うつに効くツボ ~うつの身体症状と自律神経~

 うつ病は、慢性的なストレスで、脳細胞が萎縮してしまった状態です。
 神経伝達物質が減り、脳細胞同士の連絡が途絶え、脳のはたらきが低下している状態です。
 →記事:「うつ病とストレス ~うつ病はストレスによる脳細胞の萎縮~」

 はたらきが低下しているのは脳だけでなく、ストレスにより自律神経も乱れています。
 自律神経のはたらきが悪くなると、メンタル症状だけでなく、身体症状も出て来ます。
 →カテゴリ:「ストレスと自律神経」

 最初のうちはストレスに立ち向かうため、戦闘モードの交感神経が活発になります。
 心身はつらかったけど、まだ何とか頑張ることが出来たときの状態です。

 慢性的に交感神経の過活発が続くと、リラックス出来ず緊張を解くことが出来なくなります。
 心臓や肺、胃腸や筋肉などに、様々な交感神経のはたらき過ぎによる症状が出てきます。

 心臓や肺の交感神経のはたらき過ぎが起こると、胸苦しさや息切れ、動悸などの症状が、
 胃腸の交感神経症状には、口渇・ドライマウス、食欲不振、胃腸炎、便秘などの症状が、
 筋肉の緊張が解けないままだと、肩こりや頭痛、腰痛など、コリ・痛みが出るようになります。
 また、全身で交感神経のはたらき過ぎが起こると、寝付きが悪いなどの睡眠障害も起こります。

 これらの症状に効くツボは、まずは全身の交感神経のはたらき過ぎを抑えるH6・F4のツボ、
 呼吸器や心臓の交感神経症状にはH1・H3、胃腸の交感神経症状には左F1・F6のツボです。
   手足の井穴図手足の井穴図
 これらのツボに、刺絡をするか、円皮針を貼るか、お灸をします。
 →カテゴリ:「井穴刺激のやり方」

 肩こり・首コリ、頭痛や腰痛など、筋肉のコリ・痛みのツボは、こちらをご覧ください。
 →カテゴリ:「首の痛み・首コリ・肩こり」   →カテゴリ:「頭痛・片頭痛」
 →カテゴリ:「腰の痛み・腰痛症」

 交感神経の過活発な状態が続くと、やがて環境の変化に合わせてうまく変動できなくなります。
 アクセルの交感神経を緩めることはもちろん、踏み込むことも出来なくなってしまいます。
 余計なところで活発になったり、必要なときに活発になれず臨機応変に対応できなくなります。

 交感神経が活発になれないと、相対的な副交感神経のはたらき過ぎが起こります。
 起床困難や倦怠感、めまいや立ちくらみ、吐き気などの副交感神経症状が出てきます。
 そんな副交感神経症状に効くツボは、手足の薬指H5・F5です。
 ブレーキの利きすぎを抑えることで、ちょっと心身を活発にさせます。

 身体症状がマシになって動けるようになったら、無理のない範囲で運動してみてください。
 →前記事:「うつに効く運動! ~有酸素運動は強力な抗うつ剤~」
 →カテゴリ:「ストレスマネージメント」

 心身ともに辛いあなたのうつが、早く良くなりますように!
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はりきゅう中村@大阪

Author:はりきゅう中村@大阪

 心身相関の考えから、身体の健康とメンタルヘルスに取り組んでいます。より簡単・安全で、より効果的なセルフケア(家庭治療)を紹介しています。
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