意)が生じるのでは?と考えました。

 治療としては、膀胱の出口(括約筋)を緩めて排尿を促すF3、陰部の痛みにF2、
 そしてこれらのツボの効果を増強させるF4・H6のツボ刺激です。
 ご自宅ではピソマで毎日刺激してもらいました。

 1週間後。ずいぶん良くなってきました。
 夜間のトイレがが3~4回から2回くらいに、昼間は2~3時間おきに落ち着いてきました。

 排尿後1時間ほどで少し尿意を感じるものの、あまり気にならない程度です。
 蓄尿時の痛みは半分くらいに、排尿時の痛みは6割くらい(4割減)です。

 尿の勢い・排尿量は変化なしですが、以前に比べるとものすごく楽だそうです。
 前は膀胱のことが頭から離れなかったのが、最近は忘れる時間が増えているそうです。

 器質的変化(膀胱頚部硬化症)があるので、尿の勢いはすぐには改善しないでしょう。
 スムーズな排尿で膀胱粘膜への刺激が減り、頻尿や疼痛が改善されたのだと思われます。
 しばらく治療を続けてもらうことにしました。

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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

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