スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鍼灸症例:舌痛症 口腔灼熱(バーニングマウス)症候群

 60歳代の女性。
 5年前に右下奥歯のインプラントの治療後、その部分に接触する舌に違和感を覚えました。
 だんだん悪化して、何軒もの口腔外科・心療内科で診てもらうも、改善がありませんでした。
 現在では口腔内がヤケドをしたような感じと、舌の右側を中心に舌全体に痛みがあります。

 口腔内の痛む場所を押さえてみても、圧痛(過敏点)はありません。
 顎や舌を動かしたところで痛みに変化(増悪・寛解)はありません。
 咀嚼筋や舌骨筋などには目立った筋緊張・圧痛点はありません。
 舌を左右に動かすと、舌の側面につっぱり感があります。

 筋肉や口腔など末梢にはトラブルは無さそうです。
 どうやら痛みを感じる脳や痛みを伝える神経が異常興奮している慢性痛のようです。。。

 舌のつっぱり感と自覚的な痛みの変化を治療効果の指標にしました。

 1回目(初日)
 左右H3の井穴刺絡。深呼吸がしやすくなるとともに、舌・口腔の痛みが改善。
 舌・口腔を消化器の一部ととらえて左F1を刺絡。無効。
 経絡を考えて右F6を刺絡。有効。
 慢性痛(中枢性の痛み・痛覚過敏)に対して、左右H5・F5、有効。
 この治療で、舌痛は10→5、口腔灼熱感は不変、舌のつっぱり感は10→2に改善。

 2回目(翌日)
 昨日の治療から再燃もなく、前回終了時の状態から治療スタート。
 舌の痛みは、初発の右奥歯周辺が強く、左半分はあまり気にならないとのこと。
 前回の治療内容に加え、左F1F6、右F2F6、百会右も有効。

 舌のつっぱり感は解消。口腔灼熱感は10→5、舌痛は5→3~2に改善。
 患者さん曰く、頭の刺絡がよく効いたらしい。

 3~5回目(翌々日から連日)
 舌・口腔内の痛い場所が、インプラント部分に限局してきたそうです。
 舌と奥歯が接触して痛いような感じだそうです。
 前回によく効いた頭部刺絡を中心に施術しました。

 5年と長い罹患期間のため、慢性痛になっているものと思われます。
 口腔内には異常は無いものの、脳が痛いと錯覚している状態です。
 脳の錯覚(神経の異常興奮)を鎮めるには、最初のうちは頻繁な治療が必要です。

 →カテゴリ:「★治療院のご案内」
ブログのご案内

はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
 また、病気を予防・回復させる生活改善も提案しています。
 みなさまのご健康に、少しでもお役立て頂ければ幸いです。
 また、どんな事でもお気軽に、ご質問・ご相談ください。
 応援、よろしくお願いします。

ブログ内を検索
カテゴリ一覧
井穴刺絡の治療院リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。